9歳男のお子さん情緒不安定・聴覚の弱いの難病の先天性チャージ症候群で!
4月23日、土曜日の午後、車イスで、お父さんとお母さんと一緒にご家族で、来所されました。
チャージ症候群の9歳の男お子さんは、オルゴールを鳴らし始めると反応があり、音楽が嫌いそうでもなく、受け入れてくれたので、先ず、第一の関門を突破されました。
音楽が嫌いでは、オルゴール療法を受けるのが難しいのです。脳の異常発達ですから、72弁のオルゴールから始めて、144弁のオルゴールを鳴らし、デイスクオルゴールのスワン、アンティークのオルゴールを鳴らして、お子さんの様子を見ました。
その間、ずっと歯ぎしりが続きましたが、最後のストリートオルガンでは、少し歯ぎしりガトマルこともあり、脳からの“ひびき”の効果が見られたように思いました。オルガンの強い“ひびき”に反応されたようなので、私とみどりさん、最後は自動オルガンを掛けて、セラピーベッドに寝てもらいました。
ご夫妻がお子さんの喜びように、オルガンの強い音に反応された様子にオルゴールが脳からの調整されることに何度もうなずかれて、納得されたご様子でした。スキャモンの発達曲線に見られるように、14歳で神経系は80%とありますように、成長期のオルゴール療法で“ひびき”を脳に与えることによって、正常な成長路線に戻れることが予想され、その後の20歳迄に良い成長が期待できましょう。
日本オルゴール療法研究所 所長 佐伯吉捷