岡 潔 博士が「美しいと感じるときのみ情緒の器が育つ、そのことが、現在の教育の中から見失われている」ことを説かれたことは、前節で述べました。
そして、”ひびき”による生命中枢の脳幹と視床下部の血流を回復したことは、旧文部省の大橋 力先生が証明されました。
本項では、脳幹と視床下部の機能が育つことで、更に、生体の機能が変化、育成することを述べたいと思います。脳幹は、肺と心臓をコントロールして、新鮮な酸素と栄養を全細胞に届けられます。
そして、全身の細胞40兆個から60兆個を元気にして、臓器と器官40種類を最善の機能に上げて、私たちの生体を調整しています。生体が調整されているなら、生体の本来の機能、自然治癒力も、自然免疫機能もそして、細菌やウイルスや様々の病気から身を護る抵抗力のある心と身体が作られていると考えられるのです。
生体の本来の機能が正常に育っているなら、風邪やウイルスを引き込まない、強い心身が期待出来ます。それは同時に、抵抗力の強い子供に育っていると云えるのです。
それならば、バイオリンやピアノの生の音が聞こえている環境が良いのでしょうか?そうですね、少し周波数が足りないですが、CDなどのデジタル音より格段に良いのです。
オルゴールには、どの楽器よりも優れている周波数を持ち自動で鳴る長所を持っています。新生児に胎教から脳に届く音とひびきが必要なのです。その音は生の美しい音楽であることが大切です。