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療法用のオルゴールって、どこが違うの?

難しいタイトルを選んでしまって後悔しています。音の美しさが何故大切かということに触れなければならないからです。
音を作るときに、先ず音の素材があり、それを増幅する器を決めます。次に調律の仕方をどれにするか?で美しさが大きく異なります。
スイス製のオルゴールが美しい音色を持っているのは、音の弁に使うハガネの材質にあり、堅めであるために、音に腰があるのです。その分、折れやすいので、ぎりぎりのところで選んであります。
調律では、純正調と平均調の中間の調律法が選ばれます。即ち音に出来るだけ濁りのない調律法と言えるのです。音を同時に出したときにごりのない音は重なりが自然で、いわゆる自然倍音が沢山です。音の重なりに厚みが出ます。音の重厚さに影響してくるのです。
音を重ねたときに、高音と中音と低音という風に音域をおおまかに表しますが、メロディーの高音域はとても大切です。しかしそれを支える低音域音もとても大切です。よくコーラスで、低音域の人はメロディーが単調で面白くないと言います。それを「上の音域を支える重要な音だから」と指揮者になだめられていますが、目立たないところで大切なのです。
さまざまなオルゴールの音を測定をして行くうちに、美しい音を持つのは、即ち音が良く交ざり合い、音のふくらみが豊富なのは、中で最も重要なのは中音域であることが、オルゴールの音の測定で改めて判ったのです。
大阪大学の産業科学研究所の無響室やオルゴール療法研究所のホールでさまざまな音を測定したときに美しいオルゴールの条件は中音域の音の厚み、ふくらみにあり、これが心地よさ、音が皮膚から入る感覚、深い睡眠、真のリラクセーションになって行く重要な要素の一つと言えるのだと判ったのです。
オルゴール療法ではこの音が重要です。耳や脳が嫌いな音、拒絶反応を起こす音では、長く聴くことが出来ないからです。少し小さな音でも、倍音を豊富に持つ意味で、美しい音がとても大切だと言えましょう。脳の中枢部に働きかけて機能を正常にするために、効果のある音と響き合いが大切なのです。    参考: 療法用のオルゴール