私達夫婦は、二人とも「甲状腺に異常がある」という結果でした       H.N.さん手記より

2005年の健康診断でした。1999年から海外生活をしていた私達夫婦は、病気にだけはなるまいと毎年欠かさず健康診断を受けていたのですが、この時二人とも「甲状腺に異常がある」という結果が出てしまいました。私の結果はこの通りです。

<2005.11.22> 甲状腺ホルモン T3 105 (基準値 60-181ng/dl)        

 T4 8.6 (基準値 4.5-10.9マイクロg/dl) 下垂体ホルモン TSH 3.83 (基準値 0.40-2.50mU/l) ←この値のみ異常

二人とも同時に甲状腺を悪くするなんて、きっと食生活がいけなかったに違いないと私は責任を感じました。それから、病院で処方された薬Euthyroxを50日間服用し、ヨーロッパに足りないヨードを補うために海草をたくさん摂るようにしました。

夫にとりましてはこの食事療法がとても良く、次<2006.9.12>の血液検査では正常値に収まっていました。しかし私は TSHの値が 2.91 とどうしても基準値内には入りませんでした。

甲状腺異常と言われてもさっぱり分かりませんでしたが、そういえばこの頃気分が優れないことがあって何か変だなとは思っていました。それだけではなく、時により強い不定愁訴のようなものがあり、人込みや狭い場所がダメになっていました。

コンサートホールで入場前に並んでいる時やエレベーター、電車に乗っていても居ても立ってもいられず降りてしまいます。自己抑制が効かない感じと言えばいいでしょうか。

特にエレベーターや電車のドアが閉まると「あ、閉じ込められた」と強い不安感と動悸に襲われるのです。知っている人がいれば気分が紛れて何とかなるのですが、それも会話すること自体が疲れてしまってできなくなっていたのでかなり辛かったです。

また、家にじっとしていても全力疾走をした後に喉の奥から込み上げてくるような疲労感を感じたり、湿気に息苦しさを感じたりしました。この世界的な異常気象でこれまでクーラーなど必要のなかったヨーロッパでも2003年の夏には高温多湿のため多数の死者が出ておりました。

病人が運ばれて来ても病院にクーラーが無いのです。いざとなったら私はどこへ避難すればいいのかと本当に不安になり、身の危険を感じました。夜も気温が下がらず、鼻血を出したほどでした。今でこそ笑い話ですが。

この時に出された Euthyrox50mg(Levothyroxin-Natrium) はいきなり50日分が処方されましたが、病気になって薬を飲むことが初めてでしたので、それに従い服用したところ、不定愁訴がかなり緩和され、遠出もできるようになり、人との長時間のおしゃべりも可能になり、強い疲労感もなくなり、電車から降りることも滅多にない程度になりました。

「わー、この薬よく効いた!、魔法の薬みたい」と喜ぶのも束の間。

<2007・2.12> の検査結果は以下の通りです。 甲状腺ホルモン T3 2.09 (基準値 0.60-1.81ng/dl)
        T4 11.3 (基準値 4.5-10.9マイクロg/dl)
下垂体ホルモン TSH 0.04 (基準値 0.40-2.50mU/l)

甲状腺ホルモンは2ヶ月分のホルモンを蓄えているということで、今回の検査はEuthyrox を飲み終えてから2ヶ月空けてから実施しました。

T3、T4、TSH ともに基準値を大きくはみ出しました。特に TSH が大きく抑えられ、ドクターが驚いてエコーで丹念に調べていましたが、甲状腺の大きさは変わりなく、痛みもないので問題なしとのことでした。

橋本病と言われ、ヨードは控えるように言われましたが、亢進症(バセドウ)でなはいかと疑問に思いました。もしくは私の甲状腺が不安定なため、数値が定まらないのかもしれません。体調は悪くないので、薬に頼らず食事療法で様子をみていきました。

何故、体調は悪くないのか。前回の検査を終えてから私は自分の甲状腺について知りたくなり、インターネットで検索してみたところ、何度やっても「ペットのストレス・オルゴール療法」に行き着き、前年の秋に一時帰国した際に横浜は元町の療法所に通いました。

オルゴールをドイツへ持ち帰り、ずっと自宅で聴いていたからだと思います。ですから、こんなに数値がバラバラになっても私はそれほど衝撃は感じませんでした。

オルゴールを聴いていれば大丈夫と、すでにこの時から感じていたのかもしれません。それに、この結果ドクターは Carbimazol 5mg(N2) という、前回とは真逆の作用のある薬を処方しましたが、私は処方箋を受け取っただけで服用はしないでいました。

前の薬を飲み終えたあたりから実は少し体調が良くないことは感じていたのですが、もう、薬に振り回されるのは嫌だと思いました。

薬で体調を管理するようになってしまえばもはや薬依存にならざるを得なくなると思ったからです。定期的に血液検査をし、その結果によって薬の種類を決められ、体に異物を送り込むなんて考えただけでぞっとします。

しかも私の場合は本来自分の体で作るべきホルモンを外から注入するようなものですから、そんなに簡単なことで済むのだろうかと思っていました。実際、ヨードの少ないヨーロッパでは甲状腺異常が大変多く、若い頃から薬で体調をコントロールしているというドイツ人を何人も知っていました。

あるドイツ人は「薬を飲まなくては本当の自分でいられないなんて嫌だ」と言いながらも2ヶ月に一度の病院通いをしていました。

何はともあれ、療法所の佐伯一成さんにこの結果を報告しますと、「顕著な動きが出て、大変喜ばしく思っております。ご推察のとおり、変化が出始めると数値的には時にはオーバーしたり戻ったり、というようなことが起こる場合もあります。

通常は変化が難しい部位にこれだけの大きな変化がおきることこそが刺激を受けた結果だとお考えください。

数値は必ず安定しますのでご安心ください。また、ご自身でお感じになっておられる体調のよさもうれしいですね。体に感じる(表に出てくる)症状は振り子の様に行ったり来たりを繰り返します。ですが、長期的に見ていくと回復に向かっていることが実感できると思います。」

一部の抜粋ですが、このような「ああ、これでよかったんだ」と思えるようなメールをいただいて、どれほど安堵したことか。このような対応は、一般の病院ではまずあり得ないことです。

私は半年に一度の割合で一時帰国していましたが、密室の機内で気分がどうにかなったら怖いという思いも、このメールをプリントアウトしてお守りがわりに大切にパスポートにしのばせておりました。何よりも心強かったです。その節は本当にありがとうございました。

そうこうしているうちにまた次の検査の日がやってきました。 <2007.9.4> 下垂体ホルモン TSH 1.23 (基準値 0.40-2.50mU/l)
どうです、ドンピシャですよ!とどんなに誇らしげな気分になったことか。オルゴールを聴き始めてわずか半年で私の甲状腺ホルモンが正常になりました。

ドクターにも「とってもいいね。」と言われました。まさか私が薬を飲まなかったとは思いもせずに、きっと薬が良く効いたのだと思っていたことでしょう。

ですから、どうしてこんなに良くなったんだい?などとは聞かれませんでしたが、もし聞かれたらオルゴール療法のこと、教えて差し上げたかったなぁ・・・。

余談ですが、ヨーロッパでは罪を犯したり自殺未遂などの精神的に病んでいる人のためには向精神作用のために「オルゴールを聴く」というプログラムがあるそうです。

私は毎日できる限りオルゴールを聴いていました。聴き方につきましてはただ聞き流しているだけで、体に付けるということはあまりしませんでしたが。共鳴箱は持っていませんでしたが、机の上に置いてもよく響いていたことは覚えています。

2007年の10月に本帰国しましたが、何かと気忙しく面倒な引越し作業も乗り切れ、その直前に行った最後の旅行にもオルゴールを持って行き、まさに片時も離さずといった感じでした。

帰国してからの体調は、さすがに海外生活を終えたという疲れもあり、良い時もあればそうでない時もあり、電車でパニックになりそうな時もありました。

ですが、私がオルゴール療法を始めたことをきっかけに母も「きれいな音楽を聴くのはいいわね。」と一緒に元町の療法に通ったり、年末のオルゴールコンサートに行ったりと今までとは違った生活を楽しんでいます。オルゴールの聴き方もご指導を受け、できるだけ効果の出るように心がけています。

帰国してから半年経った頃の人間ドックではリウマチの値が高く出たのですが症状はなく、甲状腺のT3、T4、TSHも異常はありませんでした。ただ、過去にバセドウだった可能性を示すデータが下記のように出ました。

甲状腺ホルモン T3 2.6 (基準値 2.5-4.3pg/ml)
           T4 1.28 (基準値 1.0-1.8ng/dl)
下垂体ホルモンTSH 2.690 (基準値 0.400-4.000マイクロIU/ml)
TSH受容体抗体     26.0 (基準値 10以下)
サイログロブリン(たんぱく) 56.5 (基準値 30以下)

私は鼻炎も持っていますが、オルゴールを聴いた時の効果は持続性はないものの、即効性はあるように感じています。かれこれ19年前に発症した良性発作性頭位眩暈症も今は殆ど治まっています。

そして2008年も終わる頃、療法が終わった後にみなさんが体が暖かくなったとか、手足がポカポカしてきたなどど話されるのを聞いて、私はまだそんなに感じたことはないのになぁ、羨ましいなぁと思っていたところ、確信はありませんでしたがやっと私にもそのような感触が出てきたと思えたのです。

また、年末のオルゴールコンサートに行った時、会場のトイレが故障していました。これまでの私なら、「どうしよう!!」とうろたえ、心配極まりなくなっていたのですが、平常心を保っていられました。精神的に強くなったのかなと、大きな進歩を感じました。

2009年のお正月には動き過ぎて最悪の疲労感を感じてしまいました。しかしそれが長引くわけではなく、そんな時こそ療法に参加すると、良い気分でうとうとしてしまうのでした。春にはヨガも始め、ますます体力アップに努めるようになりました。

私はもうひとつ、爪甲剥離症という、爪がパイ生地のように剥離してしまう症状も持っていました。2003年の6月から、左手の人差し指から中指、薬指と順番にこの3本だけに起こりました。はじめは気にも留めませんでしたが一向に治る気配がなく、ひどくなっていきました。

皮膚科にも行きましたが、ひどい手荒れだと言われ、ステロイドを出されただけで原因は不明とのこと。爪は伸びるのですが、伸びた先から剥がれるため収拾がつきませんでした。爪がしっかり生えていないということは、指先に力が入らず、床に落ちた髪の毛を拾うことも、缶のフタを開けることもできませんでした。

こんなに当たり前で些細なことができなくなるとは。人の体はつくづくよくできているものだなぁとこの時に思い知らされました。

それが2009年の7月から、発症して6年目にしてやっと変化が出てきました。これも悪くなった人差し指から順に良くなっていきました。

しかし爪の伸びはゆっくりなため、少しづつ少しづつ一進一退を繰り返しながら改善され、今は薬指を残すだけとなり、それもあと一歩で爪が生えそろうようにまでなりました。病院では治らないと言われていましたので本当に嬉しいです!

爪に関しましては民間療法の先生との出逢いがあり、この先生が親切な方で、ぐちゃぐちゃになった爪の上からスカルプを被せて下さり、爪が伸びる方向性をつけて下さっていたのですが、やはり自然の伸びにはかなわずすぐに取れてしまいました。

それでも取れる度に何度でも我慢強くまた着けて下さるのでした。この対応も一般の病院ではあり得ないことと感謝しております。しかし、着けてもすぐ取れてしまうのでとうとう私の方が諦めてしまいました。

放置しつつ、オルゴール療法やヨガを取り入れ、しっかりと食べ、忙しくも充実した日々を送っているうちに自然と今のような良い状態になってきたのでした。爪が良くなる過程は写真に撮ってあります。今年中に、完治してくれたら万々歳です。

そして2010年の1月に念願のセラピーボックスが届きました。共鳴箱を持っていませんでしたので、この大きなボックスが私の机代わりとなり、この上でこうしてパソコンを打ったりメイクをしたり本を読んだりと、私の定位置になりました。時々はボックスの中に入って大音響を楽しんでいます。

オルゴール療法を始めて4年目になろうとしています。薬のような副作用が無く、美しい音色を聴くだけで症状が治まるなら、と思って始めましたが、時には効果が実感できずに焦ったり、自分は人と違って鈍感なのではないかと比較したりしたこともありました。

途中ヨガも始め、良いと思えるものを取り入れてきました。そしてとにかくよく食べました。食べても食べても身にならず体力がなかったのが、最近では体重も増え、そのままをキープでき、基礎体力がついてきたと実感しています。

ただ、未だに込んだ電車だけは苦手で、時々困っているのですが、それでも嫌と感じることには我慢せずに無理のないような方法を選んでどこへでも行きます。オルゴール療法の効果は個人差があると思いますが、体はしっかり受け取ってくれていると思います。

抱えている症状や自分の体質によって、効果の出る時期というのはそれぞれ違うと思います。夫婦そろって甲状腺に異常を来たしたものが、私だけ治らなかったというのは、もしかしたら女性特有の更年期だったかもしれません。

しかし、甲状腺であろうと更年期であろうと、ホルモンが関係していたことは明らかです。オルゴール療法は、人が生きていく上で最も大事な「脳幹」という部分に深く触れるものです。

オルゴール療法を続けていて良かったと思います。

これからは予防医学の時代と言われていますので、これからもオルゴール療法を続け、自分の身は自分で守っていこうと思っています。療法所の方々には毎回いつも本当にお世話になっております。心から感謝申し上げます。  

10月 横浜市 40歳代女性 H.N.さん

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「注」ひびきの療法が全ての症状を改善するものではありません。

自然界の“ひびき”によるオルゴール療法は、脳がコントロールするために心も身体も全身の不調を複数、同時に解くものです。そして、難病を初め、5千名の方の、病状が改善されてきました。その中で、耳鳴りや難聴、関節リウマチやジストニア、橋本病などさまざまの症状を200種を超えています。しかし未だオルゴール療法が触れていない病気も多く、それらを全てに渡って改善する臨床例をもっておりません。脳の自然治癒力が多くの病状を改善する原理は多くの改善症例からみて正しく、確かに手応えを感じて、おすすめしてきましたが、病状の改善に多くの可能性はもっているものの、すべての病状を解くと言い切るには、未だ次期早尚だと考えています。希望を持って取り組まれることを、お勧めしますが、確実性は今の段階で保証できない状況をご理解ください。