心・身 環境

心身症から慢性疲労症候群と診断されました

「私は20歳前後から様々な精神症状や倦怠感で日常生活に支障をきたすようになり、将来の希望もなくして自宅で自暴自棄の生活をしておりました。診断名は心身症ということでしたが、特に原因も治療方法もはっきりせず、医療に対する信頼もなくしていました。カイロプラクティックなどで症状が軽減し、なんとか社会復帰を果たしたものの、やはり非常に疲れやすく、身内を亡くしたショックもあって週末や長期の休暇には何日でも眠り続けなくてはなりませんでした。

時には首と肩の激痛とともに全身が脱力し、頭痛、吐き気、目まい、息切れなどで歩くこともできない状態が数週間続くことがあり、精密検査を受けたものの特に異常は見つからず、「慢性疲労症候群」という診断でした。病名はあっても根本的な原因や治療方法は不明で、脳内の代謝や免疫の異常説が有力だということでした。抗精神薬で症状を抑え、月経周期の影響をなくすためにピルを飲めば多少ラクになると言われましたが、それではやはり将来に希望を持てないことに変わりはなく、母に相談したところ、一度オルゴール療法を試してみないかと薦められました。

母は以前にオルゴールコンサートで感銘を受け、72弁のカノンを買ってくれていました。今年の1月に初めて個人療法とカウンセリングを受け、『あなたはどこも悪くないんだから、絶対に元気になれます。信じて続けてください』と言って頂き、自宅でオルゴールを聴くようになりました。

頭の芯の重い塊がまずズキズキし始め、心身の古傷が痛んで、最初の2週間は本当に大変でした。電話でご相談したところ、『好転反応ですから大丈夫です』ということでそのまま続けました。夜寝ている間に首をしきりに動かしてボキボキ鳴らしてズレを治しているようなのも不思議な現象でした。

服用していた抗精神薬が不要になり、反応が治まって楽になってくると、オルゴールの音色が本当に神秘的で、透き通る湖に漂っているような気持ちで共鳴箱の上に長時間伏せて過ごしました。日常のストレスも吸い取って脳を柔らかくしてくれるような気がしましたが、その内、徐々に気持ちが沈みがちになり、もしかしたら交感神経を高めるオルゴールを併用したほうがいいのかと思い、2月に集団療法を受けました。

初めて聴いた時よりもオルゴールの音が体に入ってくるような気がしました。私よりはるかに重い症状の人たちが真剣に取り組まれているのも印象的でした。その後どんどん心身が軽くなり、人並みに暮らしても疲れないようで、3月の療法でそのことをご報告し、一緒に喜んでいただきました。

『少し楽になったとしても絶対に無理をしないでください。療法中だということを忘れずに過ごしてください』とアドバイスを頂いたにもかかわらず、つい嬉しくて日頃のブレーキも外して突っ走ってしまい、また肩と首の激痛が起きて動けなくなりました。オルゴール療法に行くこともできず、オルゴールのネジも巻けず、ひたすら横になって過ごし、ようやく動けるようになって4月に療法を受けた時に、自宅でのオルゴールの聴き方について改めてお話がありました。

食後は木の枕を使ってフローリングの上に横になることと、夜寝る前に聴くことを知ってはいても、ついおろそかにしがちでしたが、この機会にもう一度真剣に取り組もうと決心しました。折り良く1月に注文した144弁のモルダウが届き、日中起きているときはモルダウ、食後と眠る前はカノン、と使い分けています。

144弁のオルゴールは予想以上に音色が美しく、家事も楽しくなり、生活が豊かになったと実感しています。横になってカノンを聴いている時は大きな安心感に包まれるようで、人や自分を信じる強さが甦る気がします。

今年のお正月には疲労で5日間眠り続けましたが、5月の連休は毎日朝から起きて、家事や帰省など今まで疲れて出来なかったことをすませることができました。 『オルゴール療法に限界はありません』というお言葉に期待して、これからも希望を持ち続けたいと思っています」

追記: 慢性疲労症候群と診断されたいきさつ

「私自身はこの病気について詳しくなく、今は以前のような疲労感がないこともあり、本当に自分があてはまるのかどうかも定かではありません。しかし、かなり辛かったことは確かです。あまりにも長期間、様々な症状がありましたのでどれが何だったのか今となっては定かでありませんが慢性疲労症候群CFSと診断されたいきさつをまとめてみました。お役に立ちましたら幸いです。

数年前、突然首と肩の激痛が起き、首が痙攣して斜めに傾いたまま、数日全く動かないという奇妙な症状が現れました。その後、今まで経験したことのないような全身の脱力感と息切れ、倦怠感で歩くことも出来ない状態が数週間続き、それ以来、本当に体調が戻ったと思えることはありませんでした。

毎日起きるのが辛く、体を引きずるようにして仕事に行き、10分歩くのに3回休憩して、ハンドバッグも重くて持てないという感じでした。時には体が空中分解されて消滅するのではないかという錯覚までして、それまでの心身の不調とは全く違う症状でしたが、全身の精密検査でも何の異常も見つからず、あちこちの病院へ行く中、『疲労感が強いのが月経周期と重なっている』と指摘され、婦人科へ行きました。婦人科でも特に異常はなく、『排卵時困難症』ということでパキシルという抗精神薬を処方されました。そのお薬がたまたま効いたらしく、頭痛や倦怠感が軽減したことを内科医に報告すると、「パキシルが効いたのなら慢性疲労症候群CFSかもしれない」と言われ、阪大の専門医を紹介されました。

大学病院の先生は 問診と所見から確定診断を下され、『20歳の頃に心身の不調が始まった時が発症と考えていい』ということでした。だからといって特に治療法はなく、むしろそれだけの長期に渡る症状を経て社会復帰できたのは奇跡的で、『どうやって良くなったのか教えて欲しいぐらいだ』と言われました。念のために精神科も受診しましたが 『あなたはうつ病ではないし、過去の精神症状も一時的な脳狭窄で、いわゆる精神病なら今こんな風に話していられるはずはない』と言われました。

慢性疲労症候群CFSという病気そのものが、原因不明の疲労症状の総称のようなところがあり、本当に自分がそれにあてはまるのかいまだに確信はありませんが、脳内のなんらかの異常によるものであることは間違いなく、脳内を治療する方法としてはオルゴール療法が適しているのだろうと思います」   2005年5月8日 M.H.さんの追加手記より

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