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化学物質過敏症

 化学物質過敏症を発症されている方の中で最も症状のひどい方がおられます。電磁波過敏症も併発され生活に大きな障害を持たれました。外気から入る電磁波、化学物質がつらく雨戸を閉め切り、真っ暗闇に親子して生活を続けられました。
 懐中電灯もキャンドルも点けられない、歯ブラシもペーストもだめ、新しい下着も、安全と言われた北欧の輸入家具もドアを開けただけで拒絶、電話をはじめ、電磁波を出す一切の電気製品を近づけることが出来ず、苦しい生活を余儀なくされました。
 かろうじて出来るお嬢さんからの電話が唯一の、当研究所との頼みの綱でした。毎日5、6回の電話は、精神的な苦痛と将来への不安、今日、いまをどう過ごせばいいのか?のせっぱ詰まったご相談と言うより、たった一つの外界と繋がっているだけの手段!だったでしょうか?
 化学物質の少ないオルゴールが届いて3ヶ月後にやっと窓が開けられるようになって、やれやれと思ったら、隣で新築が始まり、工事中の昼間だけ、数軒先の古屋に仮住まい、それが終わる頃に、数軒先の幼稚園の外壁の塗り直しでまたもやダウンされました。
 一点一点は国の安全基準を満たしてはいますが、この方にとっては、複合した現代の生活は苦痛以外の何物でもないのです。今朝の日経新聞に化学物質が幾日命を縮めているかの数表が出ていました。肺ガンを引き起こす”たばこ”が一番で370日、虚血性心疾患を起こす受動喫煙で120日、ディーゼル粒子で14日、ホルムアルデヒドで4.1日、これが損失余命だそうです。こわいのは、胎児への影響だと締めくくっています。
 あるご家族の息子さんが50歳を超えたところで肺ガンを起こして亡くなられました。ヘビースモーカーでした。たばこをはじめるきっかけは、かっこよさや考え事や手持ちぶさたなどあるでしょうが、おもしろ半分に孫に勧めたことがきっかけで未だに辞められない人もいます。
 どうぞ子供達にたばこを勧めないでください。それでなくとも、化学物質や電磁波から逃げられない現代の環境は、生命を危うくしています。損失余命が平均370日でも、50歳で亡くなられたら30数年間の損失でしょう。大切な命です。自分でけではなく、知らないところで多く迷惑を掛けていることを知りましょう。日々反省と祈りと感謝です。  参考:電磁波過敏症へ 化学物質過敏症へ