オルゴールが胎教に良いとスイスオルゴールを日本に紹介して、四六年、鬱や高血圧を改善し、癌やパーキンソンや認知症、リウマチが正常になる経験をしました。オルゴール療法を正式に始めて二六年になります。
今までに、ひびきによる脳からの療法が、歴史的にみても、なかった療法界に、さまざまの音響機器が出てきました。
改めて、オルゴールの長所、欠点をみて、“ひびき”による脳からの医療とその可能性を探してみましょう。
「箱の中から,小さな音楽、同じフレーズを繰り返し、段々遅くなって止まる、」はエジソンが蓄音機を発明したときの、オルゴールの欠点でした。しかし、その時代でさえ、思い出の宝、代々の家の宝として珍重されました。
そのオルゴールに可聴域を超える、超低周波から超髙周波の存在を発見して、オルゴール療法と名前を付けました。ハガネの音弁はピンで弾かれると、止まることなく、可聴域を超えるひびきを空中に放出し続けて私たちの健康に良い結果をもたらしています。
オルゴールの生の“ひびき”の存在は、デジタル音の音楽ばかりになった現代、貴重な存在です。オモチャ楽器の小さな音楽は、今も「美しい生の音楽として」持ち続けています。岡潔博士は、「美しいと感じる時のみ情緒の器が育つ、音楽は芸術の中で最も優れている」と説かれました。美しい生の音楽と自然界の“ひびき”を持ったものが、一部の楽器以外に見当たりません。
短い音楽は欠点ではなく、美しさが大切なのです。テレビや、ゲームや、スマホや電子音楽が、家庭の音楽の中心になってしまった中で、今やオルゴールは貴重な存在になりました。
オルゴールはゼンマイの力で自動で演奏し、音楽を繰り返す特性があります。オルゴールは進化して、自動で15分、60分を、モーター駆動で、1時間、3時間、6時間、の自動演奏が可能になりました。ゼンマイを捲けない方、手の力を弱めたご高齢の方、乳幼児には、音楽は自動で鳴る必要があり、オルゴールはその機能を持っています。病状改善には“ひびき”を脳や臓器器官に長時間取り込まなければならないのです。ガンや難病を改善出来ているのも、長時間演奏で“ひびき”を脳の中枢部に届けられるからです。
オルゴールが木の箱に入っているのは偶然ではありません。時計職人アントワーヌ・ファーブルは、懐中時計で鳴った音楽を木箱に入れて現代のオルゴールのひな形をつくりました。それは、今や、音楽とひびきを持ち運べる長所となり、更に、木の箱に入れて共鳴させることで音を大きくひびかせたのです。更に、その“ひびき”の箱を身体に直接に付けることが疾患改善には欠かすことの出来ない、大きな利点になり、身体にくっつけても“ひびき”は止まらない性質が療法改善にとって大切な要因になったのです。
オルゴールは美しい生の音楽を木箱の中で、繰り返し自動で鳴る、ハガネの振動は長時間空間に広がり、熱帯雨林が持つのと同じ自然倍音の大きな“ひびき”になるのです。沢山の“ひびき”を長時間心身に供給することが疾患の改善に必要であることも解ってきました。生の美しい音楽を長時間自動演奏する特性が心身の不調を正す為に大切であることが解ったのです。
蓄音機の時代に低くみられたオルゴールは、これからは、オルゴール療法として、“ひびき”の健康法として、医療機器の分野で認められ、美しさによる情緒教育や、胎教から乳幼児の養育に、14才までの成長期の子供たちに、運動神経や感覚神経の必要なスポーツの世界に、更に、二十才までの科学する脳の発育に欠かせない、あらたな価値を見いだしつつあります。オルゴール療法の、まだ隠れている価値を探し続けます。未知の世界に、ひびきの素晴らしい旅をご一緒しませんか!