脳・脊髄・神経

脳梗塞から左片麻痺で左手足の機能障害と言語障害が遺りました

 

「10年前の平成5年の春、会社の業務の立て直しのために富山に単身赴任しました。仕事がスムースに運ばないこともあり、ストレスも強かったのでしょう。3年3ヶ月経った時でした。火曜日の朝10時から200名程の講習会があり、座長として、挨拶に立ったあと、席について、本を書くための原稿をメモしている時でした。

 

文字を訂正するのに消しゴムに手を伸ばした時でした。左の手が動かないのに驚きました。そしてお尻が痛くて腰をずらしたとき手足が動かないのです。隣の方が手を添えて頂いたので助かりました。そのまま救急病院に運ばれました。救急車の中で、身体は動かないのですが、意識があったのでいろいろ病状を診断する救急隊員の方の測定も意識していました。

 

『顔が真っ赤でしたよ』と後で救急隊員の方に云われました。血圧が極端に高かったに違いありません。以前高血圧150-80だったのですが、『降下剤は飲む程ではない』と内科で云われていましたので、あまり気にしていませんでした。脳卒中(脳梗塞)は比較的軽かったのでしょうか、救急車の中で手が動きだして、病院の中も歩けるほどに回復していました。CTスキャンの検査では、小脳部位の一過性の脳梗塞と云われました。後の脳神経外科で、一過性の虚血症と診断されました。

 

3日後の金曜日に通院して来た院内で2回目の脳卒中(脳梗塞)が起こった時は、大変なショックでした。前途を思って頭の中が真っ白になりました。このまま半身が動かなくなったらと思うと気もそぞろで、思い悩む状態が始まりました。脳梗塞による左片麻痺で左手足の機能障害と言語障害と診断されました。

 

午後に一回のリハビリが始まりました。『もうこれ以上は無理だよ、歩けるようにはならないよ』と云われて、なにくそと歯を食いしばって頑張りました。きっと歩けるようになるぞと秘かに決心したのです。車いすで1年間、左半身麻痺となりましたが、お陰様で、今は杖をついて、かろうじて歩けるようになりました。会社のご厚意で職場復帰も出来ました。

 

その間、カイロプラクティックや鍼・灸にも通い、あらゆるものを試したいと思い、紹介されて良いと思うものは、皆試して来ました。整体には必ず週一回、年52回通うようになりました。現在、薬は血液をさらさらにするものだけを飲んでいます。

 

ホームページで自律神経失調を探してオルゴール療法を見つけました。これは今までにない療法、何かあるに違いないと2月22日に初めて参加しました。初回に身体から膝までが温かくなり、極端に気持ちが良くなりました。2回目は1週間後の2月29日でした。ハンドオルガンを聞いたとき、動かない左の肘がビンビンと振動を感じました。そして上半身がとても暖かです。血圧は142-74でした。

 

3回目の療法のとき初めて左手をテーブルの上に乗せられたのです。目の上がピクピクと動きます。体温が上がっているからでしょうか、温かく、膝から上半身が、凄く元気です。今日は千里中央から豊中の自宅まで歩いて帰りたい気分になりました。長い間の鬱が解消されたようなさわやかな気持ちです。

 

今までいろいろやって来ましたが、このオルゴール療法を始めて、おしゃべりが滑らかに出来るようになってびっくりしています。脳梗塞になってからついこの前まで、口の中に角砂糖を入れてしゃべるほどに、しゃべるのが不自由でしたのに、今全くそれを感じません。有り難い療法に出会いました。私はしゃべるのが本業なのです。この嬉しさはおひとには分かりませんでしょう。研究所から『おしゃべりが滑らかになりました。とても早くなりましたね、はっきり判りますよ』と言われ ました。

 

先日5年ぶりに会った知人に『おしゃべりが良くなりましたね』と云われたところです。自分でも信じられません。人間ドックで血圧は132-74で先ず高血圧は心配ないと思います。脳卒中(脳梗塞)がこのまま快復してくれれば有り難いです」

 

「療法3回が終わり、身体の左半身を下にして寝られるようになりました。左側が麻痺しているせいか、どうしても左をかばい下にすることが出来ませんでした。声がはっきり出て、楽にしゃべれるだけでなしに身体全体が変わってきているように感じます。オルゴールを聞き始めるとすぐに、顔があつくなります。オルゴールを聞くと血行が良くなると云われましたが、実感しています」 3月28日

 

「療法5回目です。身体の姿勢がどんどん良くなっています。脳卒中(脳梗塞)から麻痺している左の腕がダランと垂れていたのが、自分の手の力でテーブルの上に上がるようになりました。前々回からですが、歩きたい気分になり、千里中央から小曽根の自宅まで3時間掛けて歩いて帰りました。こんなに長い距離を歩けている自分が不思議です。以前の自分では考えられないです。医者から『もう歩くのは無理だよ』と云われていましたからよけいに嬉しいですね」  3月18日

 

「療法6回目です。肘が伸びた感じがします。筋肉が柔らかくなったのでしょうか?足首の辺りまで温かくなっています。おしゃべりが以前と違って楽にしゃべれるようになったので生活が全然違います。思ったことが自由に云えることでいらいらが少なくなりました」  4月10日

 

「療法7回目です。今日の療法の最中にテーブルの上に置いた左手の指が拡がったのです。それを見て興奮しました。ホントに驚きました。いつも左手が不自由で握りこぶしの状態でしたから、親指から小指まで長く伸びて、その上、指の間隔が拡がるのです。手の先の神経が私の意志で動くのに興奮しました。多くの脳卒中(脳梗塞)の方が1、2年くらいのリハビリであきらめておられますが、10年も経った脳梗塞の私の手の指が伸びて、拡がっているのを見て驚いています。オルゴール療法の効果を改めて、おもい知りました。嬉しいです」 4月25日
脳卒中の症状(脳梗塞の症状,脳出血の症状,くも膜下出血の症状)脳梗塞の手療法前脳卒中の症状(脳梗塞の症状,脳出血の症状,くも膜下出血の症状)脳梗塞の手 療法後開いた左手

脳梗塞から10年間左片不随の左手は療法前ではこぶしを作って固まっています。7回目の療法後に左手の指が開いています。小指の力でドアを開けて室外に出られるほど既に小指の力が確かめられました。未だ療法後のリラックスした時と、夜おやすみの時だけ手が広がる状態ですが、常時広がって来て、次第に力も出て来ると思われます。N.M. 50歳代男性

 

 

 コメント:脳梗塞の後遺症

これには驚きました。手首の手術で33年間動かない指が動いた女性の症例も顕著でしたがが、この方は、脳卒中(脳梗塞,脳出血,くも膜下出血)の後遺症を早い段階で改善されています。気力も体力もある方だからでもあるでしょうが、脳卒中(脳梗塞,脳出血,くも膜下出血)で苦しまれている方に朗報ではないでしょうか?

 

リハビリと合わせての効果が大いに期待出来ましょう。おしゃべりが出来るようになり、指が動き始めたことも合わせて、当研究所でも脳梗塞の後遺症改善に大きな希望が見えて来ました。多くの脳卒中(脳梗塞,脳出血,くも膜下出血)の後遺症をお持ちの方にお知らせしたい思いです。 この感動の記録を続けますので引き続きお読みになって下さい。 2004/4/25

 

「療法8回目です。手の指が広がっています。指が広がる感じは、ちょうどしびれが切れて感覚が麻痺していて、血流が流れて行く感じです。足がとても軽く感じます。前回はオルゴール館から自宅の小曽根まで、5時間を歩きました。脳梗塞になってから初めてです」 2004/5/1

 

「療法9回目、療法の前に1時間歩きました。その後で療法を受けました。身体の体液の流れが良いのでしょうか?調子がいいです。5月の連休を利用して、続けて通ってみるつもりです。脳梗塞の改善が早まるか楽しみです」 2004/5/2

 

「療法10回目 夜横になるとすぐに手の指が広がります。緊張が解けるからでしょうか?今びっくりしているのは、昨日から左足の指先が血流が廻るような感じがして足がとてもあったかに感じることです。8回目の時からオルゴールを聴き始めるとすぐに手の血流が良くなってしびれがきれて、戻る時の感じが足でもおきはじめています。とにかく脳梗塞でも脳出血でも脳卒中で身体が麻痺して、あきらめている沢山の人にこの感激を教えて上げたいですね」2004/5/3

 

「療法11回目 夜寝るときに、不自由な左の手が上まで上がるのに気がつきました。今まで真上まで手を上げ下げ出来ませんでした。よくここまで出来るようになったと思います。連休を利用して続けて療法に参加しているお陰でしょう。強い効果を感じます」 2004/5/4

 

「12回目 今日始めて汗をかきました。体温は36.3℃でした」 2004/5/8

 

「13回目 整体で鍼を抜いた途端に血が吹き出ました。こんなことは始めてです。血流が良くなったせいでしょうか?顔のほっぺの血色の良さの感じが全然違います。今日は、肘が伸びるのを感じました」 2004/5/9

 

「14回目 指と手が柔らかい状態が続いています。そのせいで生活が全然違います。療法中に肘と手首が暖かくなって行くのを感じます」 2004/5/15

 

「15回目 前回療法の帰りに1時間程歩きましたが、小指がその間ジンと暖かく、帰宅するまで今まで感じたこともなかった小指がいつまでも暖かく感じました。 日に日に変化していくので驚いています」 2004/5/16

 

「汗をかいた。足の膝まで温かくなった。相変わらず手が拡がります。顔の左半分のしびれがよくなり、快復した感じがします」 2004/7/10

 

「36回目 左足が歩くときに内側に傾くので矯正用の装具を着けて歩きますが、先日高さ5cm程の段差を降りるときに、装具をはずした状態でまっすぐに降りることが出来たのです。装具をはずして足が正しく地面に着けるようになることが期待出来るようになりました。身体も足も柔らかになっていることを感じます」 2004/7/31

 

「左足の装具をはずして安定して歩く訓練をしていましたが、以前とは全然力の入り方が違います。左右にグラグラする安定感が以前とは全然違っています。昨日、驚いたことに、装具をはずして30分間も歩けました」 2004/8/7

 

「装具をはずした状態で30分間、もう安定して歩けるようになりました。左手も常時、わずかですが開くようになり、生活に使えるようになりました。脳梗塞の後遺症が少しずつ快復して行くのを実感しています」  2004/8/14

 

「最近気が付いたのですが、左手の血管が浮いて来ました。他の人の脳梗塞の後遺症でよく手の皮膚は平たくなっています。私もそうでしたが、それが、血流が良くなったせいか?血管が太くなり、皮膚から少し浮き上がって、盛り上がっているのに気が付きました」 2004/10/23 N.M.さん 50歳代男性

 

「今日始めてですが両足を揃えて飛び上がることが出来ました。自分でもどれほど驚きましたか、脳梗塞から歩くことさえ無理だと言われたこの足で何度も何度も 飛び上がれるのです。床から5cm程ですが、嬉しいですね。左足をいつも引きずるように歩き、靴の先が地面を擦るために靴の先がすり減って来ます。その足で飛び上がれてびっくりしています」 2005/2/26

 

 コメント: 脳梗塞の後遺症   2005/2/26

療法室の前で何度も飛んでくれました。床から5cmも飛び上がれたことがどれほどのことか、ご本人でないと解らないでしょうが、「これをお見せしたくて今日は来ました」と言われて満面に笑みを讃えられました。オルゴール療法を世に出させて頂いて果報者です。涙が出るほど嬉しいですね。脳卒中・脳梗塞,脳出血,くも膜下出血の後遺症で苦しまれている方々の大いなる励みにして頂きたいと思います。

「最近、老眼でよく見えなかったのが、きれいに見えるようになりました。パソコンの細かい文字が眼鏡を掛けずに見えるようになりました。パソコンが良く使えるようになっています。テレビの小さい文字が見えるようになって驚きです。療法に通っている方も目がよく見えるようになったと二人で確かめ合ったところです。脳梗塞から左目が何となく見えにくかったのがすっきり見えるようになっています」  2005/3/21

 

「毎週1回の療法参加で、最近になって、肩の変化を感じます。テーブルの上に手や腕が上がるようになりました。今までは無理をして上げても腕や肘が堅いので元に戻りました。左の肩や腋が閉まっていたのが開くようになっています。足がとても温かくなりました」 2005/6/11

 

解けた腕の硬直 脳卒中の症状(脳梗塞の症状,脳出血の症状,くも膜下出血の症状)手の広がり 脳卒中の症状(脳梗塞の症状,脳出血の症状,くも膜下出血の症状)

肘から肩に掛けての緊張が取れ腕全体の硬直が解けて腕がテーブルの上にゆったり置くことが出来ています。指も無理なく伸び拡がっていて改善された状態です。

 

 

2005/6/25「最近左の肩や肘がジンジンと血が通い、しびれが戻る感じで、閉まっていた肩や脇が開いているような感覚がしています。先日ほおづえがつけるようになりました」

 

2005/7/9「専門医から『肘の内側にあせもが出ている。新陳代謝が良くなっている証、学会で発表ものだ』と言われました」

 

2005/10/22「以前からムズムズしていた左足の感覚が戻って来ましたので、近々に足の装具をはずすつもりです。

 

2005/11/12「足の装具なしに歩いてみました。安定して歩けるようになりました。左手が肩まで上がりました。7月から太極拳を始めましたが身体が安定しています。

 

2005/12/4「始めて幅跳びが出来ました。左腕が下へ降りてまっすぐ伸びるようになりました。

 

2005/12/17「カボチャのツルが伸びるような感じで肩や足がやわらかくなり身体が変化しています。お茶碗がしっかり持てるようになりました。

 

2006/3/11「おしゃべりも自分では少し感じる程度に改善し、他人には全く解らないところまできました」

 

2008/1/16「最近未だ完全でない足の指先に盛んに刺激を受けています。はじめて装具をはずして歩いてみました。また足を意識して上げることが出来るようになりました。全身の機能が上がっているせいか、囲碁の腕が上がり勝率が上がりました。  大阪府 N.M.さん 50歳代男性

 

この方は毎土曜日のグループ療法に参加されてその後も順調に改善されています。継続して記載させて頂きます。

 

 コメント:脳卒中の後遺症   2008/2/10

 「脳卒中の後遺症から運動機能障害を起こされ、10年間のリハビリ後にオルゴール療法を受療されました。普通リハビリテーションでは、回復カーブは術後、又は発症後6ヶ月から2年間を限界と考えて「リハビリテーションの終わりです」「ここまでが限界です」「これ以上の回復は難しい」と告げられて退院又はリハビリテーションの終焉を余儀なくされています。

 

しかしこの症例から仮説を立てますと、機能がまひ、又は衰退していても、脳幹の刺激で血流を回復すると神経細胞が活性して神経回路が新しく出来る。又は再生して運動機能が回復しうるということではないでしょうか?

 

森ノ宮病院の宮井一郎医師は、「麻痺している機能をリハビリによって動かすことで脳の運動野の血流を回復、脳機能を回復し感覚が戻る」と言われています。オルゴール療法では、「脳幹の血流を上げることで脳機能を回復して、運動機能が戻ると仮説をしてみると、本症例は説明が出来ると思うのです。

 

10年を過ぎてもあきらめられないという事実です。多くの方が自力でリハビリを続けておられるでしょう。又もう限界だと告げられてあきらめておられることでしょう。しかしこの症例は今までの常識をはるかに越えて希望をもたらすものだと確信します。ある著名な先生が「これがオルゴール療法の凄さだ」と言われたように大きな可能性を秘めた療法だと思います。

 

早期にリハビリテーションとオルゴール療法が併用され、機能回復が少しでも早められるような仕組みが標準化出来れば良いと思うのです」  2008年2月10日

 

●闘病記 「命を語る・小さな目標の達成 10年前の脳梗塞」手記より

 

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