胎内における胎児の発育環境が大きな問題となっています。大気汚染や水質汚染.化学物質障害や電磁波障害.など様々の環境悪化が胎児の発育に少なからず影響しています。
超低胎児や脳の発育不全から多くの発達障害が起こり家族に困惑を起こし、医師や療法師や施設に余分な手を掛けています。
環境悪化は母体の心身の異常を起こし、栄養と酸素の充分な供給が不足し胎児の発育に少なからず障害になっています。
中でも、テレビやスマホやゲームなど、デジタルの音楽ばかりの中で、美しい生の音楽が少なくなった今,胎教から 乳幼児、更に成長期の子どもに自然界の“ひびき”が極端に少ない環境が胎児の正常な発育に影響しているのではないでしょうか?
デジタル音は、生の音楽をマイクで収録し、アンプを通した時点で、0と1の記号の音に変換します。その音をスピーカーで拡声して私たちに届けられます。胎教から出産に至る十ヶ月も、生まれて3歳までの大切な養育、発育に大きく関わります。
NHKの総合テレビで、デジタル音は胎児には届かないと、音楽では胎児の脳とからだの発育には、影響しないことを何度も放映されました。その科学的実験と実証を何度も放映して、医師やお母さんに警告を発しました。おかあさんの歌声は胎児に届くことも実証されたのです。
お母さんのお腹での大切な発育は、そして新しい命を育む為に最も大切だとされる胎教が、今、正常な環境ではないと云えるのです。どんなに期待された命であろうと、悪環境は容赦なく私たちの大切な胎児に降りかかります。
そして、私たちを育てる音楽が電子の音楽、デジタルの音楽なのです。
テレビの音楽はお腹の大切な赤ちゃんには届いていないのです。生まれた子供たちの発育、とりわけ脳の発育には不足なのです。
今、私たちの総力を上げて取りかからなくてはならないことは、母胎を健全に保つこと、胎児の環境を自然界と同じ環境を取り戻すこと、その環境による自然発育に任せることです。
医療の発展は大きな恵みです。しかし、病気を発症して、患部を取り除いたり、薬で病状を取り除く、抑えることは、それなりに効果は絶大であることは、既に照明済みです。しかし、現代の医療に欠けていることがあります。それが脳からの医療です。
生体は脳が全てをコントロールしていることは周知のことです。理論は解っていても、現実に取りかかるものがなかったのです。その被害が胎児に及んでいるのです。 佐伯吉捷