オルゴールに美しい音を求めて,スイスからオルゴールが届くと、毎日調整が行われました。
スイスのオルゴールが胎教に良いと教えた作曲家小川 正先生のご紹介で、幼稚園・保育園の先生がオルゴールを求めるようになり、月々、オルゴールをスイスに注文するようになりました。それにつれて、オルゴールの調整が毎晩遅く迄、あるときは、朝まで調整が続けられました。
美しい音を求めて、可能な限り、美しい音のオルゴールをお届けしたい思いから、スイスで調整したオルゴールの弁とピンの微妙な間隔を求めて、毎夜の仕事になりました。初期の頃は、毎晩1台のオルゴールの調整が日課となりました。
毎週のギターのレッスンを神戸で受けていたので、美しさを少しは学んでいたこともあり、オルゴールはもっと美しい音色が出ると調整を始めました。それは、現在もオルゴール工房で続けられている当研究所の誇りでもあります。特にオルゴール療法をするようになって、益々重要になっています。
スイスで求めた、又最初に手に入れた、オルゴールは、デコパージュの美しい宝石箱のオルゴールでしたから、特に女性には人気があり、音も美しく,宝物のようでした。手のひらに抱え込むとジーンとするほどの魅力あるオルゴールだったのです。

両手に抱えると、感動のデコパージュの美しい宝石箱のスイスオルゴール4曲50弁、蓋を開けるとガラスの上に赤い厚手の布が見えて本当に宝石箱オルゴールの鳴る宝石箱なのです。初めて手にいれた思い出のオルゴールです。