骨や筋肉の機能低下をロコモティブシンドロームと呼んでいます。年齢が進むと、筋肉の力が弱くなり、坐位から立ち上がったり、片足立ちで靴下を履くことが難しくなります。60歳を境として急激に進行するというものです。
その診断方法として、40cmの椅子から片足立が出来るかというテストがあります。69歳の男性にオルゴール療法の効果を試してもらいました。
1.先ず、40cmの高さのヒノキのベッドに腰かけて頂きました。片足立ちで立ち上がることが難しく、数回のトライで、やっと立ち上がれましたが、バランスを取ることが出来ませんでした。
「膝がパンパンになり、ジンジンしています」とすぐ後の膝の状況を説明してくれました。すぐに72弁のオルゴールを裏返しにして、膝の上に置き、手で支えて15分間聴いて頂きました。疲労物質が減少したのでしょうか? 「膝が軽くなり、パンパン、ジンジンがなくなりました」と自覚された感じを説明してくれました。
そのあと、2回目のオルゴールのカノンの曲を膝の上に置き、途中5分くらいで、途中ですが、一度片足立テストをお願いしてみました。スッと立ち上がって見せました。
疲労からの回復が早いことが確認されました。2回目の慣れも考えられます。繰り返し効果です。筋力の回復、元気になった状態が見られたことが大きな収穫です。弱くなった、即ち機能低下した部位に直接オルゴールを当て、カノンの音楽を与えることで、気持ちよくなり、筋力の回復があったと言えましょうか?
そういえば、女性の坂井さんは、お母さんの認知症対策にオルゴールを用意されました。「144弁、72弁とディスクオルゴールを極ふつうに聴いていましたが、デイスクオルゴールに直接手を当てて聴くようになってから、早い回復が見られました。驚く程に、極端に良くなっています」と興奮気味にお話しを頂きました。
手の先にオルゴールでカノンの音楽を聴くと気持ちが良くなり、元気になったと考えられます。血流、神経、筋肉など全ての機能が回復されたのでしょう。又、それまでに、オルゴール療法による音楽の蓄積もあり、手で触ってからの極端な回復は上乗せの効果も考えられ、十分に説得力のある報告だと思います。