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オルゴールから“オルゴール療法への思い”へ

スイスオルゴールに触れて感動してからこのオルゴールの魅力をどのようにしてお伝え出来るのか?を考えました。
作曲家小川正先生や前大阪音大学長の西岡信雄先生などの集まりの中からオルゴールを聴いて頂くこと、その響きの魅力を先ず触れて頂くことが大切でそれを広めることだったのです。
その中から“オルゴールコンサート”が生まれました。オルゴールの響きを伝える共鳴箱の開発が行われ、その効果を手に触って伝えることが出来ることから比較すると、大勢の方を音楽ホールで魅力をお伝えする難しさをどう克服するかで、お話を交えたオルゴールコンサートへ発展して行きました。
その為にオルゴールの魅力をもっと深く、知る必要に迫られました。美しい響きへの驚きや止まらない涙を見て、感動されるさまに触れることが原点でした。
オルゴール職人のオルゴールを作る思いを知ることも、スイスやドイツやイギリスやオランダやフランスやデンマークに広がるコレクターのオルゴールへの造詣に触れることも勉強になりました。
スイスやドイツのオルゴールの修復に携わる職人の執念のような、それでいて、楽しみ、慈しんでいる姿にも驚きました。時間をけ、経験を積み重ねて、さらに多くの発見、工夫を凝らしたであろう職人の自信と誇りのようなものを感じたのです。
スイスのマーシャルさんは、コレクターとして素晴らしい思いを私に伝えました。整然と展示された1階のコレクションに驚きましたが、地下のコレクションの中からこれだけはと“ピアノフォルテ”を聞かせた時の音の立ち上がった瞬間を今も忘れません。
愛しんだ我が子を紹介する気持ち、秘蔵のコレクションをひとに見せる自慢というよりも、もっと深い感情、やさしさをみせたのです。
そのような知識や感動にオルゴールの歴史やスイスの音楽の地盤にあるヨーデルのお話なども交えたオルゴールコンサートが仕上がってゆきました。1万回のコンサートは私たちの歴史であり、誇りともなりました。
そのコンサートの中からオルゴール療法が生まれることになりました。それは、正にオルゴールの持つ新たな分野をお知らせすることになり、オルゴールの一面を広げることの功績になりました。
オルゴール職人が営々と培った技術と感性とが融合した作品に新たな働きが見いだされたことになりました。多くの方の身体の不調を整えることに携わることに、身の震えるほどの重きを感じ、こわさやそれに伴う謙虚さも自ずと求められることになりました。
それを乗り越えさせて頂くのは、身体の不調が軽減された喜びを伝えられたときに大きく解決されることになりました。
反面で責任感は大きくなり、それを解決するために、機材の開発や新たな療法用のオルゴールや曲目が加わるにつれて、大きな賛同と、一方で高価さにたいする拒絶感も増える結果になりました。
オルゴール療法の広がりを願う思いに賛同して頂く病院が現れ、地域に密着する認定オルゴールセラピストが生まれました。身体の不調を改善し、病気にならない予防が出来て喜ばれる一方で、オルゴールが今日あることに感謝し、オルゴール職人がここまで高め伝えたことに遠く思いを馳せることの大切さが私たちの心にいると思います。
オルゴールの真の魅力をお伝えする楽しさと難しさを乗り越えて、新たにオルゴール療法の理解をして頂くことの壁の高さに挑戦する毎日です。ひとりの理解者が大切です。どのようにすれば良いか?を日々模索しています。