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認定オルゴールセラピスト養成講座課題レポート  2013年11月12日 K.I. さん

実施日:2013年11月1日㈮~11月3日㈰ 
場所:日本オルゴール療法研究所東京本部

1.オルゴールセラピーを受けようと思った経緯
 
 私がオルゴール療法を受けるようになったのは、ジストニアという神経の病気の疑いがある私に看かねて叔母と母に薦められたのがきっかけでした。ジストニアとは、脳や神経系統の何らかの障害により、持続的または不随意的に筋肉が収縮したり、固くなったり、自分の意思どおりに動かなくなり、異常な動作や姿勢になる難治性の疾患です。

1.1 発病
 私が身体に異変を感じたのは、2012年1月頃でした。字を書き始めると無意識のうちに非常に力が入ってしまうのです。しかし、私はもともと筆圧が強く、力が入ってしまうことに関してあまり気にしていませんでした。私は当時大学3年生で、就職活動を始めたばかりで、企業に提出する履歴書やエントリーシートを1日何枚も書かなくてはならない状態でした。

4月頃になっても、力が入りすぎる状態は変わりません。むしろ悪化しているように思えました。就職活動での筆記試験では、試験終了には間に合うものの、右手(腕)が筋緊張を起こし、素早く鉛筆を動かすことができませんでした。また、普通の体勢で書こうとするとペンが右に滑ってしまうという現象も起こり、座りながら体勢を寝かせなければ字が思うように書けなかったり、身体の右側でペンを動かさないと書けなくなっていました。しかし、就職活動の忙しさか、このような状況になっても「何とかなる」、「こうなっているのは今だけ」と思うようにしていました。

6月になっても状態は悪いままでした。肩こりも前にも増してひどくなり、夏であることもあり、字を書くときの力みで汗が出てしまい、エントリーシートが濡れてしまうことも頻繁にありました。だんだん書くスピードも遅くなり、力が入りすぎてとうとうペンを持った右手が震え、動かなくなってしまったこともありました。休めば少しは回復するものの、書き始めてしばらくすると、また硬直してしまい、また休めなければならない、そのような状況でした。これは絶対におかしいと、この頃やっと思えました。

1.2 病院での治療①
まず、インターネットで自分と同じ症状があてはまる記事を探し、病院は神経内科を受けた方が良いとのことでした。そして自宅の近くで、評判の良い神経内科を探し、まずは自転車で20分くらいの民間病院の神経内科に診てもらうことにしました。ここでは「書痙(字を書く時に出るジストニアのこと)の治療をする」と言われ、向精神薬を二種類いただきました。

しかし、あまりストレスを感じているという自覚はなく、就職活動は何十社も受けなくてはならず大変ではありましたが、内心わくわくしながら楽しんでいました。強いてあげるなら、右手が思うように動かないこと自体がストレスでした。だから、精神薬というものを飲むのにはとても抵抗があり、飲み続けると怖いということも知っていたので、どうしようか迷いましたが、一種類だけ症状が出た時に飲むもので、止めたいときに止められる薬は飲んでみることにしました。

履歴書を書く前にこの薬を初めて飲んだ時は、少し眠くなるものの力が入りすぎず、とてもすらすら書けました。しかし、2回目、3回目と飲んでいると、抗体ができてしまったようで、あまり効かなくなってしまいました。ここで普通なら、薬を変えるか増やすことをするのだと思いますが、それが怖かったので、病院を変えることにしました。

またインターネットで調べていると、このような神経の病気が漢方で改善されるという記事を見つけ、漢方を処方してもらえる自宅近くの整形外科へ通うことになりました。漢方は口に合わず1日食前食後の6回も飲まなくてはならず、飲むのは大変でしたが、副作用がないので続けることができました。しかしながら、3か月飲み続けても、あまり効果が見られず、主治医にも「困ったねぇ」と言われ、やむなく断念しました。

1.3 就職活動終了・社会人生活の開始
11月初旬ごろ、長い間続いた就職活動の末、希望する会社に内定を頂けました。これで、履歴書を書いたり、筆記試験を受けたりと、字を書かなくてはならない環境から脱却することができました。そのときから、あまり薬に頼らなくても生活できるのではないかと思えるようになり、服用していた漢方薬も飲まなくなりました。

大学は卒業論文を書かなくてはならなかったのですが、パソコンのキーボードのタイピングは何の不自由なく行うことができたので、卒業論文を完成させ、提出することができました。どうしても書かなくてはならない時だけ書くようにしていました。

そして、今年4月、社会人生活をスタートさせました。最初は、「今は処理とかもほとんどパソコンだし、字を書くことは少ない」と勝手に思っていました。しかし、私のデスクにはパソコンがなく、直属の上司には、しばらくはパソコンが用意できないと言われました。研修のレポートも手書きで書けと言われてしまったのです。

実際に書いてみると、やはり力が入り、姿勢が歪んでしまいます。それをみた上司が、「姿勢が悪いぞ。体の正面に紙を置いて、正面で書きなさい」と言いました。そのときに初めて自分の右腕のことを上司にお話ししました。すると、同情し、励ましてくれ、「ゆっくりでいいから」という言葉をかけてくださったのです。この時、私はここで働いて行けそうだと思えました。

しかし、現実は甘くありませんでした。研修中は当然書くことが多く、レポートも4種類くらいのものを出されました。一日の中で、朝は比較的調子がいいのですが、夕方頃になると右腕が凝り固まってしまいます。それでも無理をして書こうとするので、まるで就職活動中のときの状況に戻ったようでした。しかしながら、社会人である今となっては、就活中とは違い、自分のペースではできません。

そうした中で、ストレスもあり、毎日気疲れが多くありました。そのせいか、以前よりも悪化し、字を書く時だけではなく、日常的に行うすべてのことで右腕がうまく使えない状態になってしまったのです。一番顕著に出たのは、食事を食べる時です。自分は正面で食べたいのに、右手がどんどん右にずれていってしまい、食べようとするときに筋肉が硬直してしまうのです。ひどい時は右手が全く使いものにならず、コンビニでおにぎりやサンドイッチを買って、左手で食べるようにしていました。家でもおにぎりにしてもらったり、左手でスプーンやフォークを使うようにしていたこともありました。

4月の終わりのころ、やっと私のデスクにパソコンが設置されました。これでちゃんと仕事ができる、そう思いました。しかし、いざ、パソコンのキーボードを使ってみると、スムーズにブラインドタッチができなくなっており、Enterを押そうとすると、右手が右に行きすぎてしまって押すことができなかったのです。パソコンの操作でさえも、右手をコントロールすることができなくなっていました。スマートフォンの操作も右手ではできなくなり、左手で操作するようになっていました。

1.4 病院での治療②
ちょっとこれはまずい、と思った私は、効果がありそうとされる表参道にある鍼の治療院に行ってみました。しかし、良い状態は治療後数時間程度でした。またすぐに元に戻ってしまいます。ここには、2回通いましたが、先生に「2回目で全く効果がなければ、MRIなどの精密検査を受けた方が良い」という言葉をいただいたので、家の近くでMRIなどの施設が整っている神経内科で診てもらうことにしました。

診察の中で手足の感覚の検査を行って、そこで初めて、「ジストニアかもしれない」と言われました。しかし、そこの先生はあまりジストニアという病気に詳しくなく、千葉大学病院の専門の先生に診てもらうことを勧められました。ただし、紹介状を書いて予約すると1か月~2か月かかるということだったので、その間は、こちらの病院で薬を出してもらうことにしました。処方されたのは、グラマリールという手足が勝手に動いてしまうのを抑える薬です。最初は1錠から始まり、後に2錠に増やしましたが、全く効果はありませんでした。これが4月末から5月初めの出来事です。

1.5 オルゴール療法との出会い
そして同じころ、私のことを心配して叔母から母に、ジストニアっていう病気にも効くと思う、と「オルゴール療法」の薦めを受けました。私の叔母はバセドウ病を患っており、以前からオルゴール療法を受けていました。まずは、そのころあまり体調が優れなかった母がオルゴール療法を受け、快方を実感して帰ってきました。いつも夕方になると息苦しく、台所に立っているのがつらかったようなのですが、それがたった一回の療法でよくなったそうです。

私はその話を聞いて、オルゴールで本当に自分の病気がよくなるのか、不信感でいっぱいでした。オルゴールを聞いて癒されるのはよくわかるのですが、体の不調まで取り除いてしまうなんて考えられませんでした。でも、話だけでも聞いてみようと、5月5日東京の日本橋にある日本オルゴール療法研究所に母と行くことにしました。

一番始めにお話を聞くことになったのは、セラピストの梅原さんのお話でした。梅原さんの関節リウマチの経験は凄まじく、それが快方されたのは素直に凄いと思いました。でもそれは自分にはあてはまるのだろうか、他の病気がよくなっても自分の病気はよくならないのではないかと、まだまだ信じられません。

その日、初めてのオルゴールでの療法も体験しましたが、聞いている最中も不信感でいっぱいなので、いい音がしてるな、という程度の感想でした。療法が終わってから帰るとき、少し体が軽いという感覚でした。でもそんなすぐに効果が出るものではないとはわかっていたし、家でも母がオルゴールを購入していたので続けるだけ続けてみることにしました。

1.6 退職、そして正式にジストニアと診断
毎朝毎晩聞くようにしていたのですが、会社に行っている時間が長く、就寝前と起床後15分ずつしか聞く時間がありませんでした。こうしている間に仕事では無理をすることが多くなり、このままだと会社にいても仕事にならないというところまできてしまいました。電話取りでのメモができない、パソコンの素早い操作ができないというのは、致命傷でした。

上司にも相談し、こんな体でも何かできる仕事はないか聞いてみたものの、難しいという返事でした。決断を急ぐな、今やめることはないと言ってくださる上司もいらっしゃいましたが、仕事にならなくては会社にいても意味がない、まずはこの病気を治すことが先決だと思い、5月末で退社することになりました。この日から、病気療養が始まりました。

6月10日、紹介状を書いてもらっていた千葉大学附属病院へ行く日がやってきました。手足の感覚や筋力の検査をし、4月と同じく全く異常がありませんでしたが、念のためMRIを受けるよう言われ、6月末に受け、7月1日にその結果をうけ、正式に「右上腕のジストニア」という診断を受けました。この日からアーテン錠というこの病気に一番効くとされる薬を処方され、服用していました。

最初の1週間は1錠、副作用が出なければ2週間目から2錠飲むように言われました。1週間、2週間経っても副作用が出なかったので、飲み続けていると、一か月がたったころ異変を感じました。夜中に動悸が激しくなり、息苦しく、同時に不安感に襲われました。心臓がドクドクいっているのが聞こえてきました。30分くらいで収まりましたが、こんな感覚は生まれて初めてで、非常に怖かったです。

最初はストレスなのか、副作用なのかわからなかったので、翌朝1錠だけ飲んでみました。すると3時間後、前夜と全く同じではなかったものの、動悸が激しくなりました。このときから、この薬はやめました。千葉大付属病院の先生には、ボツリヌス毒素治療(ボトックス注射)という感覚を麻痺させて力を抜く治療も勧められましたが、右腕に注射すると、別のところにジストニアの症状ができてきてしまう(モグラたたき状態)かもしれないというデメリットがあることを聞いて、怖くなり断念しました。この病気に一番いいとされるアーテンをやめなければならない、ボトックス注射も怖い、このときオルゴール療法しかないと思い、真剣に続けてみようと思えたのです。

1.7 オルゴール療法の効果
とは言いつつ6月、7月中も半信半疑ながらも、週2回以上療法に通い、家でも毎日2時間半くらい聞いていました。そのころ、オルゴールを聞いた後に食事をすると、少し右手を動かしやすくなっている気がしました。8月初めころ、オルゴールを聞いている最中に冷房をつけていても体が熱くなるようになり、右腕全体がジリジリと手先から何かが抜けていく感覚がありました。

また張っている右腕にオルゴールをあててみたところ、2回(30分)程で張りが引いているのがわかりました。それを続けていると、今まで牛乳パックを左手に持って注いでいたのが、右手でできるようになっていたのです。しかし、また状態が悪い時に戻ってしまいます。療法を始めてからよくなったり、悪くなったりの繰り返しなのですが、3、4、5カ月と療法を続けていくと、悪くなる時に前ほどの悪い状態にはならなくなっていることが、自分の右腕の調子からわかります。

たとえば、調子が悪いと思っても、前は手を洗う時にどうしても右手が右にずれていってしまっていたのに、ひじが上がるだけで済んでいるとか、そのような具合です。

9月までは、よくなったり悪くなったりが、3日くらいのスパンで来ていて、悪い時はどん底に突き落とされたように辛かったです。しかし、9月15日に研究所で行われた勉強会に参加して、自分がオルゴールを聞いている量がまだ少ないということに気付かされて、多い時で1日5時間くらい聞くようになっていたせいか、10月に入ってから、そのスパンがずっと長くなった気がします。

いい状態が長く続き、食事をするときも以前に比べ楽に箸をすすめることができるようになりました。ここ2週間くらいその状態が続いています。もうひとつ、嬉しいことに、仕事を始めてからできなくなってしまっていたパソコンのブラインドタッチができるようになったのです。Enterを無駄な力なく押せるようになりました。今はここまでの改善を生活の中で感じられていますが、今後もしっかりと療法を続けていき、さらに良い状態になることを期待したいと思います。

1.8 オルゴール療法への感謝
今は全く薬は服用していないので、オルゴール療法のみでここまで回復したことになります。まずオルゴール療法を勧めてくれた叔母と母には感謝しています。もしこの療法に出会ってなければ、西洋医学の薬に頼り、一か八かでボトックス注射も受けていたことでしょう。

医者からは、薬はこれからどんどん増やしていくことになるでしょうと言われていたので、最初の薬で副作用が出てくれた自分の体にも感謝しなければと思っています。そして、何より、最初は不信感でいっぱいで、オルゴール療法にも自分から行くというよりも行かされているという感覚の方が強かった私を、説得し、希望を持たせてくださった佐伯吉捷所長をはじめ、東京本部のセラピストの方々には心から感謝しています。セラピストの方や、療法を受けられている方とお話しているうちに、能動的な気持ちで療法に行けるようになった気がします。

今回このセラピスト養成講座を受講したいと思ったのは、近い将来、私が何の不自由なく、生活を送れるようになり社会復帰した時、胸を張ってオルゴール療法でここまで改善したと言いたい、そのためには、なぜオルゴールがこの病気を改善させたのかしっかりと自分自身も理解しておく必要があると思ったからです。

オルゴール療法を受け始めた頃の私のように、オルゴール療法なんて信じられない、宗教っぽいなどと感じている方々がまだまだ大勢いらっしゃると思います。でも、どの治療を行っても改善されない方や、薬の副作用に苦しんでいる方々がたくさんいらっしゃるのも事実です。

そういった方が何かのきっかけでオルゴール療法にたどり着き、私の話を聞いて、少し療法を試してみよう、もしかしたら自分の病気も改善されるかもしれないなどと感じてほしいと思いました。このように、自分自身のオルゴール療法の経験から、まずは療法に通う第一歩を踏み出すお手伝いをしていきたいと思っています。

2.オルゴールセラピーの理解・感想
2.1 オルゴール療法とは
オルゴール療法とは、オルゴールが持つ周波数で脳の中枢部の血流の増加を促し、免疫力を高め、自然治癒力を引き出すという根幹療法であり、これは「脳が正しく機能すれば、身体はよくなる」という原理に基づいています。

生物の進化の過程は、海から海岸へ、そして人間はやがて森の奥へ生活の場を移していきました。この森の環境こそが人間の最も住みやすい環境といえ、脳の発達も森に適合していきました。熱帯雨林の環境には、100キロヘルツの高周波が含まれた響きがありました。脳の中枢である脳幹と視床下部にこの音を最大限に取り入れていくことを人間の体は要求するようになりました。

しかし、現代の都会ではこのような自然の環境音は消えてしまい、脳がしっかりと機能されなくなり、ストレスが溜まりにたまり、自律神経をコントロールできなくなってしまいました。結果、血行が悪くなり、抵抗力を弱め、免疫力も低下し、人々は様々な疾患を抱えるようになりました。

つまり、人間の身体の健康を維持するために一番必要なのは、脳の中枢に行き届く自然の環境音なのです。この環境音を出すことが可能であることがわかったのが、スイス製のオルゴールです。このオルゴールの生の響きには、生命を維持するために大切な3.75ヘルツの超低周波から10万2千ヘルツの超高周波が存在していることがわかっており、これが、熱帯雨林や深い森に相当するとされています。

この響きが、脳の中枢に響き、脳波に刺激を与え、心身の恒常性を取り戻します。では、この脳の中枢である脳幹、視床下部とは、身体においてどのような働きをしているのでしょうか。脳幹は、心臓と肺の働きをコントロールし、視床下部は自律神経・末梢神経、体温調節、代謝を調節する働きをしています。

すなわち、人間の生命を維持するのに重要な役割を果たしていると言えます。自律神経やホルモンの分泌が乱れてしまうことで、血行が悪くなり、体温が下がります。また白血球の増減が乱れるため、自己免疫力を低下させていきます。これにより、病気を引き起こすのです。よって、オルゴールを脳の中枢に響かせ、脳幹、視床下部の働きを正常にするということは、身体の悪いところを良くしようと自己免疫力を高め、自然治癒力を引き出すということになります。

2.2 この講座で感動したこと
 私はこの講座を受ける前、冷え症はただ冷えやすい体質の人がなるものだと思っていました。エアコンが身体を冷やしている、冬の寒い時期に冷え症になるという解釈は、大きな間違いだったことに気づかされました。この冷え症は、家電製品や、商業施設で使用されている機械などが発している電磁波が起こしているということでした。

 電磁波が血流障害を起こし、身体の冷えを起こしており、この血流障害によって、神経の障害を引き起こしているということにも驚かされました。このとき初めて、電磁波に神経系統がやられてしまうという話の意味がわかりました。

 血行障害は、冷え症をはじめ、高血圧、低血圧、動脈硬化を起こし、脳卒中、がんなどを起こすなど、すべての病気を引き起こす、つまり「電磁波がすべての病気を引き起こす」ということになります。佐伯所長がおっしゃっていた「電磁波が万病の素」は目からウロコでした。

 このことを学んで、私のジストニアという病気も原因の一つにはこの電磁波による血行不良が関係していると考えられるようになりました。実は私も電磁波が自分の症状を悪化させているのではないかと感じていました。MRIを受けた後に少し症状が悪化したり、月に一度パソコンを高齢者に教えるボランティアに参加しているのですが、終わった後に右腕の凝りがひどくなっていたりという現象がありました。

 つい先日ボランティアに参加した後に肩甲骨のほうから腕にかけて凝ってしまいましたが、帰ってローズのカノンを脳に聞かせ、胸に当て血行を良くし、右腕に当てると、ボランティアに行く前の状態に戻すことができました。

 パソコンに限らず、あらゆる電化製品を必要としている現代人にとって、電磁波をなかなか避けては通れませんが、身体が電磁波によって侵されているという意識を常に持って、いつも全身の血行が良い状態であるようにケアをしていく必要があると思います。

3.オルゴールセラピーをどう生かしたいか
3.1 家族へ
 私自身、オルゴールセラピーで非常に助けられた身なので、同じように身体の不調を訴えている人たちをオルゴールで助けてあげたいと思います。まず生かしたいのは家族に対してです。このオルゴール療法に通うようになったのは家族の薦めのおかげでもあるので、これは恩返しをしなくてはなりません。

 様々な恩返しの仕方があるとは思いますが、まずは、オルゴールセラピストの有資格者として、オルゴールを通して家族の身体の不調を取り除いてあげたいと思います。私の両親は還暦を過ぎ、姉も二人の子供を授かっているので、オルゴールの響きで心身を癒してあげたいです。

 家にある2台のオルゴールを家族のその時の体調に合わせて使い分けたり、場合によっては2台同時に使ったりと、適切な療法を心がけたいと思います。このように身のまわりの家族を元気にすることで、オルゴールセラピストとして自信をつけていきたいと思います。

 しかし、ただ家族の療法をしているだけではセラピストとしての成長は少ないと思います。やはり、いろんな症例を知ることが療法の広がりを持たせると思われるので、積極的に研究所で行われているグループ療法に参加し、知識を増やしていきたいです。

3.2 身のまわりの方々へ
また家族に対する療法と並行して、友人や、仕事場の同僚などの身体の不調を訴えている人たちに対しても、オルゴールセラピーを勧めていきたいと思っています。今の日本社会において、ストレスは避けられません。また、職場環境では電磁波も避けられません。

 そのような状況の中で、知らぬ間に心身の健康を害してしまっている人は決して少なくないでしょう。身のまわりでストレスから体調を崩してしまった方がいたなら、一つの選択肢としてオルゴール療法を勧めてあげたいです。そして少しでも興味を持ってくださった方には、セラピーを一度体験してもらい、一回で何かを感じてほしいと思います。

 私自身も最初はこの療法は信じられませんでしたが、実際に一度母と日本橋の研究所に足を運んだ際、セラピストと話し、セラピーを受け、少し身体が軽くなるという感覚を覚えました。そうして何回か通っているうちにオルゴール療法の良さにも気づき始め、徐々にこの療法にかけてみようという気持ちになっていきました。

 おそらく、オルゴール療法を止めてしまう人は、たった数回で効果が見られないから止めてしまうというパターンがほとんどなのではないかと思うのです。私の感覚としては、最初は終わった後に身体が軽くなり、次は療法の最中に身体が軽く浮いているような感覚になり、次に、脳に響いているような感覚があるというように、毎回療法を受けているうちに、オルゴールを身体で感じられるようになっていき、徐々にオルゴールの響きが心地よく感じられるようになりました。

 この「心地よく感じられる」という感覚を身体が覚えるまでセラピーを受けていただけたら、オルゴール療法の良さに少しでも気づくことができ、療法を続けられるのではないかと思います。私もたった数回では本当に悪い部分は改善はされませんでしたが、より長い期間、多くの時間オルゴールを聞いたことで良くなってきているという実感を得られるようになりました。

 身体の不調で苦しんでいる身のまわりの方々が何かの縁でオルゴール療法に出会えたなら、この良さ、心地よさを知ってもらい、オルゴールで身体を良くしようという気持ちになってもらえるように、努めていきたいと思います。

4.オルゴール療法の今後の展望
4.1 医療関係者へのすすめ
 オルゴール療法は我々を取り巻く現代の環境、医療には決して欠くことのできない存在だと言えるでしょう。しかし、現状は、認知度が低く、医者からもその効果を信じてもらえないという状況です。まずは、もっと多くの人にオルゴール療法の確かな原理や効果を知ってもらうことが重要です。

 今回の講座では、データがないと信じてもらえないという話がありました。データがない、根拠がない、だから宗教っぽい、というような勝手なイメージのまま、受け入れられずに医療現場でオルゴール療法を導入しているところは数えるほどしかないことは非常に残念です。

 おそらく、多くの人々は、病院の先生を一番に信用していることでしょう。まずは病院の先生にオルゴール療法の原理と効果を知ってもらい、「オルゴール療法はどんな病気でも効果的である」という認識を植え付け、自分の病院で取り入れたいと言ってもらえるように努めなければなりません。しかし、聞き入れてくれない医者がほとんどでしょう。

 では、どのようにすれば、医療関係者にオルゴール療法を受け入れてもらえるのでしょうか。私が考えたのは、医学部学生や、医療系専門学生など、これから医療現場で働こうとしている人たちを対象にオルゴール療法のことについて知ってもらう講習を開くことです。

 以前にも佐伯所長は学校の講義の中でオルゴール療法についてお話したことがあるようですが、その活動をさらに広げていることが必要だと私は思います。将来医療関係に就きたいと思っている学生にとって、おそらくオルゴール療法の存在は、将来の自分の医療に対する可能性を広げるものになると思います。

 また、今医者として第一線で働いている方たちとは違い、どんなことでも知識として蓄積しておきたいと思っている学生は多いと思います。このように、学生のうちにオルゴール療法を知ってもらうということは、医療現場で働くようになった時、患者さんに対してオルゴール療法をすすめられるような、幅広い視野を持った人材を育てることにもつながります。

 より多くの未来の医者の卵に、オルゴール療法の良さを理解してもらい、将来の医療の中で、オルゴール療法を取り入れた治療が多くの病院で行われるようになれば、救われる患者さんも増え、より世間のオルゴール療法の認知度は上がると思われます。

4.2 改善例を増やすこと
 もうひとつ、オルゴール療法を知ってもらうために必要なことは、症例をさらに増やし、どんどん公に出していくことだと思います。これは、セラピストの自信にもつながり、また同じ病気で苦しんでいる人の励みになります。

 実は私のジストニアと言う病気は、まだオルゴール療法の症例にはありませんが、多くの神経の病気に効果が見られるということが症例集に掲載されている病気から窺えたので、それを励みにしていた部分もあります。

 データがないと信じられないというのは、おそらく病気を持っている患者さんも同じだと思います。自分と同じ病気の人で改善された人がいるのなら試してみよう、と思うことは自然なことです。

 また同じ病気の症例が多ければ多いほど信憑性が増すことも確かだと思います。同じ病気でも人によって症状の出方が様々であったり、オルゴール療法の効果も個人個人で違ったりするはずなので、多くの症例を出しパターン化されることで、「私と同じだ。諦めないで頑張ってみよう」と思える人たちが増えることは間違いないでしょう。

 一人の症例からたくさんの患者さんをオルゴール療法に呼び寄せ、また二人目、三人目の症例を生み、一つの症例集から多くの人たちを救えたら、こんなに素晴らしいことはないと思います。

5.最後に
 今回のオルゴールセラピスト認定講座を受けて、まず私自身のオルゴール療法に対する自信につながったと感じています。オルゴールセラピーの原理を知ることで、オルゴールを身体に聞かせている時、身体の中で何が起きているのか、症状の悪い部分がどのように良くなっていくのかを深く理解することができました。今後、私自身の病気を良くするためにも講座を受けて良かったと心から思えました。

 今、セラピストとしてやらなくてはならないことは、オルゴール療法で自分の病気をしっかりと改善させることだと思います。私の病気が良くなれば、家族が喜び、友達が喜び、そして何より、自分に自信がつきます。ここ約二年間の間、右手が思うように動いてくれず、今年四月から就職できたものの、二か月足らずで退職してしまい、何もかもに自信を失くしていました。

 しかし、このオルゴール療法であともう少しのところまで改善され、少しずつ自信を取り戻してきました。これからのさらなる改善に向け療法を続け、完全に自信が持てるようになった時、オルゴールセラピストとしても、一社会人としても、胸を張って人生を全うできることと思います。そして、オルゴール療法での経験から、また一人でも多くの人たちを救っていけたらと思います。

 11月1日からの3日間、有意義な時間を提供してくださった、佐伯所長、佐伯店長、佐伯マネージャー、横浜の阿佐美さん、東京本部のセラピストの皆さん、そして本講座の受講生のみなさん、ありがとうございました。

参考資料
オルゴール療法士オルゴールセラピストレクチャーテキスト
NPO法人ジストニア友の会 ジストニアについて
http://www.geocities.jp/dystonia2005/dystonia.html
難病情報センター ジストニア(平成23年度)
http://www.nanbyou.or.jp/entry/2355