双極性障害と診断され、オルゴール療法を知り、オルゴールの37弁で「カノン」を144弁で「ラ・カンパネラ」を手に入れて、2,3日間隔でオルゴール療法研究所のグループ療法に通いはじめました。
サロンで「アダージオ」が鳴り始めたときに、何か、うつの波長に合うような、私のうつのその部分だけに、入って来るような、そんな不思議な感覚でした。今までずっと探していた、うつに効くのは、これだった!と思いました。
「アルビノー二のアダージオ」は“うつ”にスーと入って来る感じがしました。鎮静する感じなのです。以前から好きな曲で、よく知っていたのに、オルゴール療法の研究所で、突然に、それもオルゴールで、アダージオを聴けるなんてホントに驚きでした。感動でした。何年も探していた青い鳥です。
気持ちが落ち込んでいる時は、短調の曲を、聴くと心が落ち着く、明るい感じの曲を聴いても受け入れない「同質の原理」は、オルゴール療法でも、早くから臨床的な取り組みとして、ごく普通の感情用の「パッヘルベルのカノン」と気分が変調用の「アルビノーニのアダージオ」を療法用のオルゴールとして、特別編曲でスイスに特注、製造されていることを研究所の所長に聞き、その取り組みに驚きました。
その曲とひびきにはまってしまった自分を見て、日頃、所長が言っている、「オルゴール療法では、音楽の心理的効果が10%、生のひびきの効果が90%」の意味が少し理解出来たように感じました。
うつでも、双極性障害でも、取組み方では、ほぼ100%が改善されていることを改めて聞き、希望が湧いてきました。 Yさん 40才代女性
※「同質の原理」(Iso-principle)Altschuler,I.E.