遅くない“ひびき”による“成長”
人は皆生まれた時は生体の本来ある場所に骨を配し、筋肉をつけ神経を配しました。しかしそれは理想的な配置ではなく、個人の独自の配置であるのです。神経も骨も筋肉も臓器も正常に戻り、機能を整えることが、病気を治し、生体を正常に戻し、そこから鍛え抜くトレーニングが始まりたいのです。
オルゴール療法では正体を本来ある正常値に戻し、それから新しくトレーニングをするのですから、あるいはトレーニングをしながら生体を正しい状態に戻すことができるのです。1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年2年3年と年月をかけて、より合理的な生体に成長させることにあります。
いたずらに現場で無利なトレーニングをしても無駄に終わる場合が多いと思っています。理想的にはこの子を野球選手にしたい、テニスを習わせたい、卓球をしたい、ダンスをしたい目的に向けて胎児から出産、赤ちゃんから、そして十四才の成長期にまで脳幹・視床下部を正し、大脳小脳の機能を本来の姿に戻し、最も合理的な生体の動き方に育てる方が早道だと思っています。
巻頭にあげた「双子はこのようなリズム感に優れた、語学に長けた子たちを初めて見ました」と園長には言わしめたのは、受胎から胎教、出産から三歳までに、すでに80%が理想的な育ち方をしているのだと思います。14歳までにオリンピックの金メダル受賞者が出るほどに成長を遂げる(スキャモンの発達曲線参照)のであれば、遅まきながら脳からの生育に沿った作り変えの方が早道ではないでしょうか?
成長は20歳まで、理想的には14歳までと言われています。二十歳までに正しい、正常に子供達の成長を導くことこそ合理的な指導法でありましょう。練習中にいつも“ひびき”を聞かせたいのです。脳は不足した響きを待っています。
「これからの医療はひびきをベースとして、自分自身が治せる医療として発展していくでありましょう」「命をつなぐ響を始め環境悪化から自然の恵を失くした現代の環境を取り戻す作業しなければ、病は止めどもなく私たちを苦しめます。それはまた地球上のすべての生命に悪影響を及ぼし、命を縮めることになるでしょう」
「響きが脳幹、視床下部の血流を回復する大橋理論とオルゴールにそれを発見し効用を広めた佐伯吉捷は、自然界の響きが医療界に大きな功績を残すでしょう。」「病の根源である環境悪化に負けた病源を取り除かない限り、とめどもなく病は発展し遺伝子さえ変えていくでしょう。病と怪我を改善、予防し、今のトレーニングをしながら”脳からの新しいトレーニング”を加えてみませんか」 日本オルゴール療法研究所 所長 佐伯吉捷