20年来のめまいとふらつきに悩みました。耳鼻咽喉科で薬をもらい、内科で自律神経失調と言われ鬱もあるので抗鬱剤を処方され10年間服用しています。急に身体が熱くなり汗をかきます。又急に冷えることも度々起こりました。天候の良い日はましですが、雨の日はシャワーも入浴もシャンプーも出来ず、常に不安感があり車にのっても身体が浮いたようになり、ゴミを出すのもうつむくとふらつくので出せない状態でした。
座っているときは大丈夫なのですが、立ち上がる時にはテーブルにしっかりと手をついて立ち上がります。それでも地震の時のように感じ、時には天井がぐるぐると廻り、テレビを見るのが苦しく家事が出来ないのです。それでも洗濯や掃除機をかけることは出来ました。座って家事がなんとか出来る程度です。夫に助けられて、ふらつく足で外出は出来るのですが、頓服をのまないと無理でした。いらいらしてタバコを吸い夜には夫に当たる毎日でした。
国の障害年金を申請して等級は5級の内の2級でした。病院での薬の他漢方薬やサプリメントも欠かせない程です。以前に姑とのトラブルや家庭内の不幸があり、そのストレスから自律神経失調となり鬱病になり天井が廻るほどのめまいとふらつきを起こすメニエールになったのだと思います。自宅は地下鉄に近く、IHなどの電化製品を使います。テレビはめまいがするので見ることが出来ませんでした。
オルゴール療法を知りましたが、療法に参加が出来ないので、自宅で始めました。最初は72弁のオルゴールでカノンを全く聞くことが出来ず、天井がぐるぐると廻り苦しくなってすぐにオルゴールをとめました。144弁のオルゴールは身体がだるくなるので聴くことが出来ません。72弁のオルゴールは洋服ダンスの中でやっと聞ける程でした。
今年の5月『1年もオルゴールを聞いているのにどうしてよくならないのでしょう?』と研究所にお尋ねしたとき『どのくらい聞いていますか?』と言われたので『1日におやすみのときの20分くらい』お答えしたのです。『それでは少なすぎます。一度個別療法を受けるように』と勧められたのです。6月の初旬にはじめて個別療法に参加して、それ以来症状がどんどん軽くなりました。
昨年はほとんど毎日耳鼻科に通いましたが、今年になって全く行かなくてよくなりました。夫と一緒にテレビを見ることが出来るようになり、今はテレビをみるのが楽しくなりました。シャンプーや入浴が雨の日でもちゃんと出来るようになりました。以前はお昼でも夕方でも苦しくなると頓服を飲んでいましたが、全く飲まなくなりました。歯磨きも立ち上がるとふらつき、雨の日は出来なかったのに今は雨の日でも磨けるようになりました。
オルゴール療法を始めてから天井がぐるぐる廻ることはなくなりました。体温が36度を超えるようになりました。あれほどオルゴールを聴くことが苦しかったのに 今はオルゴールを聴くのが楽しみになりました。
未だ薬もやめられません。家事も充分ではありません。外出にも主人の車で出ています。それでも以前に比べるとめまいもふらつきもなくなりました。夫への感謝の気持ちも出て来ました。鬱からも次第に抜けて来ているのが分かります。以前には聞けなかった144弁のオルゴールも研究所の大型のオルゴールを聞いてもなんともなくなっています。
8月27日 女性 大阪市