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オルゴールセラピスト認定講座を終えて 中生明子(仮名) 

経緯

出会い

オルゴール療法との出会いは、今年8月の癒しフェアでした。

別の目的で数年振りに訪れた癒しフェアでしたが、アンティークオルゴールが聴きたくて

講演会場へ。そこで初めて、ただのオルゴールコンサートではなく“セラピー”であることを知りました。スイスの職人によって作られるオルゴールの美しい響き、繰り返すメロディー、自然界にある高周波・低周波を含む生の音が脳の中枢部に届き身体の不調をもとに戻そうとする。これは響きの療法、根幹療法である。そのような内容のお話とともに数種類のオルゴールの演奏もありましたが、残念ながらマイクを通しての音。生の音を聴いてみたいとブースへ行ってみましたが、あの騒音の中では響きは感じられても音が聞こえない…ということで後日個別療法を受けに伺うことになりました。

セラピスト認定講座の受講はすぐに申し込んだ訳ではありませんでしたが、癒しフェアの会場で自分の気持ちはほぼ決まっていたように思います。それはこの療法が自己治癒力によって症状を根本から改善していく根幹療法であること、響きに関係していること、そしてこの療法を教えてあげたいと思う人が周りにたくさんいたからです。

自己治癒力

1年程前、月経過多でひどい貧血に悩まされ、子宮筋腫も複数あったことから大学病院でMRI検査を受けることになりました。特に痛みもなく、そろそろ閉経も近いこともあり、生理不順や子宮筋腫に関してはそれほど心配していなかったのですが、子宮筋腫の一つに「肉腫の疑い」という検査結果が出てしまいました。「疑い」なので取ってみないとわからないとのことでしたが、もし肉腫であれば悪性ということなので、子宮の全摘出手術を勧められました。

その時点で私自身は手術するしかないと覚悟を決めていましたが、知人がこの先生に診ていただいてから決めても遅くはないのではと、波動測定の先生を紹介してくださいました。

波動測定とは「人間の身体の原子の生体磁場を測る」というもので、身体の様々な部位の状態を知ることができます。その測定を受けた結果、悪性である可能性は極めて低く、手術の必要はないとのことでした。その治療法としては「情報水」という自分の体内の情報を磁気転写した水を飲むのですが、簡単に言うとその水から脳が今の自分の身体の情報を読み取って自己治癒力を高め病気を改善・予防していくというものです。幸い大学病院の先生も出来れば手術は回避したいというお考えの先生で、この波動測定や情報水についてもご存知だったため、手術はせず経過観察ということにしてくださいました。

このような先生方にめぐり会えたご縁には本当に感謝していますが、ここで「自己治癒力」という言葉を知らなければ、オルゴール療法に惹かれることもなかったかと思います。

根幹療法

これまで入院や手術の経験もなく、見た目にはいつも元気という感じではありましたが、ちょこちょこと様々な体調不良には悩まされてきました。

子供の頃から血行が悪く、小学生の頃は毎年冬になると両手の全ての指にしもやけができ、腫れるだけならともかく節々が割れて膿んでしまうので絆創膏が欠かせない状態でした。

中学に入ると不思議としもやけはできなくなりましたが、それ以降も手足の冷え、吹出物、生理不順、貧血、子宮内膜症、卵巣のう腫、胃のポリープ、大腸ポリープ、円形脱毛症、頭痛、耳鳴り、便秘などなど、常に何かしらの症状に悩まされてきました。一応完治したものありますが、どれも特に重篤な訳でもない為に、かえってこれという治療法も見つからないことがとても苦しいことでした。原因はストレスですと言われても、ストレスの原因がわからない…なんとかこのすっきりしない中途半端な状態から抜け出したいと思ってきました。

血行不良・ホルモンバランスの乱れ・自律神経の乱れ…原因がそのあたりにあること、根本から治さないと繰り返してしまうだけだということ、それは自分でも分かってはいましたが、ではどうしたらいいのか。ずっとその方法を探し求めていました。

オルゴール療法は、対処療法ではなく根幹療法である…やっと見つかったという気持ちで嬉しく思いました。

響き

物心ついた頃から、ずっと“音”や“響き”に興味を持ってきたように思います。

高校生の頃、特に何の取り柄もなく勉強も好きではない、何か手に職をつけようと専門学校へ進むことを希望しました。そこで選んだのが、コンサートやスタジオでの音響の仕事「ミキサー」でした。しかし、とても女の子の仕事ではないと反対され、2年間考えなさいと短大へ。そして2年後に選んだのが調律師でした。就職活動の中で、ある会社の「ピアノ調律師の奨学制度」というのを見つけました。1年間全寮制の調律の学校へ行き、戻ってきたらその会社の調律師として働くというものでした。「これだ!」と思いやっとのことで調律希望で内定をもらい調律の学校を受けました。ところが身長制限にひっかかり「華奢じゃできません」と不合格。一晩泣いて諦め、結局事務員として入社しました。

楽器関係の会社だったので、何か楽器を始めようと選んだのがチェロでした。触ったこともない楽器でしたが、音が好きだったのでしょう。今でもその趣味は続いています。

チェロは個人の先生について習い始めたので、大きなオーケストラで弾くよりも編成の小さなオーケストラやアンサンブルで弾くことが多かったため、古典やバロックを中心に演奏するようになりました。特にバロックの音楽は教会や宮殿などで演奏されていたことから、響きがとても重要な要素となります。どんなふうに弾いたら美しい響きが得られるのか、楽器をどのように調整してもらうか、どうしたら他の楽器と共鳴するのか、会場の響きはどうか、チェンバロの調律法は…そんなことを考えながらいろいろな響きを体験するのは楽しいことです。

オルゴールはなぜあんなに美しい響きを持っているのか。可聴域を超える高周波・低周波はどのようにして生まれるのか。調律法、倍音、差音、そういったものがどんなふうにその響きに関係してくるのか。とても知りたいと思いました。そして、その響きと音楽が癒しの力を持っている。本当に素晴らしいことです。その素晴らしさを、オルゴールのしくみ、響きのしくみを理解することで、もっと感じたいと思いました。

伝えたい…

オルゴール療法の原理のお話と同時に、数々の症例を伺ってきました。そのほぼ全ての病名で思い当たる友人・知人がいます。あの人にもこの人にも伝えてあげたい。この講座を受けようと決心した最大の理由は、やはりそう思う気持ちだったと思います。

講座を受けて感動したこと

この講座を受ける前に、オルゴールの効果や症例については何度かお話を伺う機会があり、既に感動というか感動を通り越して驚きを感じていました。だからこそ、もっと知りたいという思いでこの講座を受けることになったのだと思っています。

3日間熱心に講義をしてくださった佐伯所長、2日目には梅原さん、3日目には阿左美さん。

みなさんそれぞれお会いするのは初めてではありませんでしたが、今回改めて感じたのは

伝える力。ご自身の体験や経験、培ってきた知識、そして確信。ご自身の中で充分に理解し納得されている。その上で話される言葉には、やはり心に響いてくるものがありました。

今回の講座が始まる前に、テキストや資料などを読んだり、オルゴールについて調べてみたりしてみましたが、まだまだ自分の中でそれらの情報がこなれていない状態です。オルゴールの効果は実感しつつありますが、もう少し時間をかけながら自分の中で何らかの確信が持てた時、もっと大きな感動を感じられることと思っています。

「美しさに触れ、情緒を深め感性を高めましょう」…一番心に残った言葉です。感性を持って情緒を磨く。そのために美しさに触れる。素敵な言葉をありがとうございます。日々心がけていきたいと思います。

将来への活かし方

今現在、基本的には主婦ですが、不定期で草木染めの服の展示販売のお手伝いをしています。この服は、タイ東北部の村で昔ながらの製法で織られている布を使って作られています。素材は綿・ヘンプ(大麻)・絹ですが、それぞれ手で紡がれ、草木染めまたは藍染めされ、素朴な織り機で織られています。天然の材料を使い自然の中で生活する村の人々の感性で織りあげられた布は、たくさんの大地のエネルギーを含んでいます。その布を身に纏う、それがこの服のコンセプトです。

そんな服を求めてこられるお客さまには身体の不調に悩んでいる方も多く、中には着られる服がない程の重篤なアトピーの方などもいらっしゃいます。リウマチ、脳梗塞、電磁波過敏症、化学物質過敏症、高血圧、腰痛、五十肩、頭痛、生理不順、癌…接客している中で本当にいろいろな病名を耳にします。

そんな方々に少しずつでもご紹介していけたらと思っています。展示会でコンサートやファッションショーなどのイベントを同時に開催することもあります。いつか小さなオルゴールコンサートでも出来るといいなぁと思います。

また、家族や親類、友人にも、機会ある毎に伝えていきたいと思います。必ず何かきっかけがあるはずです。多くの人がオルゴール療法と良い出会いができるように、努力していきたいと思います。

この療法に対する希望

天然染料として使われる植物は、もともと薬草として使用されてきたものでした。薬を飲むことを「服用」と言いますが、病を癒すすべとして薬草のエキスをしみ込ませた布を患部に巻いたり掛けたりしたことが、「服用」の語源と言われています。

化学染料の成分は皮膚から体内に吸収されていきます。自然食ブームで口から入るものは少しずつ気をつけられるようになってきているかもしれませんが、皮膚から入ってくるものは見過ごされがちです。

電磁波に関しても、騒がれてはいますが目に見えるものでもなく、身体がどれほどの影響を受けているのかよくわからない状態です。

今回いろいろ学んでいくうちに、いかに今まで対処療法的に考えていたかということに気付かされた気がしています。口から入ってくるもの、皮膚から入ってくるもの、電磁波、精神的なストレス、肉体的なストレス。それらを別々に考え病の原因を追及しようとしていた…こんな症状が出るのはいったい何が原因なのか。自律神経を乱しているのはいったいどのストレスなのか。いちいちその原因を探り排除しようと努力し、排除しきれずそれがまたストレスになる…その繰り返し。私だけでなく、多くの人がまたそうなのではないでしょうか。

全ては逆の考え方。脳の中枢を正すことで自律神経が整っていく。自己治癒力も上がり症状も改善。排除しきれない電磁波・化学物質にも負けない身体をつくる。医学はどんどん進歩していますが、それはみんな罹ってしまった病を治す方法。治してもらえるからと安心して病気になっているようにさえ思えることもあります。なぜもっと病気にならないことを考えないのだろう。予防医学がもっと進歩すべきなのにと思います。

人間の身体の機能についても改めて考えさせられる機会になりました。そして根幹療法の必要性を改めて感じました。現代のこの便利な生活は、人が本能として持っている力を忘れさせてしまっています。オルゴール療法はそれを呼び覚ますきっかけになるものではないかと思いました。生きていく上で大切なものが何であるのか、多くの人に気付いてほしい。オルゴール療法を通じて、人々が健康について、自然について、美しさについて…様々なことを根本から考えられるようになることを願っています。

趣味、仕事、人、いろいろなご縁でオルゴール療法と出会うことができました。今までやってきたいろいろな事がつながって、ここにたどり着いた気がしています。このご縁を大切に、これからオルゴール療法と関わっていきたいと思っています。

ありがとうございました。