昭和50年に始めたオルゴールコンサートは1万回を数えました。2 M 近いアンティークオルゴールから現代のオルゴールまで様々なオルゴールのご紹介です。楽しさや面白さに感じられ床を震わせる低音に感動し涙を流されます。
ここ15年間のコンサートでオルゴール療法に一つの形が見え始めました。100khz の高周波から自律神経系の中枢の脳幹の血流を促すことが旧文部省の外郭機関とと京都大学の神経科の合同チームにより発表されました。
スイス製のオルゴールやアンティークオルゴールに可聴域を超える3.75ヘルツから10万 ㌹を超える低高周波があることを突き止めこれを使うことでオルゴール療法と呼んでいます。
オルゴール専用のコンサートホールの効果と、専用の共鳴箱を使用することで効果をあげています。
音の素材としての響きと美しい音楽とが相まって脳梗塞から視床痛を引き起こされた方の回復を早め、また交通事故から1年半植物状態寸前である男性の意識の回復や、不眠症、高血圧、低血圧を正常にする改善症例を医学会で発表しました。
○筋肉の脱力3週間前には買い物袋さえ持てないほど手に力が入りませんでした。オルゴールコンサートを聴き筋肉の張りが出始め、2週間が経ち部屋の模様替えに、水やと冷蔵庫を一人で動かせました。今は何ともありません。
○甲状腺機能亢進症低下症(橋本病)時々37℃から38°cの熱が出て消耗が激しく、食事の後や風呂場でもよく倒れました。オルゴールコンサートに参加し3日目に顔がツルツルになって家族は驚きました。2週間ほどで喉がピリピリと痛み始め、その後次第に腫れが引きました。
以前は食事をすると胃が重く苦しみましたが、今はステーキを食べるのも平気です。3週間で十数回のコンサートに参加し帰宅後3時間オルゴールを聞きます。今は飛び跳ねても疲れません。血液をサラサラにする令水を飲んでいます。
○うつ病3日目のコンサートで顔に生気が戻り汗をかいたことがないのに全身に汗をかき顔が上気するほどです。とてもよく眠れ人とも気楽に話ができるようになりました。抗うつ剤を服用しています。
○慢性の関節リュウマチ2年前からて指の関節が曲がり卵を割れない状態でした。1日目のコンサートで足のサポーターが外れて二日目に顔がツルツルになり3日目に固まりかけた指が自由になり痛みがありません。 階段も自分で上り下りできます。 庭の草刈りを一時間半程しました。リュウマチの薬を服用しています。
○口内炎ストレスから疲れがひどく脱力状態が続きましたまるコンサートを聴き始めて身体全体に力を感じて元気を回復していくのを実感しますまる口内炎が三日目で治りました。
我をすると傷口の治りが遅い状態が今は普通に治ります。 コンサートと自宅のオルゴールを2週間聞きました丸ステロイド系の薬は使用していません。
一か月間15例中の者ですが早い効果に驚いています。共鳴箱に上半身を伏せて聞くために直接に頭部、顔、咽頭部、胸部などに響きが当たる、すなわち音を直接患部にあてることも大きな効果を上げるようになっていると思われます。関西鍼灸短期大学で、 CD やテープでは出ないとされるアルファー波の検出も行いまた。関西大学で交感神経の顕著な鎮静も検証されました。
ご専門の方からは、「オルゴールの低周波が自律神経系の中枢脳幹と直接刺激しての早い効果ではないか」、「自然治癒力を強く引き出し、効果が早いのでは」、「免疫力が強く感じられる癌細胞の発育を抑制するかもしれない」、副作用のないのはありがたいと言われています。
音楽療法の中で楽曲が患者に与える心理面での効果を中心にしているものは科学的な立証を難しくしています。大量生産に便利な CD や音楽テープテープでも良いという考えは今覆りつつあります。音の素材としての響きが音楽を支える大切な要素であること、従って生活の場でも低・高周波の豊富の生の美しい音を探す必要がありましょう。
音の美しさは音の便に使われる鋼の方さや純正町に近い調律法やキャビネットの木の材質によりますがそれをコードにする職人たちの感性のおかげですまる美しさや気持ちの良さもリラクゼーションに貢献しています。
健康のために大切な睡眠を国民の半数が取り得ていないから、不眠症をたくさん直しているオルゴール療法がご専門の方の手で、現代の新たな医療に加えられることをより確かな検証のために、研究機関や臨床の場でのご関心を強く希望しています。 筆者の紹介 大阪府医師会 広報委員 涌井慎哉