オルゴール療法の誕生
魅力的なスイスのオルゴールと感動的な出会いをして、これを日本に普及したいと思い、“オルゴールコンサート”を立ち上げました。アンティークと現代のオルゴールを合わせて、お話しを交えた楽しいオルゴールコンサートを続け、4年前に1万回を超えました。胎教に、赤ちゃんの生育にオルゴールは好評でした。良いオルゴールとはどんなものかを説きながら、普及が続けられました。
その頃、文部省の大橋力先生は、「高周波を含む音楽は、脳幹、左視床下部の血流を回復する」ことを第4回国際神経学会で発表されました。オルゴールのひびきに3.75ヘルツ~10万2千ヘルツが測定 (後に20万ヘルツが測定)され、脳の生命中枢を回復することからオルゴール療法が始まりました。オルゴールコンサートの中からさまざまの症状が改善するのを見ました。朝日新聞に、大橋力先生の、「高周波の音楽が脳幹と左視床下部の血流を回復する」という記事をみて、大阪大学の音響学の奥田先生をお尋ねしました。
各種のオルゴールやハンドオルガンなどさまざまの測定をして頂き、3.75ヘルツ~10万ヘルツを超える驚く程の超低・高周波の測定が行われました。そして、後に、世界で始めての音とひびきの「オルゴール療法」が生まれることになり、更に「国際ひびきの学会」設立へと発展することになりました。
関西鍼灸短期大學の鉛の閉室でオルゴールが脳波への影響が測定されました。当時、脳梗塞の後遺症の視床痛から激痛の方の測定で、異常な脳にα波の測定がされたとき、生命情報学会の教授が高い効果に驚かれました。関西大学保健所の飯田教授は、交感、副交感神経の測定では、顕著なデータを検出されました。
日本オルゴール療法研究所 大阪研究室では、冷えの測定が行われました。延べ1500名の方の指先での表皮の測定では、590例で、5℃~13℃の上昇がみられ、ひびきの学会で高く評価されたのです。オルゴールが健康を取り戻すことを始めた20年ほど前に、いきなり、大きな症状が取れゆくのに驚きました。29歳の甲状腺の橋本病では、食事中にお茶碗を落としたり、湯船につかるとお湯の中に沈んだり、英語の勉強が終わり、子供たちをドアの外に送り出した後、ご主人が駆るまで倒れこむほどの症状でした。それが見違えるようになりました。
パーキンソンの60歳代の男性は、血圧が上がり、15度傾いた姿勢が戻り、手のふるえがとまり、文字が書けるまでに回復して驚かれました。
脳梗塞の後遺症の男性は、目のかすみや構音障害がとれ講演できるまでに回復、引きずっていた足が交互に歩み、幅飛びが出来るまでに回復され、5時間も歩くまでになりました。
高血圧が正常になった方も喜ばれました。脳梗塞の後遺症から視床痛の激痛から解放され、決して治ることはない、という医師の常識を覆し、復職されてDJのお仕事に就かれました。
みなさんの喜ぶお顔は、私たちの生きがいとなり、もっと良くしてあげたいと、オルゴールの種類も“ローズ”から名器“アンボイナ”が生まれ、効果を上げる為に、強いハンドオルガンにと次々に開発が進みました。
「健康と幸せを届けたい」の合言葉に活動が続けられました。ひとりでは、活動に限界があり、もっと地域に密着した療法を広げることを思い立ち、「認定オゴールセラピスト」の資格認定をはじめました。
2015年には、オルゴール療法研究所の改善症例も5000症例を超え、それをベースにして、ひびきの基礎研究と、臨床応用を目的に一般社団法人国際ひびき生命科学学会が発足するに至りました。更に、ひびきの研究と国際的に広げる組織として一般財団法人国際ひびき生命科学研究センターが同時発足するに至りました。