いずみホールでの第1回オルゴールコンサートの開催!
初めてのオルゴールコンサートを大阪グランドホテルで100名のコンサートを開催して、後に、700席のいずみホールのオルゴールコンサートを思い立ち、ホール完成の祝賀式に参加しました。
ホールの最後尾の席で著名なホールの音楽監督のお話しが始まりました。本格的な音楽ホールの音質に期待しました。ところが、ホールの音楽監督のお話が“ひびき”過ぎて何を言っておられるのか分からないのです。直ぐにメモを書き、マイクを少し離してお話しされるようにお願いしました。
その“ひびき”過ぎのホールは、弦楽四重奏や、ソロ楽器の演奏に適している、そして、オルゴールコンサートに最適と判断したのです。
当時、オルゴールコンサートは珍しく、おそらく、世界でも例がないと判断して、いずみホールに、アンティークオルゴールの開催をお願いしました。ところが見事に断られたのです。テーブルモデルの少し小型のディスクオルゴールを持ち込み熱心に説明しました。
それでも、断られたのです。「当館では、生の演奏しか許可しないのです。オルゴールは、対象外です」と4度足を運びましたが、見事に断られました。
当時、関西日本・スイス協会に席を置いていましたが、そこには、関西のそうそうたるメンバーで、住友生命の会長さんもおられたので、最終的にお願いしてみようと思っていましたが、5回目にいずみホールにお願いに上がったときに、やっと許可がおりたのです。
初めてのいずみホールは、ほぼ、満席に近く、「これだけオルゴールファンがおられるなら、音楽のファンを作ることが出来るでしょう。2日連続でコンサートをされませんか?」と言われました。毎年、クリスマスコンサートの恒例となり、三〇回を超えるコンサートになりました。そして、ホールから東京の紀尾井ホールをご紹介頂く程になりました。