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オルゴール療法士・オルゴールセラピスト講座 レポートY.K.さん

1 オルゴール療法を学ぼうと思った経緯

 私は17年間、保育士として働き続けていましたが、美しい音楽を心から愛していて、もっと音楽に携わる仕事をしたいという強い思いを持ち続けていました。

現在の保育士という仕事も勿論好きで、子どもたちの大切な命を預かり、一人ひとりのその後の人生に大きな影響を及ぼすこともある責任感とやりがいのある仕事だと思って働いてきました。

今まで出会ってきた子どもたちと日々過ごす中で、子どもたちの先の成長に見通しを持ちながら、毎日安心して生活し、喜んで意欲的に遊べる環境を提供できるように、一生懸命頑張ってきたつもりです。

でも、一度きりの人生、本当にしたいことは何だろう?と自分の心に尋ねると、音楽に携わることが一番だったのです。
趣味のオーケストラでフルートを演奏したり、6歳になる長男にピアノを教える時間は私にとっていつしかかけがえのないものとなっていました。

そして約1か月半前、次男が産まれ、3年間の育児休暇をいただけることとなりました。
自分に与えられた育児、家事の合間の自由な時間を自分の将来に向けて意味のあるものにしたいと思い、以前から興味があった音楽療法の本を読み、音楽療法についてインターネットで調べてみました。

しかし、保育園で私が普段保育士として行っているような手遊びを、大人の方々に対して行っている音楽療法の現場をインターネットの動画で幾つか拝見したのです。

現在の音楽療法の現場は、美しい生の音楽をクライエントの方々に提供し、癒しや元気を届けながら、様々な症状を改善していくという私の思い描いていた様な内容と少し違うのではないか?と感じてしまっていました。

音楽療法の勉強を続けるべきか迷ってしまい、何も出来ずにいたところ、偶然オルゴール療法のセラピスト講座が行われていることを知ったのです。

まさにこれだ!と思いました。スイスオルゴールに関しては、10年前にその美しい音色に魅了され、どうしても手に入れたくて、当時、一番音色が私の心に響いたアンティークの72弁を思い切って購入していました。

いずみホールのオルゴールコンサートに出かけたり、旅行先にオルゴール館があれば必ず足を運んで、癒しや元気を届けてくれるオルゴールの不思議な力を感じていました。

オルゴール療法に関しても、会報誌を拝見して、症例などを知るたびに、オルゴールにはやはり目には見えない力があるのだと驚き、感動していました。

オルゴール療法について、知りたい、そして勉強して学んだことをすぐには仕事に出来なくても、自分の周りの心身の不調に悩んでいる人々のために役立てたい。
特に、パーキンソン病に苦しむ義父のために役立てることが出来たなら、どんなに幸せなことだろうと思ったのです。

そして、1か月半の息子を連れて、3日間のセラピスト講座に断られるのを覚悟で申し込んだところ、快く受け入れていただいたのです!

主人には、反対されましたが、子どもの感性も育つことを伝え、何度もお願いし、何とか許してもらいました。

セラピスト講座に赤ちゃんを連れていくことで、他の参加者の方々に迷惑をかけてはいけないという思い、また、完全母乳で育てていて、乳腺炎になりやすいため、授乳は上手く出来るだろうか?という不安と緊張の中、大阪のオルゴールセラピー研究所に到着しました。

私の不安と緊張を吹き飛ばすかのように、笑顔でスタッフの方々が迎えて下さり、「赤ちゃんはベビーカーの上よりも、布団の方が体を動かせて良いでしょう?」「講座の行われる部屋の中に、布団を用意しておきましたよ」と言って下さいました。本当に有難かったです。

また、母乳かミルクかを尋ねていただいて、母乳であることをお伝えすると、周囲の方々に見えないよう授乳できるように、授乳用スペースまで用意していただきました。

2 オルゴール療法をどの様なものと捉え、何に感動したか?

そして、いよいよ講座が始まりました。
初日はオルゴール療法の創設者、佐伯所長からオルゴールの原理、オルゴールセラピストとしての心得を中心に、人の身体の仕組みについて、自然界の原理について、現代社会が人々の身体にどの様な悪影響を与えてしまっているのかなど、幅広く教えていただきました。

2日目は保健師、助産師としても長年活躍され、幅広い知識と経験を積まれたオルゴールセラピストの島さんに、実際にオルゴールを使用してのグループ療法をしていただきました。

また、カウンセリングの方法を教えていただきながら、講座受講生同士で2人1組となり、クライエントとセラピストに分かれてカウンセリングの練習をさせていただきました。

さらに、オルゴールの色々な聴き方、扱い方を体験しながら学んだりもしました。
3日目は、オルゴールの知識(仕組み、操作、メンテナンス)について、スイスオルゴールの調整をされている方から学んだ後、再び佐伯所長から様々な症例におけるオルゴール療法の効果について学びました。

佐伯所長の人体に対する知識とクライエントがオルゴール療法を続けるなかで心身の不調が改善されていく具体的な症例についてもたくさん教えていただき、驚きと感動の連続でした。

その後、関連法規についても勉強しました。
それぞれの講師の講義は一言一言に無駄な言葉が一切なく、前もって勉強を全くしていなかった私にとっては少し難しいところもありましたが、どんどん心の中に染み込んでいきました。

とても充実した3日間でした。
現代の人々の心身の不調のほとんどは、人的、物的環境によるストレスから来るものであること、そのストレスから来る病気を抱え、不眠で悩んだり、悪い環境から影響され抵抗力をなくして、種々の症状が表面化しているのだとわかりました。

現代医療では種々の症状に病名をつけ、それらを治すために一つひとつの病気に薬が処方されます。結果、薬や手術の功罪があって副作用に苦しみ、生活の悪環境も手伝って身体を元に戻す力を失っていくケースが多いと思いました。

学んでいくうちにオルゴール療法は、動物の本能を司る脳に直接働きかけて、人間が本来持っている自然治癒力を引き出し、心身の恒常性を取り戻す健康法であるとわかりました。

「なぜ、オルゴールにはその様な驚くべき力があるといえるのだろう?」と普通はそう簡単に信じられないと思います。そのことを理解していただける一番のポイントは、オルゴールが人の可聴域(20~2万Hz)を超える3.75Hzの超低周波から10万Hz(100kHz)という高周波をカバーする特異な楽器であるということです。

私たちは普通、音を大脳でとらえます。しかし、オルゴールの音波は大脳の奥にある「脳幹」にまで届いてしまうことが実験によって明らかになっています。
「分子レベルにまで影響を与えている」と主張する研究者もおられるそうです。
この「脳幹」は「生命を維持する器官」であり、多くの病気の大本をおさえている器官なのです。

医療には、「薬物療法」、「化学療法」「免疫療法」「物理療法」などがあります。そして、これらの療法以外に「音楽療法」があります。

日本音楽療法学会の日野原重明先生は次のようにおっしゃっておられるそうです。
「音楽的な一連の音は不思議な仕組みで、人の耳を介してその人の大脳半球の皮質(聴覚領)で認知され、その音の響きやリズムによって、聞く人の心を安定させます。認知された一連の音波は自律神経系に投影されて、心臓の心拍を鎮めるとか痛みを軽くする、あるいは不眠状態にある患者さんをリラックスさせて休ませるといった働きをする。そういうことが、だんだんわかってきたのです」

音楽に、今まで私は疲れた時は聴くことで癒され、自分で演奏することによって、生きるエネルギーをもらってきました。

しかし、オルゴール療法にはそれ以上の力があるのだと、佐伯所長の講義を受け、オルゴールの身体中に響く力を講座の中で体験し、自宅でも息子たちと毎日布団の中でオルゴールの心地よい音色、響き、振動を感じながら深い眠りにつく中で実感するようになりました。

しかしオルゴール療法の素晴らしさは、低音から高音のバランス、響き、鋼の鋭い音、高音の透明度、低音の重厚さ、「1/fのゆらぎ」のテンポ、優れた編曲と調律によるバラエティ豊かな音色など、「気持ちいい」という精神的作用だけではありません。

それはスイスオルゴールの持っている音の周波数が、熱帯雨林などの深い森の中の音の周波数と同じであることに関係しています。

なぜ、熱帯雨林などの深い森の音の周波数が人間の身体に必要なのか、その理由については、以下の通りです。
人間にとって最も良い環境は、熱帯雨林や原生林、海や滝や川のそばです。深い森は動物にとって住みやすい優れた環境です。

その森は、色も匂いも食物も肌触りも音も、私たち人間の五感を満たす条件が全部揃っている優れた環境なのです。
「病気を治すには森の中が一番良い」と言われているように外界からのストレスがなく、人間が本来持っている自然治癒力を引き出すのに最高の環境なのです。

人間は物を感知する大脳を発達させてきましたが、その奥にある動物の本能である脳幹・視床と言われている部分が生きていく上で最も大切で、その脳幹と視床下部が正しく機能することが心身を正しくすることになるのです。

脳幹と視床下部に直接働きかけて正しく機能させるためには、熱帯雨林などの深い森の中に存在する、生命を維持する豊富な超低周波から超高周波までの音の幅が必要なのです。

何とオルゴールの音の周波数の幅は、この様な脳幹と視床下部まで直接とどくことのできる熱帯雨林などの深い森の音の周波数と同じだったのです!

この事実に私は驚き、オルゴール療法の素晴らしさにさらに心を動かされました。
オルゴールのその幅広い音の周波数が、脳の中枢・脳幹にまで物理的に作用していることを今、自分の身体で体験し、学びつつあります。

オルゴール療法とは、薬を使わず、脳を正すことで、自律神経とホルモンの分泌を正常にし、様々な疾患を同時に治癒していくことのできる唯一の療法だと思います。

疾患によっては時間がかかることはあっても、美しいオルゴールの響きを聴き、癒されながら、身体が自然治癒力によって正しい元の状態に戻っていくとは、何と素晴らしいことなのでしょうか!

3 今後、オルゴール療法をどの様に使って行きたいか

 私は、パーキンソン病に苦しむ義父に、この素晴らしいオルゴール療法を知ってもらい、少しでも良くなって貰いたいと強く思うようになりました。

講座終了日の深夜、次男に母乳を与えながら、パーキンソン病の4つの症例を読みあさり、短期間で4人の方々がそれぞれオルゴールを聴いて血流がよくなり、体温や血圧が上がっていたり、手で物をつかめるようになり、腕が軽くなっていたり、文字が書けるようになり、指の震えが止まるなど、驚きの結果を次々と報告されていることに嬉しくてたまりませんでした。

それらの症例を義父に話し、信じていただくためにも、まずは自分でオルゴール療法について勉強を続けながら、グループ療法にも参加していきたいと思っています。

今はまだ、私自身が勉強不足で義父にオルゴール療法について尋ねられた時にしっかりと受け答えできる自信がないので、パーキンソン病以外の症例についても研究所の本を読んだり、佐伯所長の本「オルゴールは脳に効く!」を読み、学んでいこうと思っているところです。

そして、できるだけ早くに義父にオルゴール療法について正しく伝え、一緒に大阪のオルゴールセラピー研究所に足を運びたいと思っています。

セラピストになるためには、私自身、もっと多くの知識と経験を積むことが何より大切だと思っています。自分と1か月半の次男、6歳の長男に毎日オルゴールを聴かせる中で、子どもたちの成長、体調の変化、私自身の体調の変化をみていこうと思っています。

まだまだ全てが始まったばかりですが、講座終了後、毎日2時間以上はオルゴールを聴くようになって、私の推定骨量が5日間の間に体重は増えていないのにも関わらず、家庭用の体重計ではありますが、1.7kgから1.9kgへと上がりました。

そして、胃腸がやや弱いため、腹痛がひどい夜に、腹部にオルゴールを裏向けに充て、繰り返しねじを巻きながら眠ったところ、翌朝はお腹の調子がとても良く、すっきりしていたことにも驚きました。

隣で眠っている長男は私の枕元でオルゴールを鳴らすようになってから、眠ったまま私の布団に転がってきて、私の枕の上で汗をたくさんかきながら、眠ってしまうということが、3日間続いています。

まだ1か月半の次男も、夜間、眠たいのに入眠できず、ぐずり泣きする時、すぐに抱いてやりたくても鍋に火をかけ、そばを離れにくく待たせてしまう時などにオルゴールをそばで鳴らしてみると、泣き止んで聴き、鳴り止むまでには眠ってしまうことがとても多いです。

以前は泣き止むまで抱っこで入眠するのを待つこともあったのですが、オルゴールが鳴りやむまでには自然に眠ってくれるので、とても助かっています。

そして、次男は1か月半にして、3日間連続してオルゴールセラピー研究所の講座を母と一緒に受け、オルゴールを母と一緒にたっぷりと聴かせていただいたのです!

次男は素晴らしいオルゴールをたくさん聴かせていただいたことも影響してか、目覚めているときはますます元気にお腹から声を出し、手足を動かし、運動するようになりました。

講座終了後も自宅でオルゴールをたっぷりと聴かせ、たった2日しか経たない間に、泣き方にもお腹が空いた時の激しい泣き方、かまって欲しい時の甘えた泣き方など、感情表現が以前より驚くほど豊かになりました

そして4日後には殆ど右ばかり向いていた首の筋肉が、どちらにもよく動くようになり、私が右から声かけると右、左から声かけると左にすっと首を動かして、じっと見つめてくれるようになりました。

1か月後、半年後、1年後の子どもたちの成長を楽しみに見守りつつ、自分自身も知識、経験を高め、いつしか身近な人々の心身の不調をオルゴール療法で楽にして差し上げることのできるセラピストになれるよう、焦らず努力していきたいと思います。これからも、よろしくご指導お願い致します。