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認知症の母を看取って  E.S.さん 70才代女性

母は、95才で今年4月に亡くなりました。17年間認知症でした。「物が無くなる」「盗られる」と言い、昼間から徘徊して警察にもお世話になりました。

オルゴール療法を始めてから、徘徊がなくなり、『おいしい、嬉しい、有り難う』を繰り返すようになり、我が家に普通の生活が戻って来ました。

母は音楽が好きで、72弁のオルゴールを朝も昼も1日中掛けるようにしました。病気ひとつしない母でしたから掛かりつけの医者もなく、次第に弱って行く母を見て、親戚から『医師が看取るようにしないと警察のお世話にならないといけないのよ』と勧められて急遽医師に診てもらいました。

その時に、医師の先生に、自然に逝かせたいので、検査はしない、というお約束をして頂きました。24時間体制で、待機して頂いたのです。

母が亡くなる前に、先生が『お母さん、心配しないでいいですよ』と声を掛けると母は可愛い声で『ホンと?』と言いました。先生が『失礼します』母は『有り難うございました』と答えました。翌日母は亡くなりました。

医師は、あと3日間の命でしょうと言われてその通り逝きました。とても穏やかに、眠るように夜中の12時過ぎでした。いいお顔でした。

母には人工的な加療をしませんでした。自然に逝くことを私たちが希望したからです。父が亡くなるとき、加療して痰を取る時に苦しみました。

そのこともあって、母には水も食物も沢山出さず盃一杯の食事、水が欲しいときには、綿棒に水を含ませるようにしました。負担になる肉や、魚もあまり食べさせませんでした。そして見事にいい顔で亡くなりました。
昼間は、144弁のオルゴールを一日中、日が暮れる頃から72弁のオルゴールに切り替えて、ずっと掛けるようにしました。

話は、めちゃくちゃだったのに、徘徊がなくり、まともになりました。
そして、羞恥心がでて『恥ずかしい、申し訳ない』を繰り返すようになったのです。

信仰心も幸いしました。オルゴールの効果が早かったことが幸せでした。自分の命のことを知っていたのだと思います。自然の死が一番だと思いました。

心肺停止して、医師が帰ってから、母に『お母さんの子で良かった。来世でもお母さんの子でいたい』と言った時、母が涙を浮かべたのです。びっくりしました。既に医者先生も帰えられた後でしたから。
  E.S.さん 70才代女性

コメント:仏教では、死後24時間は命がある、そのままに。というお話しを聴いた事があります。この方もお母さんの背中に手を廻したときに、身体がまだ温かだったそうです。