オルゴールサロンの少し高台の竹藪の隣に大阪大学産業科学研究所の無響室が!
はじめに大阪大学の産業革研究所にオルゴールの美しさの測定ができないか?を相談しました。「美しさの測定はできない。そこに入ると出て来られない」と言われて断られたのです。その次は公的な大学では珍しい無響室の存在を知ったのです。
大阪芸術大学の紹介で周波数測定器、FFTアナライザーを当時で500万円もする高価な測定器を購入して、測定していただくことになったのです。72弁や144弁のオルゴールから始まって手回しオルガンやスイスのアルプホルン迄測定しました。
その当時の周波数測定器は超高周波が10万Hzまででした。そのためにオルゴールは3.75 Hzから10万Hzまでの測定しかできませんでした。それでもオルゴールに超低周波から超高周波の測定ができたのです。それは後に音楽療法学会など5つの学会で発表するデータとして役に立ちました。
オルゴールの美しい音楽の中に隠れた響きを見つけて得意でした。音の中に、耳に聞こえない、可聴域を超える“ひびき”が存在する発見をしたのです。後に東京の旧文部省の後発先生が超高周波の音が脳幹と左視床下部の血流が回復することを第4回国際神経学会で発表され世界に知られることになりました。

144弁のオルゴールは音符が多く、オルゴールの櫛の歯が沢山動く為にひびきの量が豊富で、その分効果が高いのです。
オルゴール療法のはじまり(2)