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オルゴールセラピスト認定講座レポート    K.H.さん 2013.12.15.

15年ほど前に、祖母の介護をしていた母が、癒しになるならと購入した一台のオルゴール。私も初めて、聴かせてもらった時は、カノンの旋律にうっとりと魅了されたのを、今でもはっきりと覚えている。
その後、祖母が亡くなり、一人暮らしの母は、7年前に乳癌と診断され、温存手術を選び、抗がん剤治療をうけた。翌年に待っていたのは、リンパ節郭清手術とハーセプチン投与だった。

ガン発症と治療の一つに過ぎないが、その一つ一つの選択には、どれだけの迷いがあったことか。特に、母は、病院にすぐかけこむわりに、我流で自然療法をおいかけていたので、大事の治療ともなると、当然のことながら、混乱が始まった。

病院選びに始まり、医師、手術方法や時期、治療方法等々。おまけに先生の所見が違う中での、選択連続だから、母が信じているもので、どこまで守れるか、身内としては自信など持てないし、気持ちは迷走状態だった。

ガンの場合、発見されて処置を施してから、「良かったと思えない」と思われるケースが少なくないと思えるからだ。だから迷いの迷路にはまったのだと思う。母が一番きついはずなのに、できることなど何もない自分が参って情けなかった。

また、同じ時期に私の友人が胃がんになり2年で亡くなった。某大学病院の主治医から、淡々と残酷な言葉に傷ついた友人の話に、必死に希望を持ってほしくて、でも今思えば、私の言葉に友人は、配慮ある笑みで答えてくれていた。信頼のおける医師からでも、命の期限を受け止めることは、計り知れない辛さだったと思うが、命の期限を共に見つめてくれるその専門の立場の人がいなかった心細さは、私が語れるものではないと思っている。

もし、運命というものが決まっているならば、受け入れるという作業は、きつくても患者自身の問題になる。しかし、出会った病院にできることや周りにできることは何かあるのではないかと思う。治療の間、副作用に苦しむ中で、体を支える?心を支える?そんなものがあればいいのにと、悲しみともやもやでいっぱいだった。

最近、知り合いの医師の方に癌が見つかり、趣味の教室を休むことになった。聞くところによると、人間ドッグや検診は受けたことがなかったのだ。偶然にもそれを聞いていた別の医者の奥様も、自分も同じだと言うのだ。抗がん剤は受けない・緩和の治療は必要に応じて、という感じだった。

うまく言えないが、医者が自分のために選ばない医療がある、ということでもある。今まで、医者に見捨てられないように、そんな恐れを抱いていたが、ばからしく感じ、その背中を押すように、近藤誠さんの本に出会った。(今、日本外科学会元会長から、内容の撤回を求められているようだが・・・)
迷いに迷う私に、落ち着きをもたらしてくれたのだった。

また、母から会報にオルゴール療法が載っているのを見つけたので、大阪に連れてって行ってほしい!という連絡が入ったのも、このタイミングだった。オルゴールで、病気が改善されるって、どういうこと?理屈抜きに、オルゴールが私も好きなので、素直に行きたいと思い、個人療法に共に参加した。

脳幹、視床下部に刺激しての根本療法だと聞いて、とても引きつけられた。口に入れる健康食品とも違い、安心感も大きかった。私自身、年齢からしても体の変化を迎えているのと、病名はなくとも、現に痛みや不調はあるので、親や子どもの為にも、自分の為にも、取り入れていきたいと思った。

オルゴールセラピスト認定養成講座に関しては、もし誰かのお役に立てることがあるなら、また、仕事として働くことが出来るのであればと、受講するに至った。

2.習得したこと
スイスオルゴールの深い理解もだが、それより人としての器磨きをするようにと、講習の冒頭に言われたのが、とても印象に残っている。オルゴールの部品のーつ一つから、しくみまで見せてもらったが、音の響きの違いを感じることができた。また、スイスから入って調整されての受け渡しはメンテナンス含め、信頼に繋がるものだ。

カウンセリングについては、ロールプレイも交え、問題点を認識でき、何を求められているかで、何が大切か、とても有意義だった。具体的な事例についてはもう少し聞けるとよかった。

さて、オルゴール療法の原理については、オルゴールを聞くことにより、その音色や奏でる音楽が、癒しの効果をもたらすだけではなく、響きが脳に働きかけて、体を根本から、整えていくという療法だった。
脳に働きかけるのは、オルゴールの響きの幅の広い周波数にある。3.75Hzの低周波~10万Hzを超える高周波を出し、さらにその幅で同時に出せる楽器だったということだ。人間の耳で聞こえる可聴域は20Hz~2万Hzだが、私たちの知らない、聞き取れない音を、あとは感覚に任せておけばよい。と言うのも、低周波、高周波が、脳幹に刺激して血流を促進するからだ。

低周波、高周波は、もともと熱帯雨林などにある響きで、生き物が正常を保つのになくてはならないものだった。次に、脳幹は、爬虫類の脳とも呼ばれ、魚、両生類、哺乳類すべての生き物に存在し、動物の進化の過程で最も古くからある。まさに生きるための脳なのだ。また、大脳や、小脳から脊髄という神経ルートで伝達していて、脳の中心、中継点、司令塔だ。

働きは、呼吸・血液・体温の調整。食欲性欲睡眠・毒素排出・運動機能の調整 ホルモン・自律神経・五感覚の調整 免疫・全身筋力・メンタルの調整 その他、記憶、判断、言語中枢機能の働きなど、生きるために必要な根源的な機能を、脳幹は司っている。脳幹への直接の刺激は、交感神経の働きを助けるので、心臓の働きが活発になり、全身の血液を促進する。

昼食後のオルゴールタイムに、必ず、苦しくないかを、声かけしてくださった理由がこれだった。
血流がよくなると、酸素や栄養素、白血球やリンパ球の流れがよくなる。内臓の働きを正常にし、筋肉は強化され、脊髄を正しい位置に戻してくれる。副交感神経が優位にたつことで、胃腸の働きを助け、消化をよくする。

薬を使わず、脳を正すことで、特に、自律神経とホルモンの分泌を正常にし、色々な病気を同時に治療していく。それは、病気とまではいかない不調も改善されるということで、病気を患っている方から、何も自覚のない方まで、それぞれの響きの取り入れ方があり、それぞれに応じ改善を得られるという療法だ。

一般的な不調に、冷え、不眠等があるが、自律神経の良い悪いでなく、交感神経、副交感神経のそれぞれが正しいときに、正しい神経が優位になることがとても大切だ。自律神経のバランスの乱れから、この他にも、摂食障害、高血圧などの血行不良、粘膜の炎症、うつや低体温、アレルギーやリウマチなど、多くの方が困っている時代だ。

このオルゴール療法は、年齢、性別、体重、体質などの全く関係なしに、いつでも日常生活に取り入れやすいのは、大きなメリットだと思う。せっかく響きを取り入れるならば、音が伝わる時の違いだが、空気伝導と個体(骨)伝導では、空気より個体のほうが、30倍以上の力がある。

聞き流し以外に特に療法として、順に脊髄に響かせる、喉から心臓や肺、腸や生殖器、そして、痛みのある患部に当てるという順に響きを取り入れて、より効果的な聞き方というのも驚きだった。電磁波の影響、問題も沢山あるが、便利な恩恵をもらっているのも事実だ。避けられるものは、上手に避け、そうできないものは必ずあると思うので、自分自身の抵抗力をつけ、持っている体の機能が十分に働く、そんな体づくりを心掛けていく、抵抗力をつけるのも、オルゴール療法の成せる技だと思う。

また、オルゴールに限った話ではないが、音には倍音というのがある。倍音とは、ある音が鳴った時に、共鳴し、付随して出てくる音のことで、楽器によって音色が違うのは含まれる倍音が違うからだ。
一つの音をイメージしてしまうと、ドならド!となるが、これが音として響くときは、複数の音が重なり合っているということ。複数の音が、どのように含まれているかによって音色がつくられ、その音色をつくっているのが倍音である。ちなみに、倍音が少ないと、丸く輪郭のボケたような暗い、こもった音。倍音が多いと、鋭く輪郭のハッキリした明るい、よく通る音、となる。

オルゴールは、倍音を発生させやすい素地にあるので、その中でも、より美しい響きを持つオルゴールの方が、脳幹まで達する確率が高いということになる。さらに、オルゴールの特徴のーつに、だんだんとテンポが遅くなるのがあげられる。このテンポが一定でないことは、1/fゆらぎと関係している。おやすみの流れに合わせているので、アルファ波と同じ周波数のこのゆらぎは、快適性、心地よさになるのだ。繰り返しの音楽であるよさの安心感と共に。

オルゴール療法としては、脳との関係を教わったが、オルゴールの特徴などでは、科学的だけでない、音という世界の神秘的な一面に触れたような気がした。何も知らなくても綺麗なメロディーに、安らぎを感じ、知れば知るほど沢山の良さがあり、喜びを感じている。母からきっかけをもらい、このスイスオルゴールに出会ったことに、感謝している。

3,今後について
この三日間で、オルゴールの良さや響きの良さを、体験できたことを、これからは私自身、家族と一緒にもっともっと体感するところから始まるのだと思っている。そして、認知症のない100歳を日指したい。何かしら治療中の方に、心身の一部でも辛さの軽減につながるなら、微妙な体調の微妙さを少しでも払えるなら、また、元気な方が気持ちよく健康を維持できるなら、自分も元気になり、セラピストとして、お手伝いできれぱと思う。簡単なことではないと思うが、今の気持ちを大切にしたい。

現在、日頃よりお世話になっている方に、治療をしているのに治らない・・・薬の服用に関しても、納得してはいない様子で、月日だけが過ぎていくように見える。この時間が、もとに戻ろうとするのに有効な時間ならば、救われるが、元に戻りにくくなってはいないだろうかと、不安に思う。副作用の心配もない、病院の治療と併せて取り入れられるこの療法を、このような方にも良さを伝えていけたらと思っている。

そんなことを考えていると、恥ずかしながら灯台下暗し・・。よく見渡せば、我が家は、痛風・尿管結石・下肢静脈瘤・更年期・乳腺良性腫瘍・花粉症・アレルギー性鼻炎・気管支喘息・アトピー等々‥いつのまにか、体質と諦めていた病気に囲まれている。家族のために、周りの人のために、そして、自分のために、しっかりとオルゴールの音色を、響かせていきたい。

講習を受けた帰りに、たまたまオルゴールのお店を通りかかり、講習の締めくくりにふさわしいと思い、中へ入った。72弁のカノンを(国産)、店員の方が、白い手袋をして丁重に聞かせてくれた。すこしだがオルゴール療法研究所の所長のはじめの頃の話と重なった。療法用の使い方を必死に教わってきたぱかりだったので、とても、新鮮というか、療法以前のオルゴールを愛でるという感覚を、再確認し七帰ってくることができた。

世間には、たくさんの健康グッズや健康食品などがあり、出会いの中で結果を出して喜んでいる方、そうではない方、様々だが、人の持つ信じる力は、どんな知識や、真実より強いのでは・・・と思ってしまう。オルゴールが、知らずに体を良くしていくなら、セラピストは、信じる力の源の心をよくしていくことが大切なのかなと思ったりする。

最後に、所長・店長・島さんのパワフルな元気さ、お肌の美しさに説帽した。シリンダーオルゴールだけでなく、ディスクオルゴールの溢れんぱかりの音色の粒たちにも感謝と期待でいっぱいだ。

4、要望
せっかくの受講特典のグループ療法の無料参加ですが、地方だと現実厳しいです。福岡など地方でも開いてほしいです。オルゴールコンサート、セラピーコンサートなどの、地方開催も希望します。ただ、希望してすみません。

以上
ありがとうございました!