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オルゴール療法にたどり着いた長い道のり

 まず、オルゴール療法にたどり着いた長い道のりからお話いたします。私は大変切実な心配事抱えておりまして、実は主人は平成14年の7月及び平成15年4月に多発性脳梗塞を発症しておりましてもう10年になります。
 その原因と言いますのは、主人は産婦人科の開業医で当時は産科もしておりまして、近年のお産は高齢出産も増え、リスクも高く大変神経を使っておりました。
 生命の誕生という大変感動する仕事ではありましたが夜間分娩となりますと徹夜状態で、朝9時からは外来診療が始まり、その疲労たるや大変なものでした。それに加えタバコは1日2箱、ストレスによる肥満(当時体重は92kg)水分不足が拍車をかけていたものと思われます。
 平成14年度の脳梗塞では脳血流が異常に低く激務に追われていた放射線科医の次男が千葉の大学病院から飛んで来た程でした。平成15年度はより重く、寝たきりになっても不思議ではありませんでした。幸い、当時から血圧だけは135~75前後で年齢に依るもの忘れは多少ありますが、認知症は出ませんでした。
 以後リハビリを始め、投薬(パナルジン・バイアスピリン・ザンタック・ガスター・ユベラゴールド・リベロ)、健康飲料(タヒチアンノニジュース)整体治療、温泉療法、食事療法(64kg迄落とし、現在は70kg前後)等良いと思われることは随分ためして来ました。
 後遺症としましては左手足のマヒ、多少言葉が出ずらいという事で、現在介護認定は酔う支援②、身体障害者手帳を所持し、障害者等級は③で杖を使用しております。
 実母が脳梗塞から認知症になり、主人の母も認知症でしたので認知症に対する恐怖と、寝たきりになってしまってはと思い、かなりのストレスを感じておりました。今年に入り、体調を崩すことも多くなり、「頭がぼ~としている」と良く言う様になりました。時に気圧に左右されるようでした。
 又、雨が降らない限り、出かけていた散歩も行かなくなり、近くにある本屋さんに行く位でした。その好きな本も1冊も読み切る事もなく、中途半端で次野本を買って来る次第でした。
 そのような折、友人であるS邸におじゃました際、同じく友人であるJ氏より、突然「うさちゃん(私のニックネームです)オルゴール療法ってすばらしい方法があるんだよ」と言われました。私は「え~オルゴール?」と首をひねりました。
 私の知識にあるオルゴールは、子供の頃に持っていたエリーゼのために程度のもので単なる宝石箱としか理解しておりませんでした。Sさんのとてもステキなお宅に行くたびに大変美しい宝石箱が置いてあり、とても気になっていたのですが、中には高価な宝石が入っているのだと思い込んでおりまして、失礼にあたると思いまして手に触れる事はありませんでした。
 正にそのオルゴールこそがスイス、リュージュ社のカノンでした。医療用ではないので音が弱いとの説明でしたが、その美しい音色に大変感動しオルゴールに対するイメージが一変しました。オルゴールに対して失礼でした。
柴山さんはあるデパートでこの美しい音色に出会い、即、購入されたそうですが、彼女のすばらしい感性にも感動しました。
 私はJ氏を大変信頼しておりまして、彼の言う事にはまちがいないと確信し、もうこれは元町のオルゴール研究所に行くしかないと、J氏にお願いし、早速体験に行きました。
 沢山の美しい音色のオルゴールに囲まれ、体が暖かくなり、至福のひと時を過ごしました。聞き終わりましたら肩コリがすっかり解消され、幸福に満たされた思いで家に帰る事が出来ました。
 主人は常日頃「人に尽くしたい」「人の役に立ちたい」「仕事に復帰したい」と言う切なる思いがありまして、今迄いろいろありましたが患者さんに対しまして、誠実に接していましたのを目のあたりにしておりましたので「よ~し、オルゴールを購入しよう」そして「正しいオルゴールの使い方を学ぼう」「オルゴール療法セラピストになり主人を元気にしよう」「私、そして私を取り巻くすべての人にこの美しい音色を広めよう」と思い、即決でオルゴールセラピスト認定講座を申し込み今日に至る事が出来ました。
オルゴールが届きましてから「オルゴール療法日記」を書いて来ましたので発表させて頂きます。


5月4日
待ちに待ったオルゴールが夕方届きました。
リボンが掛けられ、その美しい包装に研究所の皆様の思いが伝わり、心が温かくなりました。
主人には本当の事が言えず、友人からお借りした事にしました。
職業柄理屈にうるさいので、どうの、こうの言わず「脳幹を刺激し、脳血流を高め、とても体に良いものなの、私は真剣なの」と言いました。
15分程聞かせましたが、まるで音楽に関心のない主人はさほど興味を示しませんでした。
5月5日
昼食後、めんどくさそうな主人をフローリングの床に寝かせ、30分程度聞かせましたが、起き上がるのにひと苦労で大変でした。
「う~ん、ここでめげたら何にもならない」と思いまして、まして1日おき位に体調不良でしたので、気げんを観ながら焦らず、無理せず、主人の楽な姿勢で聞かせようと作戦を立てました。
只この晩は二人とも死んだ様な深い眠りにつく事が出来ました。
5月6日
何となく嫌そうな主人のそばに胡蝶蘭と、カサブランカを置き椅子に座らせ、30分程度聞かせました。
すると胡蝶蘭の色が少し濃くなり、カサブランカは生き生きとしておりました。
この説明のつかない現実に主人は「何だ、これは?」と驚きました。
私は「シメタ」と思いました。
後は寝室のベッドの枕元で30分、ふくらはぎの下に置いて30分聞かせました。
5月7日
本日の主人は昨日の事もあり、とても協力的で、気げん良く昼食後オルゴールを頭に付けて30分、ベッドで枕元で30分ふくらはぎで1時間聞かせました。
5月8日
昼食後頭にオルゴールを付けて聞かせておりますと「トイレに行きたい」と言い出しました。30分聞かせた後ベッドで1時間かせました。
何となく心が落ち着き、気分が良いのではと感じました。
5月9日
昨日と同じ様な方法でオルゴールを聞かせたのですが、今日も途中で「トイレに行きたい」と言いました。
夜、入浴する時に左ふくらはぎのむくみがだいぶ取れている事に気が付きました。
主人も素直に認めてくれてとてもうれしかったです。
5月10日
今日の主人は積極的にオルゴール療法に取り組んでくれる様になりまして、ふくらはぎにオルゴールを置きたがりました。今日もやはり「トイレに行きたい」と言い出し、決して便秘症では無いのですが、主人なりの解釈で「これは腸が活発になっている」と言い出しとてもうれしかったです。
5月11日
主人はやる気満々になっており、いつもの方法でオルゴール療法に取り組みましたが、ふくらはぎには1時間に時間をのばしました。オルゴールをふくらはぎにあてると、左太ももがやわらかくなる事に気がつきました。
5月12日
昨日と同じ方法で取り組みまして、私はオルゴールの原理を何も話した事はないのですが、主人なりの解釈で「これは交感神経と副交感神経を刺激しているのだ」「おれの場合は副交感神経が弱いので、交感神経に良いのだ」というしまつでした。
オルゴール音色についても「お寺の鐘の様だ」と感想を言いました。
5月13日
いつもと同様に取り組みましたが、脳梗塞の後遺症からくる皮膚炎が治った後の皮膚の赤みがかなり残っていたのですが、少しうすくなったと私に告げてくれました。
5月14日~16日
同様の方法で毎日取り組んでおりました。
17日より3泊の予定で栃木県の鬼怒川温泉に行く事になっておりました。
会員制のホテルで主人が比較的楽に行く事が出来、良く行くのですが、これはもう、オルゴールを持って行くしかないと思いました。
5月17日
まだまだ体調に波があり、行けるか心配したのですが、ホテルに着いた時はホッとしました。(自宅から特急で2時間程です)
早速、ベッドの上に置き、聞かせました。
鬼怒川ではいつも同じマッサージ師さんをお願いするのですが「体が以前よりやわらかくなりましたね」と言われました。
徐々に回復してきたとは言え脳梗塞後遺症の主人は左握力ゼロで左手はグローブのようにむくみ左足もパンパンでした。
その当時から思いますと夢の様です。
5月18日~19日
共鳴箱は無いものの積極的にオルゴール療法に取り組みました。
5月20日
無事に自宅に帰る事が出来ほっとしました。そしていつもと同様にオルゴール療法に取り組みました。
今日からオルゴールを聞かせる時間を2時間~3時間にのばしました。
5月21日
昨日と同じ方法で取り組みました。
主人はもともと頭はまっ白に近い方でしたが、心もち黒くなった様に思いました。
5月22日
体調に波があり、たまにある勉強会にほとんど出席出来なかったのですが、久しぶりに出かけました。
場所は埼玉県春日部市で自宅から電車で30分程ですが夜6時より2時間半程で結構疲れる様です。
5月はこの様な感じでオルゴール療法を続け、体の変化を観察して来ましたが毎日祈る思いでオルゴールのゼンマイを巻き続けました。
主人主体で私はどうしても家事もあり二の次になってしまうのですが、介護疲れのストレスが少し解消され、心が落ちついて来た様な気がします。
主人は埼玉県羽生市(群馬県に近い)出身で子供の頃は通学に片道6kの道のりを歩いたおかげで体力が付き、ここまで回復したとは思いますが、オルゴール療法を取り入れる事により益々がんばって続けて行こうと気持ちを新たにしました。
まだ、たった1ヶ月弱にもかかわらず、回復の兆しが見られましたので希望が見えて来たと思っております。
6月に入り梅雨という事で体調不良で「頭がぼ~としている」と言っておりますが、随分気持ちがリラックスしてきた様に思います。精神的安定が大なのでしょうか。
6月13日
同じ様にオルゴール療法を続けております。
今日はS邸で、J氏とのコラボでミニオルゴールコンサートが開催されました。
私は喜び勇んで出かけました。
ディスク型オルゴールも2台あり、シリンダー型オルゴールも何台もありました。
20人を越える人数が集まり大盛況でした。
途中体験談発表もあり、私も主人も体験をお話する事が出来ました。SさんJ氏に感謝です。
6月15日
今日からまた2泊の予定で鬼怒川に行く事になりました。
もちろんオルゴールも一緒です。
主人の体調が良さそうなのでいつもの時間より少し早い特急に乗り、まず日光を目ざしました。そのままバスに乗り中禅寺湖迄行きおいしいおそばを食べる事が出来ました。中禅寺湖は日光よりバスで1時間以上もかかり10年ぶりに来る事が出来ましたので感激でした。
その後タクシーで日光迄もどり東照宮近くにある王重の塔に行きました。王重塔は内部公開で、職員でさえ観た事が無かったそうです。足場が悪くどうしようかと思いましたが、スベラない様、転倒させない様主人を支え、必死でした。今思うと「よくあそこまで歩けたなあ」としみじみ思いました。
6月16日
ホテルでオルゴールを聞かせた後夕方いつものマッサージ師さんに来て頂いたのですが、「むくみが随分取れましたね」と言われました。
6月17日
だいぶ歩いた事もあり、疲れてはおりますが、家に帰りぐっすり眠る事が出来ました。
6月18日
今日も3時間程オルゴール療法に取り組みました。
主人は入浴する時はいつも浴槽内で体を洗ってしまうのですが出た後に浴槽内を見ましたら以前より汚れている様に思いました。これはデトックス効果なのでしょうか。
6月19日~21日
毎日オルゴール療法に取り組んで降りますが、もうすぐ講習会が始まり、主人の体調も気になるのですが、無事行く事が出来ます様祈るばかりです。
12日に理容室に行ったばかりなのですが「なんだか髪が伸びるのが早いかしら」と思いました。
6月22日~24日
講習会のために帰りは10時位になってしまったのですが、オルゴールはベッドで1時間ほど聞かせました。
ただ体調はあまり良くなかった様です。
6月25日
講習会で効果的なオルゴールの聞き方を学び本当に良かったと思います。早速主人に取り入れていろいろな方法をためしてみました。夕方「昨日は理容室に行って来た」と聞かされました。私は「え~?」と思いました。以前は1ヶ月に1度程度でしたので驚いております。
6月26日
体調不良はあるのですが、以前は夕方近く迄ベッドに伏せっている事もよくありましたが、きちんと朝食を取ってから休む様になり起きている時間が長くなった様に思います。
血色は良い方でしたが、ほほに赤みが増しました。
6月27日
午後2時より友人のマッサージ師の方に来て頂きました。
「少し痩せましたか。顔がスッキリしています」と言われました。ベッドでは「頭の下にオルゴールを置いてほしい」と言われ30分程聞かせました。後はいろいろな角度で試しています。
6月28日
主人は草加市主催の筋トレ体操に1週間に一度参加しているのですが、オルゴール療法を始める前は参加出来ない事も多かったのですが、この療法を始めてからは参加日数が増えました。本人は帰って来ましたら「ビッコは引いているがおれが一番健康そうに見える」と言っておりました。
以上6月28日迄たった2ヶ月足らずの日記ではありますが注意深く観て来ました。わずかながらの主人の変化に希望を見出す事が出来ました。オルゴール療法によりやわらかくなった筋肉も一晩眠ると戻ってしまうのですが、根気よく続ける事により改善されると信じております。
一日中主人と過ごしていますとギクシャクし、イライラする事も多かったのですが自分自身を省みる事が出来る様になり、随分穏やかになれました。「なんとオルゴールは人造りもするのだ」とつくづく感じました。
これからも主人の日記は付けて行き、皆様に良い報告が出来たらと思います。
音楽音痴の主人がカノンは何度聞いても飽きないと言い出したのにはびっくりです。「名曲とはそういう物なんだなあ」
カノンに感謝、感謝です。
さて6月22日から講習会を受講させて頂きました時の感想等述べさせて頂きます。
待ちに待った講習会の日が来ました。
私の家から元町迄約2時間がかかるのですが、胸一杯の期待をもってわくわくしながら出かけました。
初めてお目に掛かる佐伯先生は上品で肌も綺麗で手も大変美しかったです。「う~ん、これは絶対オルゴールのおかげだわ!」と確信しました。
先生のお話は楽しく、興味深く、事前に著書、テキストを頂いておりましたのである程度の知識はありましたが、直接先生から脳幹を刺激し、交感神経と副交感神経を刺激する事により自然治癒力を高め、脳血流を改善し自然治癒力を引き出すとのお話は大変納得できました。只オルゴールを聞くのでは無くオルゴールを体感する事により、いかに音の響きが大切であるか、しみじみ解りました。
電気を通して聞く音より、自然の音の大切さを学ばさせて頂きました。
現在は器造りをしていないとも話されておりましたがまったくもって、その通りだと思います。
先生はお薬の話をされておりましたが、ちょっと余談になるのですが、実は主人にもこんな話があります。
ある患者さんに「先生、ついでに風邪気味なので風邪薬を出して下さい」それに対して主人は「風邪薬など無い。うまい物を食べて、温かくして寝れば治る」と言いますと、患者さんには「先生儲かりませんよ」と言われてしまいました。この様なやりとりを私も看護士さんも聞いておりましたので思わず笑ってしましました。
主人は西洋医学を学んだ人間ではありますが、むやみに薬を出す事を嫌い、「人間には自然治癒力がある」という事を力説しておりましたので、先生のお話は大変うれしかったです。
受講生のおひとり、Aさんがウツになり、大変に御苦労されて話は説得力がありました。何を隠そう私自身も経験があります。
どんなに辛かった事でしょう。何となく目がうるうるしてしまいました。
6月24日の最終日、先生にトップバッターで指名され、「お友達にオルゴール療法をどのように説明しますか」と言われまして、私は「脳幹を刺激します」とだけしか答えられず只々焦りました。お恥ずかしい限りです。先生の著書及び、テキストを繰り返し読み、より深く学んで行きたいと思います。自身をもってわかりやすく説明出来ます様努力してまいります。
調律師の嶋田氏の話も大変わかりやすく「なる程なあ!」嶋田氏のオルゴールに対する愛情、熱意を感じました。
3日間を通して先生の見識の深さ、オルゴールに対する愛に深く感銘致しました。
良き受講生の皆様にも恵まれ、とても幸せでした。
J氏が「やっとたどりつく事が出来た」と申しておりましたのもうなずけます。私に取りましてもオルゴールとの出会いがディバインタイミング(聖なるタイミング)であった事を実感しました。
さてこれからの事なのですが、今はカノン一台しか所持しておらず、主人に集中的に聞かせているのですが、(アンボイナ、願わくはディスク型もほしいです)
私自身、20年以上前、交通事故によりアゴの骨を骨折しておりまして口の中から手術をする事が出来たのですが、歯にすき間が出来、今でも下口唇に違和感があります。
左手はもともと握力が弱かったのですが、その怪我以来より力が無くなってしましました。オルゴール療法により、今後どの様に変化して行くか、期待したいです。良い報告が出来たらと願っております。
今すぐとは行きませんが、長男も産婦人科医で、主人が産科をやめた後、外来のみの診療という事で大学病院から戻って来てくれました。特に婦人科の場合も原因のわからない不妊症、等色々ある様です。息子の意向もあるでしょうが、息子と連携出来たらと願っています。それにはまず主人からじっくり攻略して行きます。
たかがオルゴールではなく、確かにオルゴール療法で良くなっているのです。私はこの真実に生き、真実に対して誠実に生きたいだけです。
縁あって、うちの子になってくれたカノンが愛おしいです。「うちの子になってくれてありがとう出逢えた事に感謝、感謝です。」
最後に佐伯先生、ご子息の一成氏、スタッフの皆様、良き御縁があり、講習会で出逢えた皆様に深く感謝致します。
もう一つ絶対忘れてはならない事があります。
このオルゴール療法へ導いて下さいました、JU氏、SJさんに感謝致します。お二人とも私のお手本です。
                  平成24年6月29日 K.K.さん