「4年前までは、風邪こそ引きましたが、いたって元気なほうでした。結婚してから、2週間アメリカにいくことがあり、ハードな通訳をこなして1週間が過ぎたとき、旅行中に非常なだるさと苦しさを感じて立っているのがやっとの状態でした。自分では過労からだと思ってそれほど気にしていませんでした。
帰国してから、風邪の治らない状態が続きましたが、内科病院では風邪の処方で薬を頂いていました。それから突然喘息が起こったり、いろいろと風邪ではないような奇妙な症状が出ました。甲状腺専門の医師を訪ねましたところ甲状腺機能亢進症・バセドウ病と診断されました。『まだ薬も手術も必要ない、異常体質だろう』と診断されたのです。
それからどんどん状態が悪くなり、食事中に倒れたり、入浴中に気絶するようになりました。様々な民間療法にも通い、あらゆる健康食品も試しましたが、芳しくありませんでした。
2年前から喉に異物を感じ、歩くことが出来ない状態になり、整体の先生は「ヘルニアに掛かっている、骨盤がずれているので歩かない方が良い」と云われました。次第に身体が弱り、老化していくのが感じられました。髪も全身が白髪になっていきました。病院では甲状腺機能低下症・橋本病と診断され、一生この状態だといわれて、とても悲しい思いをして、このまま死ぬのではないかと思い一晩泣き明かしました。
その頃「オルゴール療法」のあることを母が聞きつけてきました。低周波と高周波が脳幹を刺激して効果があると聞いて参加しましたが、初めは、オルゴールを聞いても、美しいとも気持ちが良いとも思いませんでした。“カノン”を聞くと、もういらいらとして、とても1時間半は持たない、一刻も早く逃げ出したい気持ちでした。
オルゴール療法の理屈は良いと思いましたが、もう2度と来ないでおこうと思いました。気分が悪くなり、椅子にぐったりした立ち上がることが出来ませんでした。
翌朝目を覚ました時に、いつもの頭がボーとした状態ではないのです。不思議なことに頭がすっきりしているのです。身体の中を血がさらさら流れる感じです。血がよごれた感じがしないのです。
翌日から、母と毎日オルゴール療法に通いました。3日目に右半分の顔の吹き出物がなくなり、次の日の朝、左半分の顔の吹き出物がなくなりつるつるになって家族でびっくりしました。2週間程経ったとき、腫れていた喉の甲状腺に痛みを感じ、その後どんどん腫れが引き、急激に快復していくのです。
どんなにか嬉しく、毎日療法に通うのが楽しくてたまりませんでした。倒れることもなくなりました。ほんとに不思議なことが起こった感じです。あの初日に聞いて嫌いだった「カノン」も今では、おやすみの時に、聞かないと眠られなくなりました。
橋本病の為に、以前は胃腸傷害から、お肉など欲しくもなく、脂っこいものは食べられなかったのに、先日ステーキとフライドチキンをお腹いっぱい食べても平気だったのです。脂っこいものは胃が一切受け付けなかったのに今はなんともありません。
摂食障害といい橋本病の特色だそうです。骨盤がずれているので歩いてはならないと言われて、以前は飛び跳ねることが出来なかったのに、今はスキップが出来るようになり、バイクに乗れるまでになって家族で驚いています。「オルゴール療法」にとても感謝しています。
10月20日のオルゴール療法研究会で発表、「手記と発表」
7/25 29歳の女性 大阪府