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待ちどおしい春

 春が待ちどおしい季節がやって来ました。日本の四季の美しさは、はっきりとけじめのある四季にあると思います。主に仕事で、観光を含めたオルゴール博物館巡りの為に多いときは、年に5回海外に行くことがありますが、欧州にも美しい四季がありそれぞれに特徴があります。
 雪解けのスイスを訪ねたときに、ジョバン社の社長がわざわざエンチアンというブルーの花を見せるためにブリエンツ湖の対岸にある山に私を連れて上がりました。4月の山は雪解けの頃でした。丸く解けた雪の間からスイスの3大名花と言われる真っ青のエンチアンを見せてくれました。
 未だつぼみから少し開きかかった青は雪の白さと対比して美しさを際だたせていました。エンチアンの中でも早咲きの種類だそうです。長く厳しいスイスの冬を越してやっと芽吹いたばかりの花を見て感動しました。
 植物も動物も昆虫も秋に蓄えた力を冬に持ちこたえ、今か今かと待ちわびた春に、太陽の暖かさを求め、ひびきを感じ、酸素を求め、水の恩恵にあずかる為に精一杯の背伸びをします。その生気に逞しさを感じ、力強い美しさにひきこまれるほどの感動を覚えるのです。
 自然界が与えた恵みに触れて素晴らしいなと感じ、大切にしなければならないという思いを新たにします。日頃都会の喧噪に身を置いていると、その恵みを忘れ勝ちです。
 ヨーロッパを廻っていて、やはり日本は美しいと思います。路傍の草花にも、鳥や動物の声にも季節の変化を感じさせてくれます。日本人の感性の深さはこの四季のお陰ではないでしょうか? 
 そしてその感受性の高いが為に、よりストレスを感じて体の調子を崩されていると思うことが最近あります。お元気になられて感性を活かして社会のお役に立てて頂ければ良いのにと切に思います。深い自然のふところに抱かれて、強い体に戻りましょう。