多くの発達障害を起しています。現代の子供の発達の道のりを環境から捉えると、その道のりは、かなり険しい状況と言わざるを得ません。
結婚による精子と卵子の発育、受精、胎児の養育、出産、乳幼児期から子供、青年期に至る全てに、現代の環境の劣悪さが問題視されています。
極上の光、水、空気、土、食物は、それぞれに良質性を欠き、生命の発達に大きな障害を引きおこしています。考えられる劣悪な環境は、オゾン層の破壊、水質汚染、放射能やPM2.5、二酸化炭素等からのさまざまの空気汚染、土の不足、そして自然界にある良質の食物が全てではないなど、生命を支える要素は、そのどれもが充分でなく、生命誕生に大きな障害になっています。
特に、近年家庭内の電気製品から発する電磁波は、生命の誕生から生育に関わるすべての段階で大きな障害になっていると叫ばれています。
元々地球上には平均60ミリガウスの電磁波があり、その環境は生命を生育するためには、自然の環境であり、むしろ必要なものであるのです。その上に人工的な電磁波が大きな障害となっているとされています。
ヨーロッパの国々は、発達期の14才迄の子供に携帯電話を持たせない、販売、広告の禁止まで、国の条例があるのです。WHOが米国のモトローラの携帯電話の製造、検査の段階で脳への電磁波被爆による脳腫瘍の発症を認めたことで、電磁波を脳の近くに長時間おくことの危険を初めて認め、そのことを受けて欧州諸国は、国民の側からの立ち位置での考え方で国の方策が決められているのです。
都会でのマンションの住環境は、快適さの陰で人工的な電磁波は大きなマイナス要因になって、子供の正常な発達に影響を与えています。胎児から乳幼児を経て靑年期の生育の段階で、それを正すことが求められています。
脳の発育の不足が発達障害となって、顕れ、さまざまの病名が付き、それに対してさまざまな対症療法やトレーニングが処方されていますが、部分的な手法に留まり、根本的な解決になっていないのが現状です。
脳の発達の不完全が障害を起こしているために、発達障害にさまざまな病名がつき、その分類の学問は大きな進展が見られますが、肝心の正常に戻す手法が見つからないのです。
脳からの医療が求められなければならないのに、現代の医学が多く対症療法に終わり、多くの薬から、副作用を生む現代の様子がここでも見られます。
脳の未発達から起こるのならそれをコントロールしている根本の脳の正常化が求められなければなりません。それが、旧文部省の大橋 力教授の「自然界のひびきにある超低・高周波が生命中枢脳の脳幹と左視床下部の血流回復」の論文に見られる理論なのです。
「ひびきによる脳からの医療は、心身の複数の病状を同時に解きひとつも見逃さない」が生まれました。胎児から靑年期の成長の環境を自然界に求めるのが自然の道理ではないでしょうか?
電磁波過敏症や科学物質過敏症に多くの生命が脅かされていることを一刻も早く認知され、無駄を省き、早い回復を望む脳からの医療の必要が痛感させられます。「これからの医療と養・教育のマッチング」が望まれます。 文責 佐伯吉捷