「平成19年7月14日に脳内出血を起こしました。入院しましたが、手術はなく、点滴をして8月には退院しました。2,3日して血圧が200になったので、心配して再入院しました。右半身のしびれと痛みがひどく特に右足の裏は焼け火箸を当てるような、濡れタオルをしぼるような痛さが残り夜も眠れない日が度々です。構音障害も少しあります。ネットで脳卒中の改善症例を見て藁をも掴む想いで個別療法に参加しました。
装具も杖も使いませんが、外出時は不安で家族に付き添ってもらいます。痛みは四六時中続き、処方された鎮痛剤で、2,3日の効果があります。
以前は自然の多い岩手に住み、5年前に大阪に転居、今年の3月に新築のマンションに転居しました。脳出血を起こす前の血圧は160台でした。20年前に寒い朝に重い物を持ってぎっくり腰を起こしましたが、20年間少林寺拳法で師範までになり、病気をすることもありませんでした。
オルゴール療法は9月29日から受けました。療法4回目の10月8日に右膝と右肘、脇腹にびりびりと反応がありました。1週間経って気持ちの変化が起こりました。焼け火箸を当てるような痛さが何となく良くなって行く感じがあり、閉塞感から解放されるような気持ちなりました。
10月13日、8回目に、今まで足が痛くて触れなかったのに手で触ることが出来るようになりました。むくみが取れています。朝薬なくして出られました。療法終了後、痛みが増して薬を飲みました。
10月26日14回目あれ程痛かった足の痛みが10分の6になっている。足を触っても痛くないので妻にマッサージを受けられるようになりました。まだ手足の冷えがあります。オルゴールを冷えのあるところに当てると調子が良いです。
12月に入り、気温も一桁台になり、まだ寒くなると思い、ある程度痛みも厳しくなると覚悟していましたが、順調でビッコを引くことも無く普通に歩くことができました。
12月最初の週末、トイレに行った時に気がついたのですが、以前は排尿時に右膝に突っ張り感があり、痛くてほんの僅かしか曲がりませんでした。まっすぐな状態を180度とすると、7~8度くらいしか曲がらなかったです。この突っ張り感が軽くなってきて、20度くらい曲がるようになりました。
坐骨神経から膝に掛けての筋肉の緊張が緩和して膝全体の硬直が解けて膝の曲がりが大きくなっています。
撮影して画像をみたところでは、20度以上曲がっているようです。体温の上昇が続けば全身の筋肉がやわらくなって行きましょう。
膀胱周りの筋肉も緊張が緩和したのか、常に残尿感があり一日に10数回はトイレに行っていましたが、今は10回前後になりました。
まだ、右半身(肩、肘、指、脇腹、膝、かかと、足の裏)全体の痺れは、根深く残っていますが、回復にあまり過度な期待はせずに、日々自分が取組むべきことを着実に行うことが大事であると思っています。何かのコラムにありました。お釈迦様の言葉ですが、『過ぎしことを悔いず、未だ来ぬことに憧れず、今を大切に踏みしめてゆけば、身も心もすこやかなり!』40歳代 男性 大谷 誠
コメント:脳出血(脳卒中)の後遺症
大変早い反応が出てご本人も驚かれています。『この痛みが10分の1になればどんない良いか』と希望がわいてこられました。その気持ちがリラックスを起こし血管を広げて更に良い効果が期待できるのです。
こうして身体でお感じになれば、少しでも長く聴きたい、もっと効果的な聴き方をと意欲が出て来ましょう。体力も気力もある方ですから、きっと早期に改善されて行くと思います。経過報告をお願いしてこの方を手記を書いて頂きましたのでお名前とを掲載させて頂きます。 40歳代 男性 大谷 誠様