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眠りと音楽

 ”音楽により質が高い快適な睡眠が演出できるか”というテーマで睡眠コンサートが開催され朝日新聞の朝刊に掲載されたことがオルゴールセラピストから報告されました。曲によって眠りに誘ったり目覚めさせたりして様々な曲が演奏されました。
眠りに誘う曲として、バッハが作った「ゴールドベルグ」、「まどろむがよい、疲れ果てた目よ」。目覚める曲としてはプッチーニの「誰も寝てはならぬ」(トゥーランドットより)が選ばれました。演奏開始から約30分で寝息が漏れはじめ8割が眠りに落ちたとのことです。
 真のリラクセーションから深い眠りはとても大切なことです。副交感神経を優位によるリラクセーションは血管を広げ、全身に栄養と酸素を届ける大切な働きをするからです。現代のストレス社会では、特に大切なことです。電磁波や化学物質や騒音などあらゆる不適な環境から起こるストレス要因は私たち生物全般の脅威になっているからです。
 その大切な営みを阻害する不眠症など睡眠障害を始め深い眠りが取れない状況を少しでも改善する為に音楽が役に立ち、それを科学的に証明するような上記の睡眠コンサートは、貴重な試みであり、健康に貢献される催しだと思います。そして曲目などの大切さは日本音楽療法学会などでも重要な要素として上げられています。むしろ曲の持つイメージこそが大切とされています。
 この曲の持つイメージを主体とした音楽が、生の響きをベースにしていることであればもっと良いと思うのです。そのことをオルゴール療法では当初から推奨して来ました。電気などの人工的に作られた高周波を含むものも開発されていますが、何か自然に受け入れることに無理を感じるのです。私たちの感覚がそぐわないことを感じています。やはり眠りに着くときは生の美しい、やさしい響きが大切なのではないでしょうか?
 常々、自然界にある音楽に触れるようにお勧めして、箕面の滝や湯布院の深い森や大台ヶ原など原始的な環境には音を始め、生物が生存するのに大切な要素が沢山あるはずですから、週に一度は美しい自然に身を置かれることをお勧めしてきました。葉っぱのざわめきや木々のこすれる音や、動物たちの声や大地のひびきなど、そこでストレスから解放される体験は、生の響きが大切であるという知識とそのことを意識し、体感することで、もっと理解が深まるように思います。
 深い森にある音楽が身体を正常にし、深い睡眠が摂れるようになり、血流を回復させれば、自然治癒力が働き、健康を取り戻せると言えましょう。生命を維持する為に必要な響きが自然の森や水の流れにあるとしたら私たちはもっと森を愛し、大切にすることにつながります。自然の音を探す旅をしませんか?   参考症例:不眠症