ミニオルゴール博物館(六)東京日本橋本石町オルゴールサロンルヴィーブル
オルゴールのいろいろ(2)
1.当時のシリンダー型のオルゴールです。スイス製は音色を透明にする為に折れやすく、2から3本欠けることが良くあったのです。当ミニ博物館のアンティークオルゴールは、欠けたものはありませんが。
2.当時の貴重な調律していた頃のマスターキーボードです。一本一本純正律(音の倍音に濁りのない)に近い調律法が取られました。これは現代のオルゴールにもその名残が見られ音の美しさに貢献しています。
3.モスク型のタバコ入れです。ボタンを押すと、鳥がさえずりながら六面の扉が開きます。当時の王侯貴族の優雅優雅さを彷彿とさせます。
4.マロット:権勢を誇った大英帝国時代にビクトリア女王が使った、赤ちゃんをあやすガラガラです。植民地を沢山に持った大英帝国の女王が使ったことで世界に流布し有名になりました。フランスの人形制作者とスイスオルゴールのギド・リュージ社長は当時百本限定でつくり、当社が全量引き取り日本に紹介しました。
5.猫の貴婦人:フランスで作られた優雅な貴婦人の猫が、スイスのオルゴールで音楽を奏でながら動きます。これが作られた当時、日本に入って来た時に取り合いになるほどの人気ものでした。