モンパープルに音色と音の強さに魅力!
都立駒込病院の脳外科部長の篠浦伸禎先生に、もっと、求め易い、オルゴールをと云われて、出来たのがモン・パープルでした。木箱の材質に、箱の形、大きさに、板の厚さに、“ひびき”を増し、良くする為に、ギター材アガチスの木を加えて、良い音が出ように、工夫しました。サンプルが出来上がった時に、思ったより良い音と、“ひびき”に、そして、以外に強い音に、副所長と共に喜びました。そして、それは、多くの未だ知らない、病状で苦しんでおられる方への喜びでもありました。音色と“ひびき”の健康効果を思う時に、確かな自信になりました。
全ての楽を含めて、音を作る部分と、それを共鳴させる器とが、揃って楽器は出来上がるのです。それは、始めに計算出来ない難しさがあります。作って診て、音を出して、更に美しく、“ひびき”の良い、倍音の良い音に育てるのです。そして、使いこなす毎に、音色は育ち、深みを増し、百年の間、育ち続けるのです。それは、オルゴールにも云えるのです。現に、今、当研究所で使っているオルゴールは、10年20年経っているオルゴールでも音色は育ち、深み、落ち着いた音に、多くの方が涙を流されるのです。
オルゴールの条件に音色があります。 ひびきも大切です。 強い音もなくてはなりません。その上に音楽があります。始めに音色ありきと云っても良いのですが、敢えて、最後に上げました。美しい音色も、箱の材質を選んだ時にその重要性は、充分にあります。
美しい音色は、いつまでも聴いてきたい、飽きの来ない音色は、長く聴いて、病状を溶く上で大切です。更に、情緒・感性を育てるからです。大脳の機能でしょうが、耳が、脳が受け付け易い音の種類であることは明白です。美しい音は、強い“ひびき”と共に、オルゴール療法に大切なのです。
美しい音は、又、音の倍音に影響します。音が重なり合う時に、限りなく、透明であることは、倍音と同じく、交ざりけのない、美しい音でなければなりません。純正音律と言いますが、その限りない、整調された音こそ、美しい音なのです。
オルゴールが純整調に近い音に調律されていることに、感心します。多くの重音、倍音の中で、純整調に近いおとこそ、美しい音色となるのです。