昨年、突然にメニエールになり、とてもつらい思いをしました。かかりつけの耳鼻科から都内の大病院に、さらに大学病院へと診察を変えて、必死で治療に専念しました。
そして、めまいは治まりましたが、後遺症の難聴、耳鳴りに悩まされていたのです。耳に膜が張っているような感じでテレビの音も片耳でしか聞こえないのです。
それ以上にいらいらするのは大きな耳鳴りです。薬を処方されていましたが、いっこうに改善される様子はみられませんでした。ドクターから『もう聴力は固まりましたね、薬も止めましょう』と言われてがっくりしました。
こんな病状が一生続くのか?楽しいことはもう何も出来ないのか?と思い落ち込んでいました。後になって、家族からその時のようすを『落ち込んでいて10歳くらい老けて見えたよ』と言われました。
よーし回復する可能性のあるものは何でも試してみようと思い、インターネットで行き着いたのがオルゴール療法でした。オルゴールの響きは、人に聞こえない低周波・高周波も出ていて脳幹を活発にして血流を促す、という理論を読んだことから興味がわきました。内耳神経はまさしく脳幹(橋の下縁)から出ているからです。私の場合には一回から効果が出たのです。
『聞こえが良くなったのが分かりますか?』と大学病院の難聴耳鳴特殊外来の医師から訪ねられた時に『エーそんなことがあるのですか?』と初めは信じられない気持ちでした。
もう聞こえの回復がないだろうと思っていましたから。検査では右耳の聴力が約20%しかなかったのに、その時約60~70%の回復が見られたからです。驚いたことに、1回のオルゴール療法で聴力の回復がみられたのです。暗闇に光がみえたような気持ちです。
現在、16回の療法で2ヶ月半経ちました。検査では、聴力が約70~80%の回復です。生活には支障を感じなくなりましたが、もう少し高音域での改善を目指しています。耳鳴りは以前の大きい時を10とすると約3くらいです。これも更なる回復を望んでいます。
今後、オルゴール療法研究所にお願いしたいのは、疾病毎の効果率をまとめてほしいと思います。著効例だけでなく全てを情報公開して頂きたいです。苦しみ悩める方々に大いに参考になります。
オルゴール療法に出会えて本当に良かったと感謝しております。
4月25日 S.Y. 60歳代男性 埼玉県