“ひびき”による四歳から十四歳迄の脳とからだの育成教育(一)
イギリスをはじめ北欧4カ国、更にドイツ、フランス、ベルギーなど欧州の国は「14歳までの成長期の子供達に携帯電話を売ってはならない」国の条例があると聞きます。
〇歳から三歳までの発育を成長第1期、四歳から十四歳までを成長第2期として、この時期に脳の発育と体の発育が大切な年代を迎えます。ルーマニアのコマネチ選手は1796年のモントリオール・オリンピック競技大会に、14歳で出場し10点満点を7回もだし金メダルを3個他を取りました。世界中が驚き、賞賛の拍手を贈りました。
そして、体操競技において、12歳から14歳までの年令が、成長期の頂点に近いことを私たちに教えました。『あんな子供が10点満点の金メダルを?』という驚きは、今も鮮明に想いだされます。そして、それは成長期の子供の一つの頂点を表しているという、成長の仕組みを私たちに見せつける結果となりました。
前回四才迄の成長に登場した、スキャモンの発達曲線を改めて見てみましょう。
【スキャモンの発達曲線】

SGS総合栄養学院
青色の神経型の成長カーブを見てください。四才で凡そ80%の成長がみられます。そして十二才で、ほぼ100%の成長が見られます。運動神経や、感覚神経、更に自律神経が大人の領域にまで達していることが見て取れます。
一般型は、身長や体重、更に筋肉や骨格の成長です。産まれて四才までで50%と、十二才からカーブが上昇していることが判ります。
さて、オルゴール療法では、〇才から四才までを、カンガルーのオルゴールゆりかごで、充分に“ひびき”による脳の発育が促進されました。それを数値ではお知らせ出来ませんが、双子の保育園児を預かった保育園の園長先生は、『これほど、リズムと語学に長けた子を初めてみました。音楽が鳴ると同時にリズムに乗るのです』このことは、神経と骨格、筋肉の発育が目に見える程に、その高さの証明になりましょう。
この子たちは、からだの育成が、人並み以上に優れているなら、大脳も、そして小脳など全ての脳も充分に育っていることが予測されます。今、この子たちは、野球選手とバレリーナを目指しておられるそうですが、きっと、大きく期待される選手になるでしょう。