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父が胆嚢の手術後19時間で低酸素脳症になり意識不明の状態

 「父が胆嚢の手術後19時間で低酸素脳症になり意識不明の状態で入院中に高熱が出ました。視床下部に異常があるといわれました。自然衰弱させるかと医師から言われましたが、とてもつらく忍びがたい思いでした。
 少しでも希望があるなら、オルゴール療法をやってみようと思いました。オルゴール療法に使う木の枕を勧められて使ったときに、振動するのが伝わったのでしょう、オルゴールの振動に合わせて目や足が動いたのです。驚きました。はじめの頃は、良く動いたのですが最近はあまり動かず静かに眠るようになりました。
 娘の私は仕事のため朝は45分~60分間、夜は19時から21時までの2時間、父に付き添います。最近5人部屋に移りました。食事を口から入れると戻すので胃ろうで入れています。首も気管切開していて見るのも可哀そうです。
 褥瘡予防のため常にベッドを起こし気味にして、身体は斜めになっているので、ちょうど背中の空間にオルゴールを当てるように研究所から指導を受けました。オルゴールの曲に合わせて目を動かすのでびっくりします。本当にオルゴールを聴くと反応が全く違うのです。
 あのとき、もう駄目かと思っていた父がオルゴール療法を始めて4ヶ月目に入ろうとしています。
 1. オルゴールを鳴らすと身体を大きく開いてのびをする感じです。
 2. 目をしっかり開いて微笑みかけます。
 3. さすってあげる、くすぐる等の刺激に今にも笑い出しそうに笑顔を見せます。
MRIの検査では特に変化はないようですが、意識障害はオルゴール療法を初めてから明らかに改善されているように思います。
 この3月、家族が横浜での個別療法を受けてから胃ろうが落ち着いたようです。オルゴールにも慣れてきた時期になってあくびが沢山出るようになりました。オルゴールを鳴らすと意識がはっきりするように目が覚めるのです。
 足にオルゴールを当てるとオルゴールの方を見るようになりました。オルゴールが鳴りやむととため息をつき、ぐっすり眠っている等の反応がはっきり出ています。夜はオルゴールをかけて背中をさすると目元や口元がほころび、笑みを浮かべます。人の笑い声に反応して父も笑います。そして首を動かすようになりました。口腔ケアをすると口元をゆるめます。驚くほどの回復です。
 父の部屋は景色が良くて富士山が見えます、そちらの方を見ていますが富士山を意識しているのかは定かではありません。この半年看病も大変でしたが、オルゴールを一緒に聴いていましたので乗り越えられたと思っています。今は私も少し気持が落ち着けるようになりました。
 先日、私が思いっきり笑ったことがあり、そのときに父も一緒に大笑いしました。心から笑ったとは思えませんが、それでもここまで反応するようになったのです。私が残業で病院に着くのが遅くなるときがあり、その時は私を待ちこがれるようになりました。オルゴールが父にとって時計代わりになっています。身体の動きはどんどんよくなっています。
コメント:
 当研究所で低酸素脳症は3例の実績がありますが、いずれも顕著な改善例をみせていません。息子さんが学校のグランドで突然倒れ、救急車が来るまでに20分間以上が過ぎ、心臓から血液の循環が断たれて低酸素脳症になるような場合が多いのです。
 当症例のように病院内で処置が出来たことも幸いだったでしょう。お嬢さんがオルゴール療法を早い時にご用意されたことも良かったと思います。これほどの反応が出たことは奇跡に近いことです。何よりもご家族との間のコミニケーションが取れていることでも異例のことだと思います。
 自然の治癒力を引き出すオルゴール療法の真価が問われた症例です。ご家族も父上の命と対面されてさぞかしお疲れでしょう。共にオルゴールで癒されてください。    低酸素脳症 症例1へ