オルゴール療法の始まり(6)旧文部症の大橋 力(おおはしつとむ)先生と出合
大阪大学産業科学研究所で周波数測定の進んでいる中で、ある日、朝日新聞の記事に、「高周波を含む音楽に脳幹、左視床下部の血流を回復」の記事を見つけて、すぐに、東京の大橋先生の事務所を訪ねました。
「脳の中心にある精緻な脳幹、視床下部の撮影は、大変難しく、京都大学の柴崎先生の手を借りることにしました」と述懐されました。後に京都大学の柴崎先生とお合いし、柴崎教室の皆さんにオルゴール療法の改善症例をお話しして、そして、そのことから、国立環器病研究センターの菊池総長先生からお電話を頂きました。
「当国立循環器病研究センターでオルゴール療法を取り上げたい、資料を提供してください。先生方はすぐに取り上げないでしょうが、将来、オルゴール療法をやりたい先生のために理事会にかけておきたい」とお話をいただきました。
私の資料提出の遅れで、実現はしませんでしたが、皆さんがとても親切にして頂いたことを忘れません。 日本オルゴール療法研究所 所長 佐伯吉捷