西日本新聞のコロナ禍アンケートの「主婦の困ったこと」から
「家族に束縛される時間が増えて、一人での息抜きの時間が持てない。息抜きできるのは家族が寝た後で、不眠症になってしまいました」
不眠症はアンケートの上位を占める症状になりましった。
不眠、不安、いらいら、思うとおりにならない、どうして解ってもらえないの? 我慢が出来ない、些細なことが許せない、など多くのマイナス感情が鬱積して、不眠になってしまっています。
コロナ禍という環境の変化に耐えられなくなりました。そうです。環境の変化なのです。多くの病気の原因が環境悪化であることが解ってきました。病気は大気汚染や、電磁波・化学物質や、放射能や光や水も良質でなくなっています。およそ主立ったもので50~100を数えられるようになりました。
家族との不和はその筒一杯の環境悪化が主因、それを引き出すきっかけだという主張が理解されるようになりました。ほとんどの病気は、環境悪化による、心身の弱体化で、家族の感情不和は、それを引き出す”きっかけ”にすぎないのだというのです。家族との不和の状態は、環境悪化など、もっと根本の問題でもあるのです。
とは言え、実際に直面されている方たちには、他人事ではありません。顔を見合わせてため息が出ます。家の狭さや、片付けの不満や、何もかもが不満の材料になり、更につのります。
不眠は神経系の疾患とされています。いや病気にされたくない、それ程重く思っていない、と思っておられるでしょうが、少し落ち着いて考えてみましょう。神経系のものなら、音楽はいかがですか? 緑いっぱいの自然が沢山の農村だと、滝や海や、空は、朝日や夕日は? 雨も風も寒さも暑さも私たちの周りにある全ての環境はあなたの身方です。
生の音楽があれば最高ですが、美しさ、音楽の持つメロディーやリズム、そして音に隠れている、脳に大きく影響する、自然倍の音、低・高周波の豊富な“ひびき”は脳を沈めてくれるはずです。
音は、一音だけではなく、自然界にあるような、沢山の音、自然倍音のある音、そして美しい音です。脳は大脳や小脳だけでなく、生命中枢の脳幹や視床下部の脳です。頭にある全ての脳が受け入れる生の音がいいのです。
テレビやラジオ、PCやスマホのデジタル系の音音音楽は殆どが倍音のない不自然な音で出来ていてそれが又イライラに通じています。テレビもラジオもスマホもそれぞれに役に立っていますが、脳を休め、機能するには、不足なのです。デジタルの音では、赤ちゃんや子供たちの発達を遅らせる為に、欧州では、14才迄の発達中の子供に携帯電話を売ってはならない、広告をしてならい国もあるのです。
1日中テレビとスマホやゲームの虜になっていると、脳の発育が遅れることが報道されています。
美しい生の音がいっぱいの中、自然に触れること、声を出してみること、ストレスを取る方法は沢山あります。みんなで探してみませんか? 佐伯吉捷