心・身 環境

オルゴールセラピスト短期養成講座レポート 柳井輝代さん

3日間の集中講座は 大変疲れるだろうと予想していましたが、以外に集中でき たくさんの発見があり、私の人生に大変プラスになりました。楽しかったです。ここに様々な思いをまとめてみたいと思います。

【オルゴールセラピスト短期養成講座に至る経緯】
オルゴールとの出会いは、20歳の頃です。それまで、手のひらにのるような小型のものに出会ったことがあるかもしれませんが、覚えていません。音楽大学で、ピアノを学ぶ学生時代、アルバイトで得た初めての自分のお金で買ったレコードが オルゴールのクリスマス曲でした。その素晴らしい音色に衝撃を受けたのを 鮮明に覚えています。自由になるお金など持たない私は、学生時代に、ピアノ曲のほかに 2枚のオルゴールで演奏されたレコードを買い、それは 今でも大事に持っています。

社会人となり、結婚し、第1子(長女)を出産した時、第2のオルゴールとの出会いがありました。友人が出産祝に ひもを引っ張るとオルゴールが30秒ほど流れるものでした。小さいものでしたが、その美しい響きに魅了されました。音色が全然他のオルゴールと違うのです。裏をみると、「スイスオルゴール」と書かれていました。「スイス製なんだ!」と 驚きました。これが 私をこの講座に吸い寄せられた原点であろうと思います。

中学校の音楽教諭を一生の仕事にしようと思っていました。長い人生には うれしいことも悲しいことも

山ほどあります。思春期の子どもたちに 音楽で支えられる生活ができるよう折に触れて話し、また 子どもたちからも 感動した音楽、好きな音楽を教えてもらう日々でした。結婚し 3年目に第一子(長女)を授かりましたが 長女が10か月の時 同居の夫の母が「痴呆症」(昭和55年では「認知症」という言葉はありませんでした)を発症しました。1年後 夫の父は 妻の心身が崩れていくのを悲しみながら他界しました。それから 15年 私は 出産、育児、介護の日々が続きました。

オルゴールどころか 音楽との接点も途切れがちでしたが、自宅で 近所の子どもたちにピアノを教えることで、かろうじて音楽と繋がり、私の精神状態をぎりぎりに保っていたと思います。

長女が高校1年の12月 夫の母は 認知症の苦しみから解放され 夫のそばに旅立っていきました。84歳でした。若い頃クリスチャンだった母は 私が外出する折、枕元に讃美歌を流していましたが、音楽を聞いているとき、一緒に歌う時は 穏やかな顔をしてくれたことを思い出します。

介護という言葉も無かった時代、育児に 畑仕事に、介護に、仕事に 懸命に過ごした日々は、大変辛かったですが、折に触れて 友人の支えがあり、実家の母の支えがあり、音楽があり、次第に夫も協力してくれるようになりました。若かったからできたことかもしれませんが、この体験が のちに 音楽療法に出会うことになり、オルゴール療法に出会うことになるのです。

夫の母を見送った後、地域の婦人会の役員を務め、その後 姫路市の男女共同参画に出会います。「ひとりひとりが かけがえのない存在であり、性別、国籍、民族、肌の色、年齢、収入の差、学歴 に関係なく尊ばれること。そして みんなが互いに意見を出し合って協力して住みよい社会を築いていくという考えです。私のやってきたことは正しかったと思いました。自信を持つことができました。

それから もう一つ 大切な教えを頂きました。「あなたの専門性を生かして、民に貢献しましょう」という言葉です。「男女共同参画」を学んでいた時、長く保健師をされた方の講義でした。その時 私は 「自分は 音楽で貢献しよう」と思ったのです。高校3年生の頃、将来の自分を模索するとき、医学を学びたいと思っていました。残念ながら学びが足りず、その専門には行くことができませんでしたが、こうやって 音楽と命に向き合う場所に出会うことができました。

音楽療法の講座は、兵庫県が 阪神大震災後音楽を使って心を癒すことの大切さを知り、平成12年から県が補助金を出して、毎年療法士を育てています。H27年3月には15期生が卒業し、兵庫県で活躍しています。私は10期生です。音楽を使ってクライエントの心に寄り添い 心身の安定、生きる喜び、生活の質の向上、体の機能の改善に役立てるのです。

私は55歳を過ぎてから 勉強を始めました。やっと自分の時間が持てるようになったのです。専門分野では、脳のメカニズムを詳しく学び、事故、病気のダメージからおこる脳障害を知ることができました。

命の根幹「脳」が健康であることが どれほど大切かを学びました。

確かに 人は、音楽で 個人差はあれ 様々な回復をします。懐かしい歌を歌うことで、表情の変化がないクライエントが 発語し、歌うのを見てきました。私はまだまだ未熟で、もっともっと 研修と実践を重ねなければなりません。

歴史的オルゴールの生の音に出会ったのは、婦人会の役員をしていた40代後半の頃です。オルゴールの音色が大好きな私は、姫路のキャスパホールで開かれた「オルゴールコンサート」に出かけました。会場いっぱいに響くオルゴールの音色に包まれ 至福のひとときでした。その素晴らしい音色が不思議で、演奏会終了後 オルゴールが置かれている舞台に上がり、根掘り葉掘り質問をしました。これが スイスオルゴールとの2回目の出会いです。そう 佐伯氏との出会いなのです。15~16年前のことです。

この音色に魅了された私は、自分が活動している婦人会で、みんなに聞いてもらいたいと思いました。そこで、無謀にも 佐伯氏に交渉しました。結婚式で、生のオルゴールを披露するのに30万円かかるといわれたのに、それを20万でオッケーして頂いたのです。姫路の西北の田舎町に 車2台に 高価なオルゴールを積めるだけ積んで、大阪から来てくださったのです。ディスクオルゴール、72弁、144弁シリンダーオルゴール、ハンドオルガン、ピエロエクリバン(おそらく)曲芸師などのオートマタともあったと記憶しています。貴重な定休日を 私たちのために 赤字覚悟で、来て下さったことに今も深く感謝しています。

当時は、オルゴール療法のことは おっしゃいませんでした。しかし。その後、兵庫県神崎郡福崎町のエルデホールにて「オルゴールコンサート」を開かれるようになりました。2回目のとき、私は奮発して、72弁のオルゴールを買いました。「ラ・カンパネラ」です。音色とともに体中に響きが浸透していくのを実感したのです。これは違う、普通じゃないと思いました。懇意にしている夫の従姉とオルゴールを聞きました。従姉の友人で、体調不良の方にも聞いて頂きました。オルゴールを購入した時に 「オルゴールは脳に効く」の本を買い、佐伯氏から「症例集」を頂きました。たくさんの症例に驚きました。

それでも 半信半疑で、忙しさにかまけ オルゴールは時々聴くものの オルゴール療法については 私にとって 遠いところのものでありました。受講料が工面できませんでしたが、なにより オルゴールが病気に効くの? の思いがあったのです。

音楽療法士になって4年目になります。老人ホームでのセッションをしながら、オルゴール療法が気になってしかたがありませんでした。時々オルゴールを持参し 聴いてもらうことはあるのですが、きちんと勉強していないため指導ができません。はがゆい気持ちになります。音楽療法の先生がたに「オルゴール療法とはどんなものですか」とお尋ねしても答えがかえってきません。ご存じのはずだろうと思うのですが、「そのような療法があるそうですね」の答えが返るだけでした。

私は、とても気になりました。佐伯氏が 様々な研究をされ、大学や専門機関で実験や検証も行った上 発表、報告されているのに 大々的に世に出ないなんて信じられいのです。

以前 アメリカで、うつ症状の患者に対し、脳に細かな振動を与え続けたところ うつが改善されたことを報道していました。きちんとみていなかったので、低周波・高周波なのかわかりませんが、帽子型の電極を 頭にかぶせるようにしていました。あきらかに スイスオルゴールではありませんでした。オルゴールは、美しい音色を伴います。単に振動だけでないのです。耳が、体が、脳が 美しい音色と響きを欲しがっている そんな気がします。

3日間では オルゴール療法の入り口に立ったばかりです。教えてくださった先生方から、オルゴール療法への熱い思いがひしひしと伝わってきました。音楽療法の中に オルゴール療法を取り入れたいと願う私ですが、まだまだ 理解できていないことだらけで、質問は?といわれて 何をどのように質問すればいいのかわからない、また 先生方の質問にずれた答えをしてしまうありさまです。

すぐには 難しいですが、悩めるクライエントの方に朗報がお届けできるよう、信頼してもらえる人間になれるよう努力していこうと思います。「専門性で貢献しなさい」この言葉を大事にしていきます。

【オルゴール療法を学び 今までにない新しい知識に対しての感想】

≪オルゴール療法とは≫ オルゴールの生の響きにある 高周波・低周波が 心臓や肺をコントロールする生命中枢である脳幹の血流と、神経系や体温調整をする視床下部の血流を回復して心身の恒常性を取り戻す、根本療法です。病気を根本から改善し、病気にかからない 予防医学として期待されるものです。

オルゴールコンサートを各地で開催するうちに 体調が改善され希望を持つ人が出始め 佐伯氏は、本格的に専門家とともに オルゴールのもつ力について 科学的に研究・検証され、症例集を作成されました。

病める人の健康への願望に応えるべく 様々な研究は 難病を持つ方にとって朗報となっています。

私は「高周波・低周波」という言葉は知っていましたが、風力発電や高速道路から発する低周波による体の不調を聞いたことがあります。オルゴールのそれとどう違いうのでしょうか。不思議でなりませんでした。それが この講座で解明されました。強さの違いだったのです。

人間にとって最もよい環境とはなんでしょうか。それは 熱帯雨林や原生林、海や滝や川のそばです。人間は このような環境で 生まれ、人として進化してきました。ですから このような環境からどんどん離れてしまうことは 体に大きな負担を伴うことが考えられます。また 産業革命以後、人は便利さを求めて絶え間なく工夫し、研究し、いろいろな機会や道具を作りだしてきました。それとともに 人間関係もどんどん複雑化し、体にストレスをため込むようになりました。人を 本来の 大自然の環境にできるだけ近づけることが大切です。

スイスオルゴールは、人間にとって最もよい環境である熱帯雨林や原生林、海や川から発する低周波・高周波をもっているのです。なんと素晴らしい発見でしょう。スイスで、オルゴールを制作されている人は、このことを知っているのでしょうか。私が スイスオルゴールの音色に惹かれ、全国のオルゴール館、博物館に足を運んできたのも この高周波・低周波によって体がリフレッシュしたせいなのでしょうか。

現代医療では それぞれの症状に対し それぞれの処方を施し治療します。西洋医学が中心になっています。それはそれで効果が出てどんどん進歩しています。しかし 残念なことに、必ずといっていいほど副作用なるものが存在します。そして副作用を抑えるために また薬が処方されるという悪循環があります。

疑似認知症になったりしたことを聞いたことがあります。薬を減らすことで、改善したというのです。『オルゴール療法』では 心身の根本、すなわち脳を正常にすることで、恒常性を取り戻し症状を改善していこうとするものです。人間の本来持っている自ら直そうとする力をめざめさせるものと言えます。

スイスオルゴールの持つ「高周波・低周波」は、脳幹や視床下部を刺激し、血行をよくします。末梢血管に働きかけ酸素と栄養素をよどみなく運ぶことになり、皮膚に張りが出てきて肌がしっとりしつるつるになってきます。体内の水は100日で入れ替わるそうです。胃壁の粘膜は3日に一度生まれ変わると伝えられています。脳幹や視床下部の働きが正常になるということは、体が健康を取り戻すということにほかなりません。生まれてから知らない間に大自然から離れ、様々な環境の中でストレスや環境汚染にさらされてきた私たちは、個人差はあれ、体のどこかに不調を見出します。普段の生活で、多少の辛抱があっても、感受性の鋭い体質では異常として体が反応するのです。

では 現代人の生活を考えてみましょう。私たちのまわりには 酸性雨や強い紫外線や大気汚染や煙害があります。さらに電磁波や有害な化学物質・有害な飼料、農薬に食品添加物にさらされ、多くの細菌やウィルスなど危険がいっぱいです。また土壌大線、水質汚染 車やエアコンの騒音にも悩まされ、さまざまな人間関係のストレスを生み出す環境に生活しています。遺伝性のもの、先天性のもの以外に たくさんの危険因子の中で生活しているわけで、健康であり続けることがたいへん難しくなっています。

脳と体の関係を整理してみましょう。私たちの体は隅々まで神経と血管リンパ管で覆われています。中枢神経から末梢神経へと広がり、感知・指示がなされます。また血管は大動脈から毛細血管・末梢血管へと広がり 筋肉や臓器に栄養と酸素を届け、病原菌と闘う白血球を全身に送り届けています。リンパ管からはリンパ球を全身に送り届けているのです。

また神経系統は末梢神経が体の内外から起こる様々な刺激を感知して 視床下部を経由し大脳へ伝えます。そして脳幹からまた全神経に伝達しているのです。このように身体の司令塔ともいえるのが 脳幹・視床下部というところです。これは人間以外の動物も持っている生命維持の最も重要な部分です。

脳はまた 私たちの意思では動かない神経、すなわち臓器や筋肉の動きを自動で動かしている自律神経の中枢を司っています。前進の筋肉・臓器や脊髄にいたるまでをコントロールする自律神経の大元が 脳幹・視床下部なのです。自律神経には 交感神経、副交感神経があります。

これを理解すると、健康な体になるためには、脳幹・視床下部の働きが正常であることがとても大事なのです。脳の中枢である 脳幹・視床下部に直接働きかけて、刺激して、正常な働きをするよう訴えかけるのが『オルゴール療法』です。

≪医療用スイスオルゴールについて≫  スイスオルゴールは もちろんスイスで制作されています。一般オルゴールとして作られているのですが,佐伯氏は、より脳幹へのアプローチを考え、制作者に理解・相談をし、役立つものを依頼しておられますが、日本に輸入されてから、細かいところまで再調整を行い やっと医療用オルゴールになります。医療用ですから 普通にオルゴールの音色を楽しむだげではありません。一日に何時間も使われることになるので、耐久性も考慮されます。もちろん最高級の音色、響き、選曲はいうまでもありません。研究に研究が重ねられて療法に使用されているのです。

実際に使ってみると、体に当ててみるとわかります。その振動というか響きが体に浸透していくのが体感できます。しばらくはその振動(響き)が 体に残っているのがわかります。血行が良くなり、顔色がよくなってきます。体の不調を日々感じていない人(まあ 健康と思っている人)には その程度かもしれませんが、豊かな倍音を含んだその響きには 音楽と相まって、リラックス効果抜群なのです。私が知り合の方に試してもらったところ 医療用とはなかなか信じてもらえませんが、オルゴールを聴き、響きを体に受けた人は 口をそろえて「気持ちいい」と言います。

それでは 一回だけ聞けば即健康になるのかと言えば そうではありません。長い間知らない間に体が不調になってきたのです。全身を少しでも健康体に持っていこうとするなら、焦らず、『オルゴール療法』を続けることが大切です。これは、一般の治療にも言えることですし、運動や技術習得についても同じことが言えます。より良い方向に向けて努力し続けることです。病気発見が遅れたり 治療を先のばしていたりしていた場合などは時間がかかるかもしれません。個人差もありますし、仕事や生活のため ゆっくりと時間をかけられない時もあるでしょう。しかし 継続は必ず力になります。

また『オルゴール療法』は 外からの薬物治療でないため、副作用がありません。これはとても大事なことです。さらに、現在治療中であって服薬中であっても『オルゴール療法』には副作用がないために 治療と併用することができます。オルゴール自体は 高価ですが、購入し、正しい療法をマスターすれば、自宅でも療法が可能になります

講義では、オルゴール療法の原理、脳と体の仕組み オルゴールが体に及ぼす効果、よりよい効果を生み出すためのオルゴールの使用法など 多岐にわたって、細かいところまで教わることができました。オルゴールそのものについても、実際に様々な部品や再調整のための検査や改良など 肉眼では難しい作業方法などを見せて頂きました。医療用オルゴールとして、細部にわたって調整されていることにおどろきました。シリンダーオルゴールの音のなる仕組みの説明が中心でした。

ディスクオルゴールの音のなる仕組みはシリンダーオルゴールのそれとは少し違うことも説明を頂きました。『オルゴール療法』とは直接関係ないことかもしれませんが、メカニズムを深く知りたい私は、詳しく知りたかったという重いが強いです。ディスクオルゴールのコーム(櫛歯)は シリンダーのそれに比べ大きくできていますし、2枚・3枚と同調させるものもあります。大きなケースでもあるので、より響きを伝えることができるのでしょう。ディスクオルゴールの場合、どのようにおいて使うのが 一番療法には効果的なのか もっと知りたいと思いました。

音楽療法では、オルゴールを聴くという動作は 自ら歌う、楽器を鳴らすという能動的動作とは違い、じっとして聴くという受動的動作という部類になります。音楽療法では 自ら働きかけるということを重視しているので、音楽を聞くということに対して、積極的ではないのかもしれません。もちろん好きな音楽を聞くということは、リラックスすることであり、それによって 気分がよくなることは事実ですが、『オルゴール療法』は音楽を聞きながら、豊かな倍音を含んだ響きを脳幹に届けるという大事な部分があることを忘れてはならないと思います。

音楽療法の学習中も『オルゴール療法』を正しく理解されている方はありませんでした。教えて頂いた先生のも「『オルゴール療法』というのを聞いたことがあるのですが、どのようなものでしょうか。」と尋ねたことがありますが、「そういう療法もありますね」との回答でした。すべての先生に尋ねたわけではありませんが、音楽療法の学びの期間中 一度も『オルゴール療法』が話題になったことがありません。

また 沢山の治療をされているお医者さんでも 知らないとか耳を貸さないかたもおられます。姫路市で、ある病院主催の市民向けの講座でも 音楽療法士のお話がありましたが、「『オルゴール療法』というのを聞いたことがありますが、どんな療法でしょうか、どこで その療法をされていますか」の質問には、講師の音楽療法士の方は,お答えになりませんでした。

『オルゴール療法』が少しでも早く、少しでも多くの方々に 正しく理解され、活用されることを望んでいます。そして、私自身が研鑽を積んで、より深く理解していけるよう、また少しでも多くの人に理解してもらえるよう、努力したいと思います。

≪『オルゴール療法』を施術するための心構え~よりよいセラピストを目指して≫

セラピスト、カウンセラーという言葉をよく耳にします。医師、看護師、介護士といった言葉も 今や当たり前の言葉です。心の病が増えているからでしょう。また 患者(クライエント)として 医療機関にかかるということは、体の不調に加えて、仕事のこと・家族のこと・治療のための心身の辛さ(医療費負担・不安)など 心配事がたくさんあります。

セラピストはクライエントの気持ちを察し、寄り添える人でなければなりません。クライエントに信頼されなければ務まりません。気楽に発した言葉が クライエントを追い詰めることも十分考えられます。そう思うと この仕事は安易にできるものではありません。本当にクライエントの気持ちになり、また専門家として『オルゴール療法』の神髄を伝えることができなければ、できないことだと思います。それを考えると「私は果たしてできるのだろうか。ただ『オルゴール療法』は素晴らしい療法ですよ」では 信じてもらえないと思います。

私は、2年半かけて、兵庫県音楽療法士(認定)の資格をとることができました。音楽を 個々のクライエントの症状や求めに どう適格に使えることができるのか、生活の質の向上にどう役立てることができるのか、4年たってもまだまだ模索中です。特に 集団での音楽療法では、人数が多くなると、なかなか個々のニーズに合わせられません。同席している介護士、看護師、職員の協力が不可欠です。

その中でも セラピストの雰囲気や行動、発言はとても大切であるといえます。医者と患者の関係でも『信頼』は重要です。病気を治す(治療する)ことに不信感があれば 効果も半減します。正しい療法には信頼関係を築くことのできるセラピストにならなければなりません。音楽療法でもカウンセリングの勉強時間はありましたが、ほんの1日でした。他にもたくさんの先生からの「音楽療法を行う時の心がまえ」を教授していただきましたが、「なかなか簡単に身につかないなあ」というのが実感です。

クライエントは、なかなかよくならない病気や苦しみに対し、藁をもすがる思いで、『オルゴール療法』に出会われるのでしょう。ですから セラピストは『オルゴール療法』について確固たる信念がないといけませんし、クライエントに対し、本当に心身全部をゆだねられるような人間でなくてはなりません。しかし自分はそれだけの能力があるだろうかと思いすぎて自分が病んでしまっては元も子もなくなるわけで、私としては、当たって砕けろ式に、前向きに かつ 慎重に進みたいと思っています。4年間の音楽療法士としての経験は 大事だと思います。小さいときから学んだ音楽の経験も役立ちます。また 医学や自然科学、大自然の動物や植物への興味、大自然の中で、農作業をしている私は、クライエントの趣味・興味とどこか共通する部分もあるかもしれません。

『オルゴール療法』を 繰り返し深く学び、今までの知識を客観的に見つめて、一歩一歩努力するしかありません。3日間で、その1日をセラピストの心構えに充てた日程でしたが、まだまだ自信が持てません。

ロールプレイは 繰り返し学び 体で覚えることが必須なのでしょう。そう 『オルゴール療法』が即効性でないように 信じて継続して得られるものだと思います。

佐伯氏は、分厚い症例集を下さいました。まだまだ全部読み終わっていません。佐伯氏は「まだまだ少ないので、どんな小さいことでも きちんと状態の変化や期間など記録するように」とおっしゃいました。本当にそうだと思います。多くの事例(症例集)は、『オルゴール療法』をたくさんの医療機関で実現するきっかけになります。音楽療法を学んだ時も 脳科学の専門の先生からの講義が幾度かありました。脳の奥深い不思議な働きに感動しました。「脳はダメージを受けても 別の個所が手伝い、肩代わりをする」ことに私は「人間ってすごい」と思いました。ですから自分の体を自ら直そうとする「自然治癒力」を信じます。

佐伯氏が伝えてくださった、「人間 よくなれば(病気が治れば)いいんだよ」という医師の言葉が 興味深かったです。本当にそうだと思います。

少しずつかもしれませんが、私自身がオルゴールとともに生活し、人と接するときの心構えに気を付けて行くことが 自身を育てることになるだろうと思います。クライエントの心に寄り添える本当のセラピストを目指して、努力しようと思います。

【今後『オルゴール療法』を どう役立てたいか】 
 この問題は なかなか難しいです。なぜかといいますと ①オルゴール本体が高価であること。 オルゴールが高価であることは、そのメカニズム・制作過程・熟練技師の手仕事にあります。一般の人は、オルゴールの音色に癒されるだけで、それで、十分と思っています。お土産で、オルゴールを手にとっても、大事な小物入れとして、ちょっとした置物として購入します。大体が片手に乗るくらいのものです。それでもケースが凝っていれば 結構なお値段になります。

私も オルゴールの音色がたまらなく好きで、あちこちのオルゴール館に行きました。一箱のオルゴールに一曲だけで、高価オルゴールは 私の財布では買えませんでした。30弁のオルゴールを買うときも勇気が必要でした。ですから 『オルゴール療法』に出会うまでは、カセットやCDを買いました。その時は

スピーカーから発せられるオルゴールの音色に 十分満足していたわけです。ですから 一般の方は そのころの私とだいたい同じだと思います。

「『オルゴール療法』の原理」に出会ってからは 考えがかわりました。初めて72弁のオルゴールを購入した時 佐伯氏から、「オルゴールは脳に効く」「症例集」を頂きました。(1つは買ったかも?)ぱらぱらっと読んだとき えーっと衝撃が走ったのです。病気に効く?うそーっ と。オルゴール好きの友人に聴いてもらいました。彼女は時々体調を崩しますし、家庭的にもあまり恵まれていません。まあ それはさておき オルゴールのねじを巻いて 音楽を聴き始めました。この初めて聴いたオルゴールの曲は「ラ・カンパネラ」です。その豊かな響きが 半袖の腕に伝わった時の衝撃は忘れられません。二人して「この 振動というか響きは すごいよね」二人して、30分ぐらい聴いたでしょうか。

それが 私を『オルゴール療法』に目覚めさせました。それでも 「ローズの72弁 カノン」にたどり着くには3年以上かかりました。高級品(高価)贅沢品ということが 頭から離れませんでした。今でも心の片隅にその考えはあります。

ですから 皆さんにオルゴールを進めるにあたって、いきなり『オルゴール療法』を言い出すのは、躊躇します。「高価なものを 進められる、買わされる」と思われるのではないかと。私は 宗教を進められて困ることがあります。それぞれ信仰されていらっしゃる方が 他人もこの「教え」で幸せになってほしいという気持ちで進められるのです。それは 私もよくわかっていますが、自分の信念が その宗教の教えと合致しないため お断りしています。それぞれの長い年月をかけて世界中に伝えられてきた宗教(教え)であるため、その教えを否定するものではありません。私としては いいところを取り込む、自分の人間性の向上のためにそれぞれの教えの気に入ったところを頂戴しています。

ですから オルゴールについても まず音色のすばらしさから人をひきつけようと思います。なかなか 遠いオルゴール館に行けない方もいらっしゃるでしょうから。そういう期間をおきながら、「実はね。このスイスオルゴールは鑑賞用だけではなく、すごい力を持っているのよ」と、オルゴールの本質に少しずつ時間をかけながら 進めたいと思います。

前項の セラピストの話ではありませんが、まず、信頼されること。購入することが目的ではありません。オルゴールの持つ予防医学の効果を知ってほしい」のです。私の住む田園地帯(農村)では まだまだ 72弁のオルゴールは贅沢品という感覚が強いです。医療用なんて思う人はいないと思われます。かりに「オルゴールが体に効く」と思っても、そこまでお金をだして購入することに 二の足を踏みます。いろんな症例集を読んだとしても難しいかもしれません。

しかし、本当に 病気で苦しみ、医者もさじを投げているもしくは 「この病気はこういう症状がでて、今のところ この薬で、ある程度改善されます。日々 医療は進歩していますから」こういう症状の方はきっといらっしゃると思います。表に見えてこないのかもしれません。『オルゴール療法』がじんわりと そういう方に浸透できれば きっと 希望をいだかれるでしょう。症例集も興味深く読んでいただけるでしょう。地道に 地域のみなさんに 「オルゴール」の持つ素晴らしい力を広めていこうと思います。

私も 40代半ばで、両眼 緑内障が発覚し、目薬の治療が始まり、50歳で、眼圧が下がらず、手術になりました。30~40人に一人ということで、しかも 緑内障は進行することで、一時は「人生終わり(おおげさですが)と 思いました。性格上、三日後には、医師の言った「眼科の治療は日々進化しています。80代でも目が見えるよう、毎月通い治療を続けましょう」の言葉を信じ 今、けろっと いろんな事に首を突っ込んで、忙しくしています。たまに 「被爆二世だからなのかな」と思うこともありますが、きちんと服薬していれば、大丈夫という気持ちが大きいです。被爆1世の研究はされていても 被爆2世の研究はまだまだされていません。お医者さんも「影響がないとは いいきれない」と言います。

私は 音楽やオルゴールを聴くことも多く、森林浴ならぬ山間の村で、農作業をするのも効果があるのかもしれません。病気は「病は気から」といわれますが、様々な要因が重なり、その人の体質や気の餅用もあるので、原因の解明はとても難しいです。

ですから、まず、オルゴールに興味があるという人を増やし 体験してもらうことを 第一に考えます。

できたら 回数を増やして体験して頂こうと思います。残念ですが、セラピストの資格が取れても 即 施術料は望めないと思います。「急がば回れ」を心において、『オルゴール療法』の本質を 理解して頂くことを重点に ゆっくり確実に進めていこうと思います。そのあたりをきちんと佐伯氏に聴いておけばよかったかなっと 今頃になって思っています。

そのうち 「『オルゴール療法』に興味があるのですが、オルゴールを購入するのはちょっと」という方も現れるでしょう。そこで、「オルゴールの持つ不思議な力」を理解してもらおうと思います。「体調がよくなってきた」「体が軽くなってきた」などの感想が聞かれたら、本人の気持ちが変わっていくかもしれません。時間はかかりますが、「『オルゴール療法』がどんなものかと尋ねたら、いきなり≪オルゴールはいいから ぜひ購入しなさい≫と勧められた」では 信頼どころではありません。

個人で、きちんとした『オルゴール療法』をするまでには 長い道のりがありますが、じっくりと勉強をし、徐々に進めて行きたいと思います。

今は 音楽療法士の仕事で、手いっぱいの私です。毎回のセッションに 何日も前から 参加者の顔を思い浮かべながら、使う曲目、どの順番に どのような話を盛り込んで、どんな質問で、参加者から言葉を引き出すかなど いろいろ考えます。時間がいくらあっても 貧しい私の能力では すぐ答えが見つかりません。限られた時間をどう使うか 実際のセッションでは多少内容も変化するため、余分の準備も必要です。4年目になったとはいえ、毎回初めての気分です。ドキドキします。「今日は成功したな」と思える日がなかったように思います。恥ずかしいことです。それでも 参加者のうれしそうな顔、真剣そのものの顔、「ああ懐かしかった」「ああ面白かった」「初めて和太鼓叩いた」などの表情や感想は、「次も喜んで頂こう」「Aさんが、笑ってくれて、話しかけてくれて うれしい」という 私の元気も源になります。音楽療法士として 施設のみなさんに 私は育ててもらっているのです。

また 4年目中(今年中)に更新手続きを完了しなければなりません。兵庫県では 音楽療法士に対し、実践、療法士としての資質、どれだけ研鑽を積んでいるか、研究発表能力など 多岐にわたって審査します。それに合格しなければ、音楽療法士として続けてゆくこはできません。しんどいことですが、人に療法を施す以上、とても大切なことだと思います。

そこで 私が 『オルゴール療法』を この音楽療法のなかに どう組み込んでいくかは 大きな課題になります。参加者全員に1つずつのオルゴールを準備するなど 到底できないことですが、一人一人に少しずつ 回しながら聴いていただくことは 可能だと思います。1回 試みたことがあります。1回ぐらいで、効果がでるものではありませんが、「綺麗なオルゴールの箱を見て、頭や耳を当てて聴いたら 気持ちよかった」から スタートです。音楽療法のセッション内容としては まだまだ受け入れてもらえないかもしれません。しかし、施設に入居し、来訪者もなく一日がだらだら 変化なく過ぎていく入居者にとって、職員の心配りのレクリエーションが心を開くきっかけになるように、オルゴールを利用することで、少しずつ変化がみられるのではないかと思っています。「よくなれば その処方は なんでもいいのですよ」の言葉を信じて、オルゴールの不思議な力を信じて 前進しようと思います。限られた人生をもっともっと有効に使いたいと思いますし、私の音楽療法を楽しみにしておられる方には、いつも新鮮で 生きていてよかったと思える療法をお届けすることが 私の使命だと思います。

【『オルゴール療法』に対する 希望】 普通の一般の方は『オルゴール』に対して どのような感覚を持っているのでしょう。オルゴール特有の音色を思い出すでしょう。手のひらに乗るような可愛らしい箱、夢の音が詰まった箱を思い浮かべるでしょう。私も最初はそうでした。40年前の私は その音色の醸し出す宇宙に限りない魅力を感じたのです。けれども たいていの 大した体の不調のない人にとっては 音色ぐらいで 「あっ オルゴールが鳴っている」程度です。オルゴール館に足を運ぶ人々は 200年も前に作られた、自動音楽再生機に感嘆します。そこで 本来のオルゴールの響きに出会うわけです。「素晴らしい音の響き」に魅了されます。しかしオルゴールの購入ということになると なかなか手をだしません。

200年前は 音楽と言えば、生演奏です。ヨーロッパ各地の 裕福な人のみが持つことのできる 音楽自動演奏装置だったでしょう。自動オルガンは、すでに モーツァルトの時代にはあったようです。お金の余裕のある人が楽しむもの、知人や他国の人に 自分の財政力を誇示するものであったかもしれません。

今では 簡単に音楽を CDやインターネットから手に入れることができるようになりました。オルゴールのCDも 癒し系のCDとして発売されています。もちろん オルゴールそのものの音を録音したものがありますが、音をサンプリングして 音楽をメロディーを作るという加工技術もあるので、知らない人が聴くと 音色の区別がつかないでしょう。パイプオルガンでも この頃の電子楽器はうまくできて 素人の耳では、昔ながらのオルガン(風力で、音を鳴らしている)か 電子音なのかわからないだろうといいます。

私は パイプオルガンを数年習いましたが、ストリートオルガン(ハンドオルガン)から流れる 木製のフルー管の音色が一番好きです。

前置きが長くなってしまいました。「オルゴール」は 高価なのです。72弁以上であり、共鳴にも工夫が凝らされ、さらに美術品としての価値あるものになると お値段は上昇します。しかし それは オルゴールの制作過程を知ると 納得できます。さらに「医療用」になると、お部屋の美術品ではないため、調整、メンテナンスが欠かせません。『オルゴール療法』なるものを 受ける側に対して きちんと納得のいく説明はしなくてはなりませんが、新米のセラピストでは 自分はわかっているつもりでも 相手にわかりやすい言葉で、説明するのはたいへんです。集中講座でたくさん大事なことを教わりましたが、A4サイズ両面で書かれた「『オルゴール療法』とは何か」などあると 大変助かります。

兵庫県の音楽療法を広めるにあたっては、兵庫県音楽療法士会や兵庫県こころのケアセンターなどがホームページを作成し、また 現職の音楽療法士を通じて チラシを作成しています。「無料のおためしセッション」があります。また 週一回 年間40回までなら、音楽療法についての補助金制度があります。これは、兵庫県が県民税を使ってやっていることなので、私的な『オルゴール療法』に適用できないだろうと思います。

集団オルゴール療法に 療法士が同伴した場合 一回目は無料は 大変ありがたい制度です。続けてほしいと思います。高価なオルゴールを使用し、『オルゴール療法』では 専用の共鳴箱、机、ベッド等が 療法の効果を上げる上で、欠かせません。まだまだ 一般に受け入れが難しいのでしょうか、また 医療の治療としての保険対象になっていません。これは 音楽療法も同じですが、理解ある病院等では どのように料金体制をとっているのでしょうか。音楽療法を実施している病院やリハビリセンターでは、作業療法の一環として計上していると聞いたことがあります。

やはり クライエントにとって 治療にどれだけのお金と 改善するためにどれだけの期間が必要かが、知りたいところだと思います。治療・療法は 病気になってどのくらい時間が経っているかによっても、本人がどれだけ信頼して療法を継続するか、療法に通う距離など たくさんの心配があると思います。そのために 佐伯氏が出されている本は、一般の人の眼に留まるので、これはとてもいいことだと思います。私は

オルゴールにはなかなか手を出せず、CD付の本、オルゴールのCDなど 手に入れています。クライエントがいろんな形で(本、CD、インターネット等で)情報を手に入れることができることはとてもいいことです。そして自分で内容を理解し、知り合えたセラピストがいなくても 直接 療法研究所にコンタクトを取り、無料(1回)の 集団療法(もしくは 個別療法)ができるといいなあと思います。

病の辛い現状から解放されたいのは どのクライエントにとっても切実な願いですが、いかにせん 治療にどこまで時間とお金がかけられるかは 大きな違いがあるのも現状です。

私は、出来ることなら お金の心配をそんなにしなくて 療法が受けられるシステムがあればと思います。「本気で病気が直したいのなら 安いものだ」とすぐ 思える人は幸せです。そうでない方もたくさんいるでしょう。

残念なことに 療法士が療法のためには オルゴールが必要です。つまり 元手がかかっているわけでずっとずっと無料でできるわけではありません。オルゴールのメンテナンスだって必要です。オルゴール研究所では、そのための費用を割り引いて下さるので、本当にありがたいです。

私には 持っているオルゴールも少なく 施術のスペースも準備できていません。ピアノのレッスン室がやっとなのです。最低 どのくらいのスペースで、どのように部屋を活用すればいいかなど 教えていただけば 本当に「うれしいです。

『オルゴール療法』を広めたいという気持ちを 胸に秘めながら つい マイナスに考えてしまう自分がいます。自分の話で、皆が理解してくれるだろうか。信じてくれるだろうか。もし 別に部屋を借りるとしたら 絶対赤字だなあ など 思ってしまうのです。

私は 今回の集中講座受講には、一回しかない自分の人生を大事にしようと思いました。少しでも記憶力があるうちに、ずっと前から気になっていた『オルゴール療法』を きちんと学んでおこうと思いました。

お金のいることなので、本当に勇気が必要でした。家族には 大事な研修に参加してくると言いました。それは 事実です。

私の知り合いも 『オルゴール療法』の話を、どんなことを学んだかを話をする機会があります。高価なオルゴールについては、友人は、「それだけのお金があるなら 旅行三昧をしたい」と言います。オルゴール購入には 二の足を踏みます。

スイスオルゴールのこの不思議な力、自らの持つ「自然治癒力」高める など 思いもよらないことなのでしょう。「高価なものを 買わされる」という心配があるのでしょう。病に苦しんでいる人は 早くよくなりたい、少しでもふつうの生活がしたいと思い、『オルゴール療法』に興味を持たれるでしょう。この人それぞれの考えに どう 答えてゆけばいいのでしょう。無理に『オルゴール療法』進めるつもりはありませんが、少しでも理解の心を傾けてほしいと思います。そのための コニュニケーション力を 今から育てて行かねばなりません。

この新米の(仮)セラピストが 一人歩きできるよう、力をお貸しください。集中講座で、たくさんのことを学びましたが、まだまだ その学びが頭の中を空回りしています。音楽療法の学びの時もそうでした。

「民族音楽」「わらべうた」 これが、音楽療法のどの部分の どう役に立つのか 必要なのか 十分理解できないでいました。音楽療法として、老人ホームで働くうちに、対象者(クライエント)と 音楽を媒介にして接する間に、「そうだったんだ」「これのことなんだ」と 少しずつ理解できるようになってきました。私は、納得できるまでに どうも 時間がかかるようです。

音楽療法を通して、オルゴール療法を通して、クライエントのみなさんが、少しでも明るく、前向きな思考で、人生を過ごすことができるならば、一生懸命努力しようと思います。毎回の音楽療法でもそうです。

日頃お話をしない方が 私の持参した季節の花を見て「やあ きれいやわあ」「なんて花?」と話をされたり、子どもの頃や若い頃の歌を歌って「なつかしいなあ、学校で覚えた」「よう 知っとうで」「うれしかった」と言われ、ろうろうと歌われたとき、私は その声の響き(男女一緒の声)に、笑顔に 私は感動します。この仕事をしていてよかったと思います。

『オルゴール療法』に出会えて、詳しい講座に出会えてよかったと思います。まだまだ入口ですから、もっと研鑽を積む必要がありますが、その都度 新しい発見と学びがあるでしょう。私がセラピストとして一人立ちできるよう、ご指導いただきますようお願いいたします。

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