オルゴール療法では、ひびきの量をどれほど多く、脳に届けられるかでその効果が計れます。延720人の聴く時間の統計を取ってみました。1日、15分の方もあれば、ご家族の協力で12時間の方も、さまざまですが、平均してみました。1日30分となりました。
最低でも3時間が欲しいと思ってご指導していましたが、見事にはずれました。だから改善しないのだと思い、それ以来、聴き方のご指導に、聴く時間の捻出に、研究所施療ホールにあるオルゴールの鳴らす種類をふやしました。
20年近く経って、高価な自動オルガンが出現しました。でも、手の届く方は少なく、依然オルゴールは効かないと判断され、オルゴール療法から離れて行った方々に申し訳なさでいっぱいです。
モン・パープルは、そんな中に出現したのです。夜おやすみの時間から朝まで、洗面からお食事中も、出勤まで、更に、帰宅から夜お休みまで、モン・パープルは、いつも私たちの傍にあります。ご自宅で寝たきりの、病院、療養所の、ご自分でゼンマイの捲けない方に、24時間演奏が可能になったのです。
自然の空気や水のように、ひびきも常に、身の回りにあり、やかましくなく、いつまでも聴いていたいと思い、どんどん心もからだも良くなって行くのです。薬の少ない、自然療法で効果があり、誰もが取り組める時代がきました。
お亡くなりになった“ひびき”の学会の理事長渥美和彦先生が提唱された「セルフケア、エコ医療、予防医学」そして安全で効果の高い、真の健康法になる下地が出来たように思います。