「“ひびき”による胎教」と「カンガルーゆりかご」による脳の養育と合わせて、からだの育成はとても大切です。受胎から胎教そして出産を経て新生児はこの世に生を受けることになるのですが、その命をどのように育まなければならないか、その重要なことは、あまり知らされてないようです。
〇歳から三歳迄、更には、四歳から体力の完成の十四歳、そして十五歳から生体の完成期の十九歳までの成長の過程の中で、それぞれに、大切なことが忘れられてきました。
保育園も、小学校も、中・高等学校に大学校に、様々の専門学校、更に各種の塾や予備校に課されたお勉強の、その技術的な進歩は日増しに工夫が凝らされてきました。その効率の良い勉強法は大きく進歩してきました。
しかしながら、現在の最高の効率的な勉強法をもってしても、未だ及ばない貴重な勉強法があります。それが、岡潔博士が提唱された情緒の器なのです。「美しいと感じる時のみ情緒の器が育つ、これなくして、記憶ばかりの、〇✕式の、勉強法では、二十歳が限界と説かれました。
日本の教育から、情緒の器つくりの教育がなくなって、百年にもなりましょうか、あたら有能な脳を、その機能を失い、記憶重視の勉強法では、脳は育たないのだそうです。器がないところに、創造の脳も、科学する脳も、育たないのだそうですね。
私たちの廻りには、おびただしい私設の学習塾が存在します。テレビは記憶の番組がゲーム化しておおはやりです。記憶の得意でないので、自信をなくしている若者が沢山です。いろんな脳があって良いのですよ。記憶より、何か創造する脳の方が将来お役に立つところは沢山あります。自信を持ってください。
岡 潔 博士は、美しい音楽を聴くことを薦められました。芸術の中で最も優れていて、美しいと感じる時に、情緒の器が出来るそうですよ。
お勉強を始める前に美しい音楽(デジタル音ではなく、生の音楽です)を聴いて算数を勉強しましょう。休み時間に又音楽を聴いて、国語を、又音楽を聴いて、理科というように、これを繰りかえす効果を説かれました。
美しい音楽を聴くだけで、情緒の器が育ち、お勉強が自然と進むのですから、こんな有り難いことはありませんよね。音楽とお勉強は大切なコンビに育てばいいです。
百年近く前では、音楽を聴きながら勉強をしていると、必ず、「不謹慎な」と叱られました。湯川秀樹 博士や岡 潔 博士の時代では、音楽を聴いて算数、音楽を聴いて国語でした。現在は、言葉のない音楽は、右脳に、言葉がある音楽は論理脳の左脳が捉えることが解ったのです。
オルゴールを聴きながらお勉強をしましょう! 「パッヘルベルのカノン」や、「ドビッシーの月の光」など、オルゴールは美しい音楽を持っています。有り難いことに、ゼンマイのお陰で自動で鳴るのです。頭をクリアにする自然界の超高・低周波を持っています。右脳の音楽ですから、左脳のお勉強とバランスが取れて疲れない、何時間でも勉強が進むとある受験生が「お母さんずっとオルゴールのゼンマイを捲いて」とお願いされたそうです。
オルゴール療法をベースにした脳とからだの養育は、心身を本質的にを変え、その進歩を更に上げて行くことでしょう。
効率的な脳の開発、体力の増進は、心身の調整を大きく進歩することでしょう。脳の発育とからだの養育から、現代の環境と新しい脳からの療法と健康法は、赤ちゃんの養育法と勉強法にも及び、“ひびき”を中心にした新しい時代が来るのではないかと希望が持てそうです。
“ひびき”による生命中枢脳の調整は、臓器器官の機能を上げて、血流から神経、ホルモン、代謝他を上げて、体力の向上をはからなければなりません。
脳幹は肺と心臓の機能を上げることは、オルゴール療法で多くの病状改善から証明されています。これからは、脳機能の回復して、更に体力の増進に貢献することが実現しなければなりません。
“ひびき”による脳機能を上げて、心とからだの生育をもたらし、脳とからだの健康をつくり、病に罹りにくいからだつくりの予防医学をめざして、真の健康長寿の実現を可能にすることになるでしょう。
環境悪化を克服し、病を癒やし、健康長寿を実現し、これからの子供たちの住みやすい、環境つくりこそ私たちの目標にすべきことでしょう。子供たちの健康と脳の豊かな発育とをめざし、社会に役にたつ人材つくりをすすめ、日本を20世紀の人つくりに尽力しなければなりません。沢山の人の協力で、大きな歯車を回す大きなエネルギーつくりましょう。