リュージ社に特注の3曲/144弁“ラ・カンパネラ”(鐘)
ヴァイオリンの名曲「ラ・カンパネラ」は、ニコロ・パガニーニの作曲、ヴァイオリン協奏曲の一部で、難曲として世に出ました。超絶技巧を要した名曲で、後にフランツ・リストがピアノ曲に編曲して親しまれるようになりました。
オルゴールにこの曲をスイス・リュージ社にお願いした時に、果たしてオルゴールで出来るだろうかと危ぶみました。恐らくピンの数は2千本を超えると想像したからです。リュージ社の当時編曲者にもお会いしたことがあり、大変な音楽家で、オルゴールへの編曲に期待しました。
出来上がった時のオルゴールを聴いて驚きました。オルゴールとは思えない程の出来だったからです。単音から始まり、最後のグリッサンドの素晴らしさに驚嘆しました。これがオルゴールかと思いました。フジコ・ヘミングさんの手の交錯の激しい演奏を見るにつけ、あの難曲をいとも軽々とオルゴールは弾いて見せたのです。
144弁のラ・カンパネラは当社だけのオルゴールにお願いして、72弁のカンパネラは広く普及しました。今でも涙が出る程の出来映えに、何度聞いても、当時を思いだして、感動は薄れません。
オルゴールは、いつ聴ても、新鮮で、飽きることがありません。まして、このラ:カンパネラだけは、当時を思い出して、その思い出と共に、正に宝物なのです。 日本オルゴール療法研究所 所長 佐伯吉捷
「アクセス」
【 道 順 】
- 東京駅 日本橋口 徒歩8分、丸の内北口 から12分 東京・日本橋・日本オルゴール療法研究所 東京都 中央区 日本橋 本石町3ー2ー6 ストークビル7階
- 神田駅 南口から高架沿いに8分.新日本橋交差点向かい左へ3ビル目
- 総武線新日本橋駅 2番出口から4分、右へ信号を渡り右へ5ビル目
- 大手町駅B6出口から8分・A2出口から10分
- 銀座線 三越前駅A8出口7分、左へ信号を渡り3丁目の信号を左折
次の信号を越えて7つ目のビル・ストークビル7階
- 半蔵門線 三越前B1出口から5分
- 各線 大阪駅 中央南口より徒歩6分
- 地下鉄西線 北新地駅 徒歩3分
- 御堂筋線 梅田駅 徒歩6分
- 谷町線 東梅田 徒歩5分
- 四つ橋線 西梅田 徒歩5分