ミニオルゴール博物館・東京日本橋本石町(二)オルゴールサロン・ルヴィーブル・スイスの博物館巡り
「スイス旅行山と音楽とオルゴールの旅」:オルゴールの音色に魅せられた佐伯吉捷は小川正先生を団長にして各年おきに、スイスのオルゴール博物館を巡り、ユングフラウやマッターホルンのツアーに、コンサートや教会のオルガンコンサートを聴く等を企画してオルゴールの知識を蓄えました。
やがてオルゴールの職人や様々のオルゴールを聞く、お話を交えたオルゴールコンサートを催すようになりました。オルゴールコンサートは、NHKを初め、六民放の取材を受けて評判となり、五十名のオルゴール専用のコンサートホールは、午前と午後の2回行われ、七年間満席にするほどになりました。
また全国のデパートでオルゴール展を開催し、オルゴールの普及とファン作りに尽力しました。スイスリュージ社は、小さなおもちゃのオルゴールから144弁のオルゴールや歌う鳥のオルゴールやさまざまのオルゴールを造り華やかなオルゴール展は、即売会を含め、テレビの取材だけでも五百回を超える程の盛況となりました。
オルゴール展は、アンティークオルゴールを含め、五百点の展示となり、大阪梅田の阪急百貨店本店のスイスフェアでは、現在の国立オルゴール博物館の貴重なオルゴール三十点と当オルゴールサロンのオルゴールを加え、一日の来店者数は五万人となり、スイスの新聞に「オルゴール展に一日の来場者五万人!」と掲載される程になりました。
お話しを交えたオルゴールコンサートは、日本では珍しく、スイスの博物館巡りで得た知識とオルゴールのお話しは、好評で、多くの団体が参加されるようになりました。お話しは、「美しい音楽は情緒教育に大切」に及び、小学校の教頭先生は「有意義なお話しに感動しました」「アンティークオルゴールの音色の美しさに心を洗われました」とある小学校から三団体の婦人会が参加されるほとに好評でした。