今日、不眠症と自律神経が不安定の男性がオルゴール療法研究所施療室にお見えになりました。長く眠剤を服用され、自律神経も不安定ですと、お話しの途中で、狭心症と心臓の異常もあると打ち明けられました。
以前からオルゴール療法を知っていて、ホームページでご確認されて個別療法を受けられました。不眠症がとても気になるご様子でしたので、不眠症になる環境に電磁波も大きな要因になっていることをお話ししました。
72弁のオルゴールでカノンを効き始めて直ぐに陶酔されるように首の力を抜くように聴き入りました。それを4度、1時間ほど聴かれました。その次は144弁のマドリーナを2回、デイスクオルゴールのスワン2種類、ディスクオルゴールのバロックを2回合計で80分眠ったように聴かれました。
眠くなるのは、張り詰めた神経がゆるんでいる証拠でしょう。気持ちの良いのは、カノンの曲のオルゴールが良質の“ひびき”を持ち、下降旋律と美しい音楽のお陰でしょう。
血流の循環が身体を温め、栄養が全身の細胞に届けば、全臓器と器官が機能して、神経も、眠れない、消化が悪いと言われるものが、改善されることでしょう。
カノンを60分、マドリーナを10分、スワンを10分と個別療法をほとんど説明なしにお聴き頂いたのは初めてのことでした。眠るように聴かれてお声を掛けるのも遠慮なほど、陶酔するように聴かれたのです。このまま眠られるように聴くことが良いのではないかと思って、カノンという曲の効果をこんな風に聴けることを感謝しながら、言葉も掛けずに聞き続けました。
多くの病状改善に、その効果と副作用のないことの確証を得る、検証を確かめる為に,一般に、沢山の動物実験が行われていますが、オルゴール療法は、副作用のない、安全性はクリアしているので、この25年間の当研究所の改善症例は、有り難いことに、その証として利用させて頂いて、新しい方たちの症状改善の希望の為に大いに役立たせて頂いております。
オルゴールの持つ素晴らしい特性を改めて感じながら、その男性とご一緒に聴き続けました。スイスの時計職人アントワーヌファーブルは、時間になると音楽を自動で奏でる懐中時計としてつくり、その後音楽の箱となりました。
ハガネで作られた音の弁は、強く弾かれて、自然界でも珍しい、楽器の中でも最高の周波数を持つ“ひびき”を備えて、オルゴールはその健康効果を知らずに造り続けられました。その音楽の箱に健康にする大切な“ひびき”があり、未来の医療の為になるのだと感慨深く、聴き続けました。早くそんな時代が来ないかなと遠い世界を思い続けています。T.K.さん 60才代 男性 埼玉県 記:佐伯吉捷