オルゴールが認知症改善に効果がある・・・そのことを多くの方に知って頂きたいのです。認知症は避けられないのではないかとどなたも思っておられるでしょう。私たちのまわりには、沢山の痛ましい事例があります。いくら介護しても、受け入れられないで悲しまれ、辛い日々に接して絶望の気持ちにどう接したらいいのか?判らないままに毎日を過ごしておられます。
もし、その状況から脱却出来ることが出来れば、今の苦労が報われるのです。多くの方たちに、お役にたちたい一心です。
ある精神科の認知症病棟に1年間オルゴールの“ひびき”を提供する機会がありました。重症なグループ、中位のグループ、そしてディケアの方たちの3クラスを各1時間ずつ、ディスクオルゴールを持ち込み、オルゴールが受けやすい大部屋を、大阪本部の阿佐美君と毎週回りました。
重症の方たちに、テーブルにオルゴールを直置きにして、テーブルに顔や耳を着けて聴いて頂くのです。ディスクオルゴールの曲で日本の歌を掛けると「歌い出す方」や、「気持ちがいい」「又来てね」と言われる方たちを見て、このオルゴールが1日中施設にあればいいのにと幾度も思いました。
石川県の霊峰白山の麓にあるミントレイノはハーブの里として有名です。高田悦子さんのお母さんが認知症で、それも壮絶な不穏行動を伴う病状が、72弁のオルゴールを1日聴いただけで、一瞬に症状が改善した例はあまりの効果に信じがたい思いですが、又広島の80才代の男性の、アルツハイマー認知症が1ヶ月毎日通われました。ある日、大阪の療法所から広島の自宅にひとりで帰られたのです。医師が「アルツハイマーから抜けている」と驚かれました。特殊な例かもしれませんが、私たちに大きな示唆を与えました。
全ての病状に言えることですが、血流障害、冷え、栄養と酸素の欠乏による全神経、臓器、血液循環などの代謝機能がとどこおり、全身の機能が衰え、さまざまの病状を起こしています。その血流障害が脳に起こることで、痴呆症、今の認知症が起こっていることがうかがえます。
自然界の“ひびき”が脳の生命中枢を刺激して、代謝機能他が改善され、全身の血流の回復が多く見られています。そのことは、当研究所の低体温の測定で、155人の低体温の方が5度から13度までの回復したことでも立証されました。
それを手がかりに、認知症のご家族に、ご友人に試されては如何でしょうか? この4月からレンタル料をもっと利用しやすい値段になり、4月には、当研究所から新たな木箱で音色とひびきの強く、お求め易いオルゴールが出来ました。72弁で「ドビュッシーの月の光」です。自動で1~12時間も鳴る画期的なオルゴールを寝た切りの、ゼンマイの捲けない認知症の方に試されることをお薦めします。
新型コロナに翻弄されていますが、抵抗力、自然免疫力を高めておくおことが大切です。ウイルスが侵入しても軽くて済むと考えられます。今こそ、オルゴールでひびきを沢山取り込み一刻も早く、抵抗力、自然免疫力をつけて認知症改善と予防を心掛けましょう。